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白いツバサ Fake imitations  作者: どら焼き☆い
第三章 出来損ないの模造品(Fake imitations)
32/82

第零章 「白いツバサを持つ少女」前編

白いツバサ0章「白いツバサを持つ少女」


俺、佐野理久さのりくは生徒会の書記をしていて、浮島学園第1小隊第二分隊生徒会書記チームの隊長だ

どこにでもいる平均的な体躯で成績は真ん中・趣味はチェスや将棋と格闘技観戦の、平凡な容姿のごく普通の高校生だ

そして隣で書類整理をしてる、栗色のロングヘア―の髪の少女は

俺の七歳の頃からの幼馴染で生徒会会計をしていて副隊長の愛野あいの・リーゼロッテという名前の

これまたどこにでもいる親がちょっと家がお金持ちのごく普通少女だ

俺たち二人は昔から、りっくん・りっちゃんというあだ名で呼び合っている

「はーやっと終わった」

「いっつも会長と副会長は俺たちに押し付けてどどっかいく」

「はは、そうですねいつものこととはいえ」

そうだ、この生徒会の生徒会長と副会長は榊原帝都と榊原連というのだが

榊原兄妹これがとんだ食わせ物で

すぐ生徒会の仕事さぼるわどっかいくわ、揚げ句の果てに「勉強とかめんどくさいし生徒全員今日から夏休みな」とか言う始末だし!あーもう!

