第二章 第二話 「試された66小隊と、この世界の魔法について」
5月14日の17時00分に投稿した二章第一話に5月14日の20時30分に追加分の話を改稿してあります
見てない人は見てほしいです
時は過ぎていき、遊園地に行く約束をした一日前の土曜日になった
僕たちはあらかた見回りの時間が過ぎていき撤収を始める頃だった
「今日も大したことないはぐれテラーばかりだー」
「油断大敵だ・・・エンカウントするぞ・・・何かと」
歩みを止め、風魔君が身構えたその視線の先には
木の葉がひらひらと舞う中
狐のお面をつけ、なんかテカってるボディスーツを着た銀髪の女性が公園の時計の上に立っていた
「なんだ!?変態か?対魔忍か?」
「痴女の確立が97%デス」
ぐるみが問う
普通に考えれば、軍人だけど・・・
「・・・・だれだ貴様は?・・・・近くにテラーがいたのに避難しないということは・・・軍の物か」
「・・・・・・」
お面の女性はこちらの問いには答えず
なんと棒状の武器を構え、ゆっくりとこちらに近づいてきた
「全員!陣形、ミドルレンジ」
「それとロボ子ちゃんは念のため戦闘宙域から離脱」
「分かりましたデス」
いきなりどこの誰だか知らないけど、敵意ありとみてよさそうだな
ロボ子ちゃんは静かに後方に退避する
陣形パターン・ミドルレンジ、風魔君ぐるみちゃんよーちゃんら三人が前に出て僕と音海さんが戦局の様子をみながら支援しすぐ後ろのロボ子がちゃんが相手の分析と情報を伝える正面きっての戦闘と様子見に最適なフォーメーションだ
それにしてもあの銀髪、どこかで見たことあるような・・・
僕達も武器を取り出し構える
「先に襲ってきたのはそっちですからね・・・気絶じゃすまないですよ」
女性の口が開かれた
「・・・・・さてと、お仕事お仕事」
だが、その言葉の意味を考える間もなくお面の女性は地面を蹴ってこっちに相対する
「!?」
「敵目標・・・現在私の後方デス?」
彼女は一瞬でロボ子ちゃんの背後に回り込んでいた
そのまま、女性は持っていた武器で殴りつける
前方の三人は間に合わない
後方にいた僕と音海さんはかろうじで相手の攻撃を武器で受け止める
「きゃ・・・!」
「早い!」
「ダーリン!オトミン!ロボちゃん!」
「ちっ!・・・離れろ!」
「大空、頭を下げて避けろ・・・!」
「ええ?うわあ斬君!?」
僕は体を無理やりひねったせいで体制を崩しその場から左に倒れ受け身を取る
音海さんも反応は遅れたものの頭を手で覆い倒れながら尻もちをつく
続けてお面の女性の肩に風魔君の忍者刀が、脇腹にぐるみちゃんのハサミ・ソードと足にはよーちゃんのスライディング足払いが炸裂する
はずだったが
「凄い!ひゅごい!・・・・」
右左正面の攻撃・・どの方向から避けてもも避けきれない攻撃のはずだったが、お面の女性は忍者刀を口で受け止めハサミ・ソードは腹に巻いてあるうんまい棒?みたいなものによって止められ足払いはまるで子供の用に楽しそうにジャンプしてかわした
うんまい棒・・・・・なんでうんまい棒だよ!?
突然できたうんまい棒に困惑するものの、気を取り直し
「全員、陣形アウトレンジ!・・・うんまい棒だがなんだかしらないけど!」
体勢を整えた僕たちは銃器射撃と魔法中心の戦術の戦法に切り替えた
だが僕達五人の息をつく暇もない連続攻撃にまったくひるまず女性は涼しい顔で回避していた
最低ではぐれ上級テラーを倒すことができる力を持ってるか!?
こんだけの実力があるってことは、僕達では敵わない可能性がある・・・
このまま戦っても勝てないなら答えはもちろん
逃げる!
「全員、退避!」
僕はいつも通り閃光弾と煙幕魔法、今日は催涙ガスの出血大サービスだ!
真夜中で周りに誰もいないしね
「逃げるなんて怖気づいたのかしら?」
「そうですよああ怖い!強い人には分からないでしょうね!」
そうは言っても、強そうな啖呵きってもやってることは敵に背を向けての逃走だけどね!
その隙に僕たちは、学校の当直の職員と学生がいる学校を目標に走り出す
現在先頭を走ってるのは以外にもロボ子ちゃんだ、足から無限軌道キャタピラをだして走ってるので以外にも逃げ足の速さから足手まといになることはすくないのだ
「太郎隊長・・・分析の結果逃げるのにはもっと大きな道が必要ですその道はわかりません道だけに未知デス・・・ナンチャッテ」
相変わらずポンコツロボットだけど、不思議とそのダジャレは場を和ませ冷静に考える不思議な力をもっていた
「だろうね・・・・ありがとう助かるよ、はは」
「はあ・・・ロボ子・・・なんだ、それ」
「あはは、みちだみちみちだー!☆」
逃げるルートは・・・・あそこだ!住宅密集地の民家の屋根の上は住民の安全上絶対ダメ、かといって近くの森や木々の繁みの中はかえって各個撃破されやすいし救援も届きにくい
あと残るは田んぼのあぜ道とかでも良かったけど、障害物がある方が僕たちは戦いやすい
そこで導き出された答えは・・・障害物があってなおかつ十分に戦える広さを持つ道
県道23号線だ
「みんなこっちだ!」
僕達は国道沿いに学校を目指すことにした
当然、謎のお面の女性も追撃と追いかけてくる
スピードでは小隊一の速さをもつ風魔君が僕達より先行し
時間差で爆発する起爆符の付いた苦無を木々や地面にさしたり
ロープや木々の蔦を操ってお面の女性の手足を拘束するよう「魔法で契約」していく
いく先々で罠をしかけお面の女性の追撃を遅らせる
彼が忍者という隠密機動の訓練をしてきた賜物だ
「軽い♪もっとすごいのが部活であるのよねぇ」
どんなすごい部活だよ!?
「もうだめだぁ・・・・・おしまいだぁ」
「ベージタかっ」
「あっ・・・・・・」
お面の女性の攻撃を足に受けてしまった音海さん音海さんは体勢を崩しコケてしまう
「捕まえた!」
その隙は逃さず、お面の女性の投げナイフが飛んでくる
だが、音海もただではやられまいと持っていた銃で反撃を試みた
「リフレクトショット!」
「あら、当たらなかったわね」
しかし無情にも銃弾は女性の髪を少し撫でた程度で明後日の方向へ、焦りで狙いが付かず外れた・・・
いや、わざとあてなかったのだ
「かかった!」
そうだ、銃弾は手首にあたって女性は持っていた武器を落としていた
外れたと思った銃弾は
音海さんの後ろに上空・・・月の方だ・・・月から銀色の円盤、そう三式ツールをあらかじめ展開させておいたのだ
月の光に紛らせて
そのほかにも道路の側溝の蓋やお店の看板に紛れさせていたのだ
音海さんの得意の跳弾技術が決まった!
「へぇ・・」
仮面の女性は楽しそうに驚いた・・・のか?
お面の女性の周りに銀色の円盤が多数浮く
「音海さんの三兄弟めがけて全員発射ぁ!」
僕達は音海さんの三式ツールめがけて魔法や飛び道具を発射していく
普通に攻撃しても避けられるか防がれる・・
なら、いっそすべてのが攻撃が無茶苦茶に動くランダム攻撃ならどうだ
しか囲んでるかぎり長く互いに攻撃を反射し続ける
だけど、まだまだだ女性は攻撃全てを周りの気流を操作し近づくものは一瞬で凍らせる冷気で叩き落としていく
うわ高度な風魔法や氷魔法も使えるのか・・・・
「驚いた!ただ逃げるだけじゃなく卑怯な手段だまし討ち上等・・・ふふ先生関心よ」
だったらもうこの瞬間に今もてる最強の必殺技を撃つしかない、だしおしみは無しだ
「音海さん!一気にいくよ」
「うん、共鳴!」
僕と音海さんは手を繋ぎあの斑鳩会館の時使った合体技を使う体体勢に入り
他の三人は二人の前出て女性のいく手を阻む
二人の周りに溢れた魔力が輝く
よし、チャージ完了まであと数秒!
「まった!今日はここまでッ♡お楽しみは最後まで取っておきたいの」
その言葉に僕たちは一瞬気を取られ
お面の女性はまるでタコののような軟体生物のような動きでいともたやすく魔力のピンボールから抜け出ししてしまった
その驚きで二人の必殺技も中断、魔力の光も消えていく
「うわああああ、なんだあれ人間か?」
「お酢をやっているからね~、じゃ!」
そして謎多き女性は蝶々のようにビルを軽くけって上って逃げていった・・・・のか?
そもそもお酢であんな風にはならない・・・
「逃げた・・・・・魔法なしに五階のビルに駆け上がって・・・」
「あ、あれ・・・なんかあるよ?」
「さすが!・・・連携力と運の良さはあの子達にも引けをとらないわねぇ」
「いつかみんななと部活したいわぇ」
嬉しそうに笑う狐お面の女性だが、次の瞬間頭を抱え苦しそうにしていた
「っ!・・・早くやれることはやっておかないと時間無いかなぁ」
「あの人が落としていったこれ、マイナーなクリア不能のバグゲーだ・・・」
「それにこれ・・・・絵本?」
その絵本は一周闇前話した「湯者とメロンと魔王と」の絵本だった
あの人がどこのだれで、何故僕達と試すように戦いなんの目的があってこれを所持していたのか・・・
一抹の、どころか謎だらけな遭遇戦だったけど
とりあえずみんな無事だったので先生に今回の出来事を報告して帰路に就いた
この世界の魔法について
「それでは第一回みんなで勉強会を始めたいと思います」
木曜日の今日は皆でお勉強会を開くことになった
だけど勉強会が開かれる図書室の一部屋は結構椅子が足りないくらい満杯だった
足りないぶんはミカン箱を机替わりしていた
なにせこの世界についてあまり詳しくない姫ちゃんたち(姫乃と華花以外)の学園のテストの結果が思わしくなかったため急きょ開くことにしたのだ
僕達はこころよく承諾、でどうせなら
僕達と姫ちゃんだけじゃなく紫姫さんたちのお友達やレフリーさんや則子さんにも勉強を教えてもらおうっていう感じにだんだん大きくなっていた
姫ちゃんは離れたとこにもいる後で未利たちもパソコンからノートの写しを送るって言てたな
「よろしくおねがいします」
「そんなにかしこまらなくていいですよ気楽にいきましょう」
「なんでも聞いてくれよな!スポーツでも恋愛でもオッケーだよ」
そういえば小木玲さんと三島朝子さんと二人は姫ちゃんたちと初対面だった
「それじゃあ早速始めましょうか」
こうして勉強会がスカートした
「まずはは歴史だけど・・・」
「デティシア協会が設立されたのは1000百年前よりずっと昔」
デティシアさん!・・・・・やっぱりこの世界にもいるんだ・・・
でもデティシア大聖堂があるくらいだんね
「地上に舞い降りた「天使」の声を聴いたデティシアという人がディラシアさんとベスピオ火山の噴火を予見してそのために慈善事業に取り組んで両国の戦争を終結させたことがきっかけらしいよ」
噴火する前に町の人に伝えたり避難を勧めたり
噴火した後も寄付を募って避難民のための物資を集めたり土地を耕し農作物の品種改良を研究したりし
戦争になりそうな両国を説得したり働きかけたらしい
「その功績を讃え、意思を汲んでできたのがデティシア大聖堂って感じだよ」
・・・・・この世界み来て薄々は気づいてたけど私の知ってるデティシア大聖堂の始まりと随分違う
さらにその後はデティシア大聖堂とエマ―・シュトレヒムの機術教会との対立がある点も違う
「姫ちゃんの世界の地球の欧米の宗教や中東の宗教と似た点があるね」
そしてそれは神の声を聴いたという点についてもにていた
「・・・そもそも」
「そういえばそうだ姫ちゃんの地球と僕らの地球は全くと言っていいほど同じだ」
華花は思案していた
そうだ姫ちゃんたちの地球と僕たちの地球がつい最近の途中までは同じ歴史をたどってきたってのもおかