第一章 第二話 「ぽっと出の悪役みたいなやつら、の自己紹介」
昨日の作戦から一日たった朝、世界は嘘のように平穏だ。
そういえば今日はメールで顧問の先生から部室に全員集めるよう言われんだ。
副班長こと私は身支度を整えて学校へ向かおう。
「狛犬君おはよう、メール見た?」
「あ、カミュ様ドロップ来たあああああ!…う、うわあああ」
私は盛大に道に転がってた道に落ちてたお芋けんぴに転びそうになったが狛犬君が支えてくれてことなきを得た、体は密着してるけど。
「っと女の子が顔傷つけちゃあかわいい顔が台無しだよ……ねっばこ☆」
周りにピンク色の少女漫画空間をまき散らし、ドン引きされてるのに二人は気づかなった、お芋けんぴがついたまま。
そんな他愛ない会話をしながら歩く、今日もいつもと同じと思って。
中学・高校合同漫画研究部・手芸部・将棋囲碁部合共用部室
部室の名前相変わらず長い…。
扉には高中合同中隊No10高中合同第56~75小隊の看板が掲げられてる。
まあ、治安の見回りは分隊か班でやるし合同で出撃なんてテロか立てこもりでも起こらないかぎりありえない。
そして中は油ぎったバカ達の脂ぎったオーラで満杯だった。
「珍しくみんなそろってる」
「今日は部室のグッズが埃かぶらないように掃除するために泣く泣く登校してるんだよみんな」
そういいう私も自分のイケメンのフィギアをせっせと磨いてる。
その中でもアクティブ系のオタク、野中拓が話しかける。
「太郎氏、今週発売のエロゲ萌え燃えロリボコちゃんはどうだったでござる」
え?何その激ヤバタイトル。
「アレは名作だったね、ロリボッコちゃんの父親が悪の頭領で特に凌辱ルートの主人公の怪人とロリボッコちゃんが殴り合って和解しラスボス化した科学者を倒して怪人と人間の社会を作り結婚式もUSB○ナホ対応」
「ぐふ、太郎殿は凌辱ルート派ですかかくいう拙者は純愛ルート派ですなデュフフフ」
朝のアレが台無しだよ!。
ていうか今の純愛ルートじゃないの?!間にどんな監禁凌辱が?!…帰ったら太郎君に貸してもらぉ。
次に漫画研究部の女子グループが話しかける。
「この少女漫画なんだけど今女子でクライス×メイドちゃんかクロ君×メイドちゃんで同人誌の表紙を決める投票しててね私の一押はカイン様×クロ君だけどね……ぐ腐」
「断然クロ君×メイドちゃんだね最初ヤンホモだったのに今はメイドちゃんにヤンデレで中盤の嫌っていた女の子の可愛い所に葛藤するとことかそして主人公の女の子が天然クーデレなのがいい」
そしてこの守備範囲の広さよ、私も影響されちゃってる…。
ていうかイケメン!大好き!私も読みたいよー。
「あ、それ私も読んでみたい」
「じゃあ今度持ってくるね」
「おっと、顧問の先生が来たみたいですな噂によれば全員呼んでも直接関係あるのは太郎氏の小隊だけらしいそうでござる、拙者達大半のオタクは低見の見物ですな」
その場を後にする女子グループと野中拓。
入ってきたのは漫画研究部の顧問で保険医の白百合・セルスティーさん。
ボサボサの長髪でやる気なさそうな目と猫背が特徴の人だ。
「揃ってるようね、じゃあ早速だけどお前たち66小隊に新しく分隊が加わることになったワイ、元から2分隊しかなくて足りなかったらちょうど良かったじゃない」
「こんな時期に班じゃなくて分隊?、多すぎませんか」
通常5~6人で一つの班10人集まれば分隊30人くらいで小隊となる。
「いや二人だけよ」
その言葉にだれもが驚く。
その二人だけで30人くらい強いというのか、もしかして…。