まあ一言でいうなら自由を形にしたような人だ

「そういえば、最近町で不審な殺人未遂事件が多発してるね」

「はい・・・」

・・・・・未遂で済んでるのはテラーじゃなくて人間が引き起こしてる犯罪の方の確立が高い

理性の薄い下級テラーの類が、計画性のある行動をとるはずがない

それか・・・高度な知能を持ってる上級テラーが軍の迎撃から漏れて町に来ている可能性もある

「それなんですが・・・・これ」

「ん?この事件・・・・・いつもその事件の付近に66小隊がいて見回りコースも被ってるな」

俺はりっちゃんから手渡された資料に目を通す

「本人達に聞いてもしらを切られるし・・・・」

「じゃあ・・・」

「すこし、後をつけて調査するか」

「うーっす、入るぜ理久」

「ああ、おはよう・・・・・・って昇利その返り血はなんだよ」

今部屋に入ってきたのは他の生徒会のメンバーだ

「おう、うちらに因縁つけてきた弱小部活がいたからちょっと締めてきたんだよ」

「ほどほどにな」

こいつは俺の親友の稲妻昇利いなずましょうり

見ての通りの不良で喧嘩っぱやいが、頭が悪いというわけではなくむしろ陰で努力する勉強ができる不良だ

多分、会長もそういうとこを見てひき入れたんだろうな

「お兄ちゃん、リーゼロッテさん先に来てたんだね私は自主練で遅れちゃて」

「一花ちゃんは相変わらず、強くなるのが好きですね」

この少女は俺の妹の佐野一花さのいちか

かなりのトレーニング好きで、元気っこで

かなりの戦闘狂だ・・・・

兄としては危ないことはやめてほしいけどな

「佐野君、それで頼まれてた会長と副会長の居場所だけど・・・・森にいるみたいだよ」

「未開拓の森?なんだってそんなとこに・・・・・まあなんにせよいつもありがとう星野さん」

星野恵ほしのめぐみさん、知的で冷静で落ち着いた少女だ

ただ、星野さんは自分に自信がなさすぎるという本人も「自分は役に立たない存在」だとそれが当たり前だと思ってる節がある

星野さんは俺たちにはできないことも知らない知識ももってるんだからもっと自分に自信をもっていと思うだけどな

「私が佐野君のためにできることはこういうことしかできなから」

「一意専心・日進月歩、して佐野殿最近テラーの活動が著しいと聞くが」

「ええ、会長も手伝ってくれるといいんですけどね」

「愛野殿それは到底、無理な話だろう・・・」

この人は鬼ヶ島桃子おにがしまももこさん

代々鬼の血がその身に流れてるという家に生まれたらしく

とても真面目な人で、生徒会の突っ込み役で

そして戦闘では剣術の達人だ

「よし、みんな集まったことだしさっそく活動に入っていこうかまず今年の文化運動会の設営メンバーを・・・・」

とまだいだいこんな感じで

俺のいつも通りな普通な日常は始まっていく


放課後、俺は66小隊の担任教師の飛鳥先生と66小隊を生徒会室に呼び出してほしいという旨の話していた

「何?66小隊を生徒会室に呼び出してほしいって」

「わかった、話だけは通しておこう・・・・・・ま聞いても無駄だと思うがな」

「あの子達は・・・ふ、そうだな君ら生徒会の佐野君たちとは反対の存在だよ」


やがて、しばらく時がたちそこそこ広い部屋の空間に机を間に挟んで二分するように数名の男女がいた

「このいずれかの事件に君たち66小隊が近くにいたわけだが・・・・何か知っていますか」

「あー、それは・・・・・そう!正義の味方ごっこしてたんです事件のあるほうにすぐ急行して」

「太郎君!それ怪しすぎるよ!(小声)」

狛犬太郎と大空音海はひそひそ話をしていた

いや、全然聞こえてるけど・・・

「本当にそうですか?証拠は?それを証明してくれる人はいますか」

「あ、レフリーさんとか休憩寮の子達が証明できますよ!」

今話してるのは例の66小隊のメンバーだ、こうやって直接生徒会室に招集してみたわけだが・・・

やはり、特に成果はなかった

そして66小隊・・・・そのメンバーは

小隊長兼第一分隊隊長の狛犬太郎、副隊長兼副分隊長の大空音海

以下第一分隊メンバーのロボ子・風魔斬・黒衣陽子・古木ぐるみ

第二分隊の隊長が鳳凰鳳、朱雀棘、以下鳳凰家に仕えるメイドで構成されている

第三分隊は現在募集中につき空席

なんか名前や雰囲気がぽっどでの悪役みたいな感じだな・・・

「じゃあ、嘘はついてないと心から言えますか?」

「「う・・・」」

66小隊全員押し黙った

だけど、そんな時だった、俺のポッケに入っていた携帯端末が鳴り響いた

見ると、着信は生徒会長となっていた

「こんなときに会長から電話!?・・・・すみません少々待ってください」

「は?勇者が後一年探せばみつかりそう・・・なにを言ってるんですかあなたたち兄妹は」

「チャンス失礼します!」

「あ!待って」

言うや否や、66小隊の面々はこの場から逃げてしまった・・・

「やっぱり本人たちに直接聞いてもはぐらかされるだけか・・・・」

「ていうか怪しすぎますよねーわざとやってるのかっていうくらい・・・・」

というか・・・・

会長のあの電話が無ければ逃げられなかったのに・・・

いつも、こうやって邪魔される

「というか・・・・どうして会長はほんっと邪魔ばっかりするんだ!」


逃げた66小隊は一息ついて、部室に戻っていた

「ふー、危なかったセーフ」

「アウトだと思うよ・・・」

「でもこれは言いたいよね・・・・僕らがやらなくちゃいけないんだと」

隠し通すことは無理

ならば

「・・・・・隠し通すことが無理なら、いっそのこと巻き込んじゃうとか」


それは、ある日りっちゃんと買い物をしてるなんでもない日常の時に起こった

今思えばあれは・・・

「ぶつかっちゃてごめん怪我はない?」

「あ・・・食べ物・・・・っ!」

俺は公園の時計近くで時計を見ていたけそ、前から走ってきた女の子に気付かずぶつかってしまった

俺は、謝罪にとまだ手を付けてない持っていたホットドッグをあげようとしたが・・・

「・・・ごめんなさい・・!」

女の子は走り去ってどこかに言ってしまった

「あの子瞳が赤い・・・」

「この世界では珍しいことじゃないと思うけど」

赤い目くらいは

この、いろいろ異世界とか混じった世界では珍しいことではない

少女に、普通と違う違和感を感じたが・・・

きっと気のせい、そう思うことにした

「う~ん、きっと気のせいだなうん」


その場を、急いで離れた少女は

すでに異変が起きていた

「もうダメ・・・・もう抑えきれないっ・・・・!」


一方そのころ、こことは別の極めて近い世界では

ある少年少女たちが運命の環に巻きこれようとしていた

「今日も部屋から出てこないね・・・あの子」

「まあこういうのは時間がかかるからねー」

「そそ私たちにできるのは根気強く「ここ」にいてあげること、気長にいこ」

「なあはあなたといっぱいお話したいのだから出てきてほしいの」

いやすでにこの出来事がおこるのは偶然の必然かもしれない

何故なら彼女らが世界で最初に異世界に行った人間として・・・

「やあ・・・久しぶり、束の間の平和は楽しかったかい?」

「どうやら、僕の運命の環にはいつも君という存在が邪魔をして僕の研究で君は悲しい運命に向かうらしい・・・いや偶然の必然というらしね、だから僕は君たちの友人として助けてあげたいんだ、君だって嫌だろ・・・自分が世界を滅ぼすなんて、だからそんな友人を助けるのは当然のことだろ?」

「だって僕たちは友達じゃないか」

「砂粒・・・!?いや見た目は違うけど」

「君は強い・・・だから、永遠に僕の居ない世界でおさらばだ」

「待って・・・あなたは・・・本当はいったい何者なの?」

これが起こったのが少年少女の物語が終わった後なのかそれとも途中で呼ばれたのかはわからない

何故なら未来は無数に分岐しているから

当たりが光に包まれていく、その隣には桜の木

始まりの時とまったく同じ状況

その瞬間、小休止していた白いツバサの物語が再び動き出した


そして、66小隊を密かに尾行することが決まって数日

それからしばらくたって予定通り決行することとなった

「あら、だれかと思ったら生徒会の人じゃない珍しい」

「セイン銃士に加藤博士じゃないですか・・・そういえば今日は」

「ああそうだ、肉便器ども今日はここの見回りの担当は俺たちだからな、くくく」

「別に私はこんな頭エロゲー男と一緒に仕事したくないわよ、時代は魔法竜騎士よ」

「何?聞き捨てならんな、だいたい魔法戦士だの魔法小隊だの魔法少女の亜種は犯されてるために存在であってな・・・」

短く言うと学園の高校三年生で先輩で個性的な二人だ

先ほどの二人の会話を見てもらえればわかると思う

ていうか、仲悪かったら一緒の小隊にいないと思うだけどな

二人は言い合いをしながら僕らより先に担当のエリアに向かっていった

「じゃあ」

だけど、66小隊をしばらく尾行してたどり着いたのは

「廃工場か?・・・・ここ」

「おいおい・・・・?そこら中がひどい有様だな・・・」

「荒唐無稽、一面荒野・・・か」

「お兄ちゃん、なんか気味悪い・・・」

今はもう使われてない廃工場だった

しかも、そこら中が何者かによって鋭利な刃物で傷つけたような跡が見受けられた

「!」

近くで生き物の足音がしたような気がした

手元のレーダーを見ると、確かにいくつかの動くものの反応がある

テラーとみて間違いないだろうな

「みんな、戦闘準備だなるべく密集してお互いの死角をカバーしながら進もう」

「このテラーが今回の事件の主犯でしょうか?」

・・・違うだろうな

まず、テラーだったらわざと殺さないようにする知能を持つものは上位のテラーのみ

ここには下級しかいない

「・・・いやそれはあり得ないとと思う、あっちはこっちを殺すつもりだろうし」

「とてもわざと殺さずにおいておくような知能をもったやつじゃない」

などど、思考してる間にも、テラーはこちらに接近してくる

とりあえず今は、このテラー集団の討伐をしなくては

「とにかく、攻撃してくるぜ理久!考えんのはこいつらをぶっ倒してからだ」

「まずは、散開して戦いつつ様子を見る、星野さんは後方で情報収集を頼む」

テラーとの戦闘が始まる

一同は、ばらばらになりそれぞれ戦う

だけどただ考えなしに戦うわけじゃない、策を練り

俺は予習と復習をかかさない性格だからだ

「こいつらと似た種族と戦ってるからわかってると思うけど、この種族はパワーはあるけど動きは遅い・・・だからみんな脚力強化の魔法と防御系の強化魔法をかけよう」

「体毛や肌の色から判断して弱点は調べなおす必要がある、星野さん頼む」

「はい!わかりました」

恐らくこの中でそこそこの強さのテラーが俺の前に現れた

俺は武器である、打撃用の小手と蹴撃用の膝あてを装備する

「・・・!こっちのリーダーを狙う知能くらいはあるか」

俺は牽制になるべく広範囲に攻撃するための矢を沢山ふらせる「爆撃」という魔法を放つ

目的は当てることじゃない・・・相手に防御の選択肢をとらせるため・・

「ガードブレイク!」

その瞬間、俺の鋭い正拳突きがテラーのどて腹にささった

「ぐげぇ!・・・・防御してるのに!?」

「俺の果実は防御を貫通するんだ・・・相手がそれを「防御って思えば」全部」

そうだ、俺の果実は「防御破壊・ガードブレイク」

その名の通り、相手が防御と認識したものは鉄だろうが魔法だろうが関係なく武器や拳の衝撃による攻撃を通すことができる

けっこう利便性いい果実でその気(時間がかかるが)になれば相手の肉や骨や防御と認識して破壊することも可能だ

