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和紙の冒険  作者: 和紙
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ページ1

私はそうしてここにいた。

ある時のことだ、外の静けさに窓の外を見る。

そこはいつもの世界ではなかった。

あたり一面銀色の世界が広がっていて。

時計の針が止まっていることに気づいた。

私は玄関を飛び出て外に出る。

すると時計の針が動き出した。

また一歩外へ出ると、そこには花が咲いた。

私はゆっくりとまた一歩一歩と歩く。

「こんにちは!」

「あなたは?」

「俺はこの世界の住人です」

「住人さん?」

「あの私どうしてここに」

「あー記憶がなくなっているんですね、俺もそうでしたよ大丈夫です」

「えっと。。。どういうことですか?」

「大丈夫、大丈夫とりあえずついてきて!」

私は彼に連れられ大きな城まで来た。

「ここは?」

「ここはですね、私の家です」

「これがあなたのお家ですか、ずいぶんとすごいですね」

「何を言ってます、あなただって持ってますよ」

「え?」

「ほらほら入った入った」

せかされるまま大きな門をくぐった。

「お茶です、どうぞ」

「おいしい」

「それはよかった、それじゃまず今日のお仕事です」

「お仕事ですか?」

「そう、お仕事、ここにいるとたくさんやらなきゃいけないがあるんだよ」

「なるほど?」

「ああその顔はわからないって顔だね」

「いいや、そのだってこんな大きなお城に住んでいるのに、お仕事があるなんて不思議で」

「そーだよな、俺もそうおもうのさ、でも大きい分大きいことをしなきゃいけないのがこの世界なのさ」

「何をしたらいいですか」

「まずは本を読んできてくれ、どこかにある」

「本ですか?なんでもいいですか?」

「なんでもいい、むしろ好きなのを選べればそれに越したことはないぞ」

「わかりました、それでどこを探せば?」

「探すってそりゃすべてからさ」

「すべて?」

「ほらもう行った行った」

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