「その先の説明は俺達がしよう」
「助かるわ、じゃあ頼む」
そう言って入ってきたのは浮島学園生徒会生徒会長「榊原聖都」と副会長「榊原蓮」だ。
改めてみると皆が美男美女という評価されてるのもうなずける。
学園でも180センチの高身長で鋭くて一重のきりっとした瞳、常に自信がありと言わんばかりの顔だ。
そして生徒会長のその少女漫画みたいな長くてツンツンした金髪の前髪、そして顎がとんがってる。
副会長は兄妹だけに高身長スタイル良し(Dカップという噂)・兄より少し丸い瞳・自信のあるたたずまい。
兄と違う薄い金髪でストレートのハーフアップで先の方にウェーブがかかってる。
二人とも大胆で、かつ理論的な考えをもってる性格だってみんなの評価だったな。
こういう人の人生とか気になるな…・と危ない他ごと考えるのはいつもだ。
「紹介するぜ、入りたまへ」
そこには………二人の男女?が両手両足を拘束された人型のラバースーツに口の空気穴からシュコーシュコーという音をたちながらただそこに棒のように立っていた。
「「「なんか変なの入って来たーーー」」」
部室のあちこちで不審者か?怖!変態?というこえが聞こえる。
「あ、このたびの補充はお断りします会長お疲れ様です!」
「こらこらまだ話は終わってませんわよ」
(扉へ)逃げる僕たちを塞ぐように蓮がたちはだかる。
「いやだって絶対おかしいでしょう!なんのエロゲですか?!ヤンデレとかどエムとか二人もいるんですよぉこっち⤵」
「いやいやそういうのじゃないから、これは俺たちの趣味♡」
全員ドン引きしてる。
まさかこんな人だとは、前から人を食ったような予想できないこという人とは聞いていたが。
今、少なくと漫画研究部の腐女子評価落ちてる、いや上がってるかも。
「しょうがない、面白いからそのままにしておきたかったけど本人の口から喋ってもらおう」
そう言うと会長はラバースーツのジッパーを下げ顔が現れる。
「「え!?」」
!…あれは昨日戦った…・えーと紫姫っていう人と…白服の人あの顔、会長が言った教科書の勇者とにている?。
というか息荒くないですか?。
「げほっ…ごほっ、なにしてくれるのよ!息が苦しいじゃない!?」
「だって二人とも無駄な抵抗するから安全な方法で運ばさせてもたったってわけさ(ウィンク)」
紫姫は猛獣のような剣幕で会長に噛みつこうとするが手足は拘束されたままだ。
「まあ、というわけで今日からこの二人はここのメンバーだ」
「え?え~と…よろしくお願いします…?」
「よろしく」
「「あっさり承諾したよ!?」」
これでいい、聖都と蓮を相手にここから逃げるのは無理。
機会をえるため学校の情報を集める、大きな事件を利用してヘイを頼るか。
「…えーとまあ、まずは自己紹介からしましょ、まー戦いたくなかったけど近くに最前線が近くにあるいつかここも戦場になるし……・人が死ぬを黙って見過ごせないしね」
白服の青年から紹介が始まった。
「…じゃあまず僕から」
「名前は、コール・ベルダット」
その発言にみんな驚いてる、目の前に世界統合前初めて「地球」側から「カラー・マギクス」側へ行った最初の人物で、邪悪な魔王を倒し「カラー・マギクス」を救った勇者。
その容姿は白を基調とした甲冑に肩にバルト公国の鳥の羽を持ったドラゴンの金刺繍、178センチくらいでザンバラ切りの薄い茶色の髪のイケメン。
同じイケメンでも生徒会長とは違った温和で優し目と雰囲気をだしてる。
「地球」生まれの僕たちでも有名だ。
昨日見たあの斬撃の威力にも納得がいく。
「でも、たしか教科書では魔王討伐したあとはロンドン・バルト連合国の王様になったって」
「いま王様になってるのは…ただのなりすましよ、それに本物のバルト公国は滅んでるし本物はこの通り引き篭もっていたのよ」
「正直、調子にのって勇者になって後悔してるよ…俺は」
「元はただの冴えない普通のオタクだ」
彼の表情は暗くうつむいた。
「異世界に召喚されて伝説の剣を引き抜いたりオタク知識が役にたったり容姿がかっこよくなって沢山の仲間に囲まれて人生変わったと思ったんだ」
「現実は漫画や小説のように外面だげ強くなって自分が弱いままだって分かったんだ 力なんて意味をもたない」
その言葉に太郎は思った、本当に弱い人だから漫画みたいな覚醒や力を手に入れることができんたんだろうな
「俺は”救えなかったんだ”」
「…”世界”は救った、でも一人の少女は救えなかったんだ、俺のせいだ…」
「俺が戦ったらまた”小さな世界”が不幸になるんじゃないかそもそも資格がないって…こんなとこさ」
世界を救った勇者にそんなことがあったなんて…。
影武者だってことでも驚きなのに、最初に異世界に行った(引き篭もりのオタク)人で。
「魔王倒した後は戦うのが嫌でまた引き凝ってるとか……設定盛りすぎ!」
「班長また本音漏れてる、そして考えが普通とずれてるし」
「まるでライトノベルの主人公だ、それに異世界に転移までして失敗する人初めて見ましたよ」
狛犬君は手を机について呆れた口調で言う。
「本当は狛犬君そんな挑発して嫌われないか内心バクバクのくせに」
汗と動悸で狛犬は実際には動揺していた。
「……ちなみに本名は鐘鳴孝よ」
いまさらっと真顔で重要なこと言った!。
「次は私ね、紫姫よ」
昨日戦いは必死だったからだけど改めてみると、142センチの愛くるしい体系(貧乳AAかな?)短めのスカートの黒色のドレス、紫の瞳と紫色のボサボサ(地毛)の長髪、人形みたいな白い肌かなりの美少女だ。
「苗字はないわ、しいて言うならコール…かしら、ちなみにベルと違ってただの人間よ」
そして苗字がない、いわゆるこの世界でも戦争の二次被害で行き場を失う子供は沢山いるしな…ん?コール?。
「…もしかして二人は夫婦なんおですか?」
「いやいや、まさか」
「う、…ああまあそんなもんかな、同棲してるけど結婚式とかしてないし…”戸籍上必要だから苗字を借りてる”って所かな」
彼はないないといった感じで否定したけど、紫姫の顔は若干紅潮して落ち着きがなくって髪の毛をクルクルしてる。
「副班長もある意味班長より天然だからなあ」
「ちなみに得意魔法はベルが”すべてが普段も高水準”まあ俗に言う”ある時だけ”チートかしら、でもベルって特化・特殊型によく負けるのよこの世界標準だと機械全版も弱いわねー」「で私が”「白と黒の幸せももたらすもの」はいひっ…・いや「赤と青の毒」”かな…異名みたいなもんよ」
「はい、これで私達は終わりね」
「なるほど、だいだいわかりましたありがとうございます」
「次はこちらの紹介ですね」
な~んかダブルアンパサンド多すぎでいかにも隠してますっよって感じだな、まあベラベラ喋る奴の方が信用できないしな。
「じゃあようこそ第66小隊”平均以下で落ちこぼれ以上”と」
「第1分隊”パッチワークキルト”と”第2分隊”秘密の花園”へようこそ」
「…中学生が考えたような痛い名前ね」
てかなに中二ネームね、お前らもアンパサンド多いわ。
「みんな、”ちょ-っと理解されない”だけの人達でさ…・」
そう言葉を話した狛犬太郎は薄ら笑いをしていた、気味悪ささえ感じられる。
何?気のせいかあの班長という少年に理解できないものを感じたような。
「自己紹介の前に説明しておきます、いきなり果実とか言われてもわからないと思うんで」
勇者が姿をくらます5年前から魔法と科学の世界の代表的な象徴、それが個人の適性に合わせてくっつけた能力”果実”。
何億あるデメリットのある禁忌とされる危険な魔導書を科学で平均化し安全にしたもの、毒存性のある薬物投与による超能力発現を魔法で安全にしたものなのなど、国連政府の戦力増強方針で全員に施行されました。
そのどちらかを持った人が俗に一般人普通な人、両方や二つ以上もった人がエリート、能力を持たない落ちこぼれまあこれはエリートが勝手に言ってるだけだけどね。
僕も最初は自分にも特別な力が!と思ったけど、周りも一つもってるのが普通になるってもんだら落胆したな。
一つしか持ってない人は役に立たないようなな能力ばかりだから一般人と変わらないので、持ってない人との仲は悪くない所か努力を称賛してるし、むしろ外れ引かされた人は同情されてる。
と、「果実」について簡単に説明された。
…ふーん、私たちがいない間そんな事になってたね、まあベルと旅したときも特異な魔法を使ってくる奴は五万といたわね。
ていうかまるで違法スレスレのこと世界全体でやってるのね。
「で、僕から僕は66小隊の隊長で第1分隊の分班長」
「狛犬太郎です」
昨日の戦いで見た紫姫の第一印象は、どこにでもいる普通レベルな指揮官で生意気な子供というものだった。
容姿は黒髪で七三わけにしてる平均的な童顔醤油顔で背が平均より低いことくらいの普通の男子だ。
「僕の特徴は普通、…っていうかほとんどが普通ちょっと下…・普通以下なんだ、頑張って中の上っていう」
「でも記憶力とか歴史はちょっと得意かな」
よく、もっとこれが普通なんだからなんでできないの?と言われるんだよねと心の中でナイーブになってた。
実際彼は勉強運動戦闘どれをとっても”頑張って”普通、そしてそれが彼の本音限界だった。
「ある意味すごく普通、まるでそこらへんにいるモブなんだ…自分で言って」
「オタクの守備範囲はエロゲ―から少女漫画まで」
「うわぁ」
紫姫は変質者を見る目でドン引きした。
で…少女漫画ね…今までよんだことなかったな。
「そして毎日突然空から女の子がきたり中二的な力に覚醒したいです!本当に…」
さわやかなドヤ顔とガッツポーズで言うが狛犬太郎は、それが嘘だと紫姫の目で見ても一目でわかった
…なんというか痛々しいとうか、無理やり強がってるようにしか見えないわ。
「そして僕は「柔らかくする」果実をもっている、あと防御系の魔法が得意なんだ、武器はいろいろ使えるかな盾が一番好きだけど」
太郎はそこら辺にあった画鋲をぐにゃぐにゃにした。
むっちゃ普通ねそこらの奴でも持ってそう。
紫姫はこの狛犬太郎という人物は測りかねていた。
少なくともこの少年にペースを握られることは注意しなければならないと思った。
「それじゃあ次、私はこの小隊の副隊長で副分班長の」
「大空音海です」
たしか昨日戦った印象では戦闘は弱い普通の少女って感じだったけど、なんでいかにもこんなオタク部屋にいるのかしら。
容姿は昔ながらの古風な水色のセーラー服を着て、童顔でくりくりした小動物みたいな瞳。
甘栗色の短いツーサイドアップの髪型とペンギンのヘアピン、それに隠れぽっちゃり体系だった。
「…私も乙女ゲームとかコスプレとかよくするほうかなロボちゃんやよーちゃんと…はは」
この子もオタクだった!。
「私は勉強は普通ちょっと下だけど運動特に戦闘では弱くて足をひっぱちゃうんだ」
「でも音海さんはこの小隊で一番の火力要員なんだ、それに数学が少し得意だから僕は助かるよ」
そういわれて苦笑した。
「私は「放出」の果実です、制御ができないタイプの能力だから日常では不便なんだ、ほぼ武器のみで戦います」
蛇口につないである水のたまってるホースを上向にして水をだした、どういう能力よ…?。
まあ、同じ女としては応援したくなるくらい素直で良さそうな子ね。
紫姫の感想そんくらいだった。
「じゃあ次はキリ君だね」
「俺は風魔新だ、よろしく」
あの時後からきた三人の内の忍者っぽいやつか……バナナの皮で滑ったこと思い出したら腹立ってきたわ。
容姿は中肉中背で青色のザンバラ髪、鋭い目つきと知的で冷静な雰囲気だ。
「はははー、風魔君すごいにらまれてるー」
「あ、勉強はからっきしだけどウチの班では戦闘ではぐるみんと並んではぐれの方の中級テラーを倒せるくらい、それとアレも強い」
「…そうだな、せっかく仲間になったんだから教えとこうか俺の好きな物は」
「ゲームだ」
「ゲーム?」
その言葉にベルが反応した心なしか目が食い気味だ。
「そして俺の果実は裁断だ、武器は忍具と得意魔法は幻覚状態異常系などなど」
斬はそこらへんにあった布を真っ二つにした。
ゲーム…しばらくやってないな、そうベルは思った。
「次は…マスター私です」
「ハジメマシテ、名前はロ・コットン・ソーイング・コロッケ・ボーロ13世」
「です」
「な、長いわね」
現れたのはここで初めて昨日の戦いにいなかった人?が登場した、いやそういえば途中で結界の反応が消えて扉のとこにいて抱えられてたような。
その容姿は背は低めでパステル調の桃色のショートヘアで学園共通のみずいろのセーラー服。
そして目に生気がなくぼーっとしているいてどことなく無機質で機械のような雰囲気を醸し出してた。
「長いのでロボ子とお呼びください」
「はいロボ子さん」
はあ、ベルは天然だからなあと紫姫は思った、ていうかベル見て顔が紅潮してるようだけど大丈夫なの?。
「続いて私の特徴ですが、ご覧のとおりロボットです」
「いや、見た目は普通の女の子ですよね?」
「最新鋭ですから、なにせどちらの出身でもないもので」
「実験番号13、ロボットに心を待たせるため、カラー・マギクスの魔法ゴーレムの魔法を使ったのが私です」
「果実はもってませんロボなので、戦闘も苦手ですゴーレムの部分が脆いので、サポートやオペレートを ぶっちゃけします、あ…………あとやおいが好きです今度聖都×ベル本だしますね」
科学と魔法の混ぜ合わせって想像以上になんでもありね。
そして、さしたる戦闘能力をもたないが肉体と脳が人間じゃない以上注意すべきね。
「はい、次、顔を赤らめてたのは腐女子だからか」
「いやいやちょっとまって!?今取返しのつかないことが始まろうとしてる!」
「…悪くないわねブツブツ」
「じゃあ次は…」
無視された!?紫姫さん!?!?!?(ベルダットの心の声)。
「次はよーちゃん、こっからちょっーと変なメンバーになるかな」
…今までも十分変だけど、と紫姫は思った。
「はいはい!私ね!私、黒衣陽子よー!」
耳をふさぎたくなるくらいのかなり大きい声であいさつしてきた。
昨日の戦いで三人の内唯一突破してきて鈎爪で襲いかかった女の子か。
(あなたはどんな味がするのかなあああぁ?)
(私は一対一だとしつこいよ!)
なるほど思いだしてみると確かに言動がやばそうね。
容姿は小さめの身長、まんまるした藍色の瞳と背中の中まで伸びたセミロングの薄い黄色の髪片側に赤いリボン、下地の白と水色が黒色に染まったセーラー服に赤色のリボンをつけてる。
「私の特徴と正確はねー、うーん?思ったこと思いついたことはなんでもやる、とりあえず当たって砕けてみる、そして戦うのは大・大・大っ好き生きてるって感じ」
「猪突猛進ってこと…」
ベルはライトノベルや少年漫画によくいる戦闘狂キャラやゲラゲラ笑うタイプのキチガイキャラだと思っていた、だが…。
次の言葉は…いや行動は。
「そっしてー、食べる・寝る・エッチ!人間っぽいってことは生きてるって感じ!」
「で私の果実はモザイクだよ、”ここに来た時もらったのは”、えーとあとあとー”欲”をもってるかなーこれは能力じゃなくて体質みたいなものかな、それにしても二人って甘っくていい匂いがするね?幸せの匂いだあ………・」
ザクッザクッ
「え?」
「なっ?」
グチャ……ビチャ。
ベルと紫姫の二人は凍り付いてしまった。
はポケットから取り出したナイフを自分の手を突き刺して
グリグリと抉る。
表情はうつむいててわからない。
彼女は顔を上げ笑った少しだけ顔を紅潮させながら、にんまりと両手の人差し指を頬に差しながら笑顔で。
「よーちゃんはエムっけがあるからねー、初見の人はびっくりするね、うん」
「あははー、またやっちゃったひどいなーダーリンはー…エムなのは事実だけど、これわ私の体質だよー、危害が及ぶことないから安心して♡」
彼女の血みどろになってぐちゃぐちゃになった手は二人の気を取られてる内に止血が完了してた。
「これから仲良くしようねっ!」
「あ、戦闘では魔力の塊をぶつけたり、身体レベルをあげて物理で殴る!獲物は拳に装備できるもの全般特にかぎ爪とかだよー」
…なによこいつ。
理解できない理解できない理解できない理解できない理解できない…。
なんで自分の手突き刺してるの?なんで笑顔なの?私達二人以外みんな驚くことなく平然としてる?。
どエムってレベルじゃないわよ、こんなのとどうやって仲良くなれというのか…。
得体のしれない恐怖が二人を襲った、たった今二人の中の最重要警戒人物となった。
頭を整理したいが、なおも進行続く、狛犬太郎のペースだった。
「え~っとじゃあ次で最後」
「…名前は古木ぐるみだ………・帰っていいか?」
混乱する頭をなんとか整える。
確か昨日の三人の中で変な着ぐるみを着たやつだっけ、正直風魔斬や黒衣陽子のように魔法も直接戦闘もしてなかったからまったくどんな奴か分からないわね。
てかまた背の低い娘ね、乳はバスケットボールだけど、ロリキャラしかいないのかしら自分で言うのもおかしいけど。
容姿は銀髪のさらさらロングヘア―にあの時とちがって着ぐるみではなく改良した猫耳フード付きの標準セーラー服だ、表情は常に目つきが悪く不満げで視線を合わさずきょろきょろしてた。
そして手にはぬいぐるみも持っていた。
「ぐるみのの特徴か………そうだな、兄様が大好きだ……そしてネガティブだ……・今すぐ消えてしまいたい」
な、なんだ別にちょっとネガティブなだけの普通の子供じやない心配することなかったわ。
「ちっ…あにさまどいて、そいつ…殺せない!」
「え?私え?なんでっ?」
紫姫に向かうぐるみをまるで道でぶつかりそうになった時お互いよけて同じ方向に行ってしまうような感じで狛犬太郎はボーっとした表情でいつものことのように止める。
そうこれこそが彼女の一番の性格、狛犬太郎を愛しすぎてるのだ。
「ははっ、またぐるみちゃんの性癖がはじまったよー」
陽子の手はどういう手品か手は完全に治っていた。
「……だから陽子、ぐるみとお前では縫い合わないと…・」