「理久のやろーばかり活躍させるわけにはいけねえな俺もひと暴れするぜ!」

「おらぁ!」

「ぐえー死んだるごぉ!」

昇利の武器である両手に装備した二本の大剣が勢いよく振り下ろされる

大剣が振り下ろされた地面は衝撃と電気を伴って次々抉れていきテラーを吹き飛ばしていった

昇利の果実は「電圧操作」だ

簡単に言うと、雷系の強い魔法みたいなもので強い雷属性攻撃ができる以上だ

ぶっちゃけ科学者もどんなものかよくわかってない果実らしい

「私もガンバちゃう!あは!本当に勝負っては楽しいなぁ!スポーツと同じ勝って負けて」

「体がっ・・・・動かねえ・・!」

一花の果実は「凝血」だ

切り付けたり触れた部分、相手の手や足など体の一部分の動きを一定時間止めることができる

一花の武器であるナイフと・・・爆弾であるナイフの刃通しやすくすために使うらしい

最近の女子高生生は物騒だな・・・・ほんと

「りっくん、後ろです・・・・もう油断したらだめですよ」

「あは、悪い悪いだって背中はいつもりっちゃんに任せてるから」

「ふふっそうでした」

りっちゃんこと愛野・リーゼロッテの果実は「キャンセル・不発」と「貫通・ペネトレート」だ

一度見た相手の行動を強制的にキャンセルできる

ただしキャンセルできるのはすでに発動したもののみ、銃や魔法を行為したときだけ

例えていうならコンボキャンセル能力だ、3秒に一度のインターバルが必要

相手の必殺技ゲージやMP(魔力)的なもの、ぶっちゃけ体力を無駄に消費させることができる

武器はレイピアとダーツの矢で、相手を点で攻撃するレイピアとキャンセルを遠隔で発動させるためのダーツの矢を使う

「貫通」の果実は、どんな硬いものでも細いものなら貫き通すことができる能力

「疾風迅雷・疾風怒濤!」

鬼ヶ島さんの果実は「羅刹」だ

身体能力強化系の果実で、体の力を高めるだけでなく相手の血管や魔力が見える

武器は言うまでもないが刀で、相手の血を吸えば吸うほど強くなる妖刀「毀滅」

「書物検索・・・・・みなさん、このテラー大部分は氷属性が弱点です」

星野さんの果実は「本・音読」、自分の持ってる本を自由自在に操れる

読んだ本の内容を100%引き出す能力だ、魔導書なら下位から上位魔法を、絵の描き方なら絵を、図鑑なら弱点から強みを

知識を引き出す・読める・本を完全に読み解く力と言った方が分かりやすいだろうか

もちろん、その分選ぶ本の内容は吟味しなければならないが

だけど星野さんは真面目で勉強では力を使わず問題を解いている、なので果実を発動させながら読んでいるのはだいたい魔導書か魔獣の図鑑が中心だったりする(元々学業やスポーツに果実の力を用いることは禁止されてるが)

武器はもちろん本そのものである

「相変わらずよく訓練されていますね、私のでる間もないなまったく・・感心するわ」

「あ、マーガレット署長何故ここに・・・しかも一人で」

「ええ、偶然君たちが調査してるであろう怪異が気になってなね」

この人は浮島の斑鳩市の斑鳩警察署のマーガレット署長

何度か事件が起こったときは協力してことに当たってくれる心強い人だ

「それと、最近デモとか大使館とか病院の警護に人員を持ってかれてな人手不足なんです」

「なるほどだから手の空いていたマーガレット署長が一人で捜査をしてたんですね」

俺たちと、マーガレット署長が他愛もない世間話をしている時だった

マーガレットさんが、何者かの気配を感じて

後ろへと武器を向ける

「だれだ!そこで何をしている!?」

そこには、二組のガスマスクのようなものを着けた男女がいた

「ちっばれたか・・・・」

「待て!」

マスクの二人組は気づかれるや否や、すぐにそこから逃げ出した

「不用意に追いかけない方がいい!ここにまだ大勢いる!」

マーガレット署長が指さした先・・・

そこには一人の小さな子とそれを取り囲むようにテラーが襲おうとしていた

「テラーに誰か襲われてるいや・・・テラーを食べてる・・・?でもあの子」

休みの時、あの公園であったような・・・?

