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私はどんどこ歩いていく
がれきを抜け、野を超え、風に吹かれ、口笛を吹きながら。
「らーらーらららーらー」
「やぁお嬢ちゃん元気がいいね」
「元気ですよ!」
「そいつはよかった、よかったら手伝ってくれないか」
「何をでしょうか?」
「それがだな川を渡る橋が落ちちまっていてな、そいつを上げるを手伝ってほしんだ」
「わかりました!」
「やっぱりお嬢ちゃんは元気がいいな」
「いえいえ元気くらいしかありませんよ」
「そいつはよかった、そんじゃ行くぞ」
「はーい、らんらーらんらー」
「それは何の歌だい?」
「これは覚えていなんですけど、なんか心の奥から湧き出てくるんですよ」
「そーか、そいつはすごいな、ならその歌俺にも歌えるかな」
「きっと歌えますよ、二人で歌いましょう」
「らんらーらんらー」
「なんだか気はずがしいが、悪くもないな、ははは」
「うん、いい笑顔です!」
するとまわりにいた動物たちが現れました
「なんだなんだこの騒ぎわ」
「楽しそうだな、俺も歌っていいか」
「いいですよみんなで歌ったほうが楽しいですもん!」
そして気づくと音楽隊ができていました。
そんなことをして歩いていると、落ちた橋のところにつきました。
「ここなんだよなー」
みんな一斉に歌うのをやめてしまい、そして嘆きました
「なんだよ、これは、もう、わたれねーじゃないか」
「大丈夫だよ!みんなで建てようよ、歌いながら」
「そーだな、歌があればへっちゃらだ」
「そーだそーだ」
「いっくぞー」
「らららーららら」
愉快な声とともにみんなは歌いだし、そしてみるみるうちに直せました。
「やったなーお嬢ちゃん」
「はい!とってもうれしいです!」
「みんなお疲れ様」
「おつかれー」
「じゃみんなバイバイまたうたおうね!」
「気恥ずいがまた付き合うぜ!」
「あーまたなお嬢ちゃん」
そしてまたどんどんと本を探しに歩いていきます。