「コノマエナンテ、琥珀につかかって壁ドンならぬ斧ドンしましたしマスターの食べ物に媚薬を入れたりしましたデス」
…ただの殺人未遂じゃない、それ…。
正直ここにいたら命がいくつあっても足りない気がするわ…。
「それで……ぐるみの果実は裁縫だ、……あそこにキグルミがあるだろ?あれで戦う使い方はいろいろ…・陽子のような仰々しいもんじゃないけど”自分を押しつける”の呪いかな……あるのは」
ぐるみはそこら辺の綿と布と布を一瞬で縫い合わせた。
まあこの子も大概おかしいけどさっきのに比べればマシか、こっちは直接戦闘でも十分倒せそう。
「な、なるほど~」
「……」
ここまでの起こったこの少年少女の抱いた印象をまとめてみた、浮かんできた感想は。
「……い、今のオタクは変わってるね~俺びっくりしたよ」
ちがうわ、ベルそうじゃないでしょ。
「しかし、中二ネームといいまるで物語の中盤で出てくる一話かぎりの個性豊かな悪役ね」
「グハッ」
彼は血反吐をはいてその場に倒れそうになった。
おそらく図星だったのね…。
「…主に後半二人のおかげでね、どこか悪役っぽいところも平均以下で落ちこぼれ以上”ゆえんなんだ」
「よし、これで一分隊の紹介は終わり、次はちょっとだけ主人公っぽいんだよね、外伝とかスピンオフの」
「次は、第二分隊ですね、バトンタッチです!」
そうして前に出てきたのは狛犬達より少し背が小さいメイド服を着た集団だった。
「初めまして、第二分隊分隊長の鳳凰鳳です」
「僕たち第二分隊はまだ中学生ですから、後方支援や昼間だけの見回りをしてます」
ぺこりと頭を下げる、礼儀正しいいい子みたいね。
容姿は158センチの身長水色の髪に女の子みたいな顔だちのやさしくてやわら雰囲気の美少年だった、何故か腕と足の服が重ね着で厚着をしていた。
「そして僕の好きなことは、女の子なの恰好をすることです」
…そんなだと思ったわよ。
「兄の影響でこうなったんです、あいつは男の娘を侮辱にしてます、僕も最初は洗脳されそうでしたけど」
「気づいたんです、つまり僕は可愛いものが好きで、真の男の娘としてわからず屋から可愛いを守ると」
「この小隊は変人のあつまりかしら」
もう、諦めの目になっていた
「そうだね」
軽く答える狛犬太郎。
「……」
もうなにも言えない…。
「僕は強く・そして可愛くなりたいんだ、のために、男の娘に対するすべての女の子の気持ちにこたえたい」
しかっりと前を見て確かな気持ちでそう答える鳳。
……少なくとも彼には彼なりの強い思いがある、そう思った。
「あ、すいません長くなって僕の果実は、魔法少女変身です、国ではなく鳳凰家独自で作ったものです、それと戦闘では魔法少女っぽい万能型魔法と……言いたくないけど…筋肉肉体言語と武器はマジカル☆ステッキです」
まあ少し変どころじゃないけど、さっきの高校生組と違って常識もあるしひねくれた面もないわね
普通の男の子で、いいのかしら。
「次は僕だ!」
「あ、時間が押してるのでこの子が最後あとはまとめて紹介します、それが主より目立たないよう本人達の希望で」
「で、僕は朱雀棘だよ!よろしくね!」
さっきとはうって違って元気な子ね。
容姿は120センチの身長とキリッとした吊り上がった瞳と八重歯がちらつく元気で太陽な笑顔、ウエーブのかかった長髪を一本に縛ってる、服装はシンプルな執事服?……女の子よね?。
「僕は鳳様の執事兼メイドなんだ」
「はは…・理由はかっこいいからだそうです」
「うん!僕の好きなものは、テレビや漫画に出てくるかっこいいヒーローになりたいんだ!みんなを助けるから!それに外で遊ぶのも大好きだお日様の日が大好き、だって今が好き!」
そうやって無邪気わらって見せた、まるで幼稚園児のようだった。
「棘ちやんにはもっと可愛い服着てほしいんですけどね」
なんというか見事に男女が逆転してるわね。
「僕の果実はヒーロー変身だよこれも鳳凰家特別製、植物に関する魔法が得意で戦闘では拳!剣!銃!それに58の必殺技と決め技は足技だ!」
なんか最後は普通ね、魔法少女とヒーローで対になっるのね微笑ましいじゃない。
時間がおしてるのかメイド姿の6人がそろって前へ出る。
「そして私たちは6人は鳳様のメイド隊で親衛隊です」
「私ことメイド長の剣製の冴子(冴子)と、左から長槍の幸子・大槌の美夏・ボウガンの零・チャクラのライラ・絵筆の卯月と申します」
冴子は濃い青髪のロング・左から栗色ショート・ピンクのツインテ・水色のおかっぱ・褐色肌で金髪セミロング・黒色の長髪とそれぞれ特徴がある。
「みなさんご主人様のメイドとしてふさわしいたしなみを身に着けております」
「以後お見知りおきを」
戦闘が強くて年齢が同じなのそろえるなんて、随分お金持ちの家なのねぇ。
「これで終わりかしら」
「そうだね、もっとほかにもいろいろ学校のこととか紹介したい人いるけど、明日にしよう」
「それと渡された資料に明日からの予定が書いてありますんで、お疲れっす」
二人は安堵した、早くこの空間からおいともしかった。
「そう、…・じゃあまた明日ね」
心の動揺を抑えながらクールにたちさっていく。
音海は思い返した、あの言葉を。
「そして毎日突然空から女の子がきたり中二的な力に覚醒したいです!」
さわやかな笑顔でこのように言う狛犬太郎は…。
狛犬太郎はこう考えていた。
そういうのは自称最初からわざとその位置にいる普通や本当に努力してる人や学園最下位の落ちこぼれにしか起こらないという世界のルールみたいなものがあると。
そういいう人だ、そういうねじ曲がって擦れた人だと副班長で相棒の私こと音海は改めて思った…。
それでも私はだからこそ太郎君が…。
教室を出たベルと紫姫の二人は頭と体を休ませるため今日はひとまずってことで聖都と蓮の家に泊めてもらうため生徒会室まで廊下を歩いていた。
「ふう…・どう思う紫姫?」
「どうって、言われて変人悪役集団?…そういうベルはどうなのよ?」
「彼らも事情があるのさ…君のように根は良い子かもしれないし」
「…………そうは見えないけどね」
紫姫のため息が聞こえる。
「まあ、一つ言えるのは」
やっていける自信ないなそう言おうとしたけど、でも。
今まで10年間ずっと二人だけで過ごしてきた。
だから
「「にぎやかになりそう」だ」
隣で女学生が窓を開けた、今まで感じたことのない新鮮できれいな風だった。
ベル達二人が出た後の部室はいつも通りの活動を終えてそのまま解散さんして太郎と音海は帰路に着いていた。
「まさか昨日戦ったあの人達が仲間になるとは思わなかったね」
「そうだね、しかも驚いたのが伝説の勇者で人生が主人公みたいだ、美少女付き」
「また、太郎君の知人に主人公っぽい人増えたね」
「気にしてないよむしろ楽しんでる僕の周りにはそういう人が最近増えてるしね、それより」
二人の表情は答えがわかっていたのか変わらないままだった。
「紫姫ちゃん可愛いなあ、ツンデレロリだし、なんか猫っぽいし」
僕は頭の上にメイドやスクミズなど妄想でいろいろ並べた。
「ふーん」
あ、ジト目で見られてる。
「まあ、音海さんの可愛さにはかなわないかな!」
「……も、もう恥ずかしいなぁ!」
音海さんは顔をボッと赤くさせて小動物みたいに鞄を持ち上げる。
むう、さすが毎日研究してるだけあるなあ太郎君は、冗談のつもりだろうけど。
こういう少女漫画みたいな展開、私は好きだだよ。
「仲間が増えて…これから楽しくなりそうだね」
「うん」
でも、もし……もしこの世界に奇跡を起こしてくれる主人公がいたらあの子も救えるんじゃないか。
そう、メロンちゃんという子を…。
夕暮れに向かって二人は歩く。