いや、この子昨日公園であった子だ間違いない

「なんだ・・・これ?・・・・・なんだこの化け物は」

だけどその瞬間、一人の子供の姿が

巨大な化け物に変わった

「アア・・・・・アア・・・・・・アア・・・・・」

その姿形は、全身が食べ物でできていた

ドリアンアボカドハンバーグケーキスパゲッティプリンかつ丼ツナ缶そしてお子様ランチの旗

いろんな食べ物がごちゃ混ぜになったような人型の食べ物の巨人

そしてその胴体の上の方

そこに遠くてよく見ないが、人の顔らしきものがある

「アア・・・・モット・・・・モットタベタイナ」


それは全てを飲み込む欲だ

この世をすべてを飲み込んでもなお足りないどす黒い欲の塊

それをあえて一言で表すなら

食べ物の化け物いや食欲の化け物・・・「暴食」を体で表したかのような・・・


「攻撃してくる!?みんな戦闘態勢!」

食べ物の化け物は、食べ物できた腕を勢いよくなぎ振るう

すると、コンクリートの壁がまるでウエハースでできてるかのように

いともたやすく抉れていき、バラバラに壊れていく

「なんて馬鹿力だ!」

そしてさらに・・・・・食べ物化け物はその砕いたコンクリートだろうがプラスチックだろうが

ありとあらゆるものを口と思わしきものに放り込んで

その体躯をどんどん成長させていった

もはや、物理法則などの常識は通用しないかもしれない

「コンクリートだろうがなんだろうが食ってる・・・・なんなのこれ、わけかんないよ」

「生徒会諸君、ここは私に任せて!」

「相変わらずすごいガトリング裁きですね」

グレーテル署長の武器、ミニガンが轟音を鳴らして銃弾を発射して化け物の体をえぐっていく

しかし、とうの化け物は次々と周りのものを食べてはその肉体を回復させていく

「ちっ・・・埒が明かない、もっと火力が必要ですね」

「では、俺とマーガレット署長で奴の注意を引き付けてあとのみんなで大火力の魔法を撃ちこみましょう」

「ええ頼みます、ほんと頼りになるね君たちは」

「「了解!」」

「僕の友人の邪魔しないでくれよ」

「な?・・・・がっ・・・ぁあ!」

その時、その場の全員が何が起きたかわからなかった

グレーテル署長が突然現れた少年に腹を剣で貫かれたのだ

そして、その少年はまるで瞬間移動でもしたかのようにすぐ消えてしまった

「りっくん!」

少年の突撃の襲撃に気をとられてた俺は、一瞬の視線の移動が命取りとなってしまった

化け物に強烈な攻撃で弾き飛ばされて地面を転がって、血を吐いてせき込む

「っぅ・・・・ガードブレイク!」

俺は追撃しようとする化け物のフォーク攻撃を脇腹に受けながらカウンターに拳を見舞った

この手応え・・・・心臓に入ったか

「・・・・グぁ・・・!?・・・逃ゲなきゃ・・・」

その瞬間、食べ物の化け物は苦しそうに手部を頭部と思わしきところにもっていき

苦しそうにもがき苦悶の身振り素振りをしていた

「逃げたのか・・・・?・・・・・・!それよりマーガレット署長の手当てを!」

でも、今は謎の少年にやれたマーガレット署長の手当てを

それに・・・あの少年はいったい?

「心配は無用・・・・今しがた皮膚を焼いて傷口をふさいだとこです、不覚をとりました」

「なんとか動けそうですが、戦闘は無理ですね・・・・」

さすがマーガレットさんだ、そんな無茶な方法で傷をふさぐなんて

しかし、マーガレットさんが戦闘できないとなると

後は俺たちが頑張るしかない

「大丈夫です、後は俺たちで」

「りっくん、なんか嫌な予感がします・・・この事件ただのテラー騒ぎじゃないかもしれません」

「ああ、この雰囲気なにかおかしい」

「・・・・なんだあれは?桜の木の上に光が・・・・」

りっちゃんが指さした方を見ると、そこでは

桜の木が光ってた

正確には、桜の木をしたオブジェ

あれは、地元の有名な芸術家が建てた地元でも綺麗だと評判のものだ

だけど、何故それが・・・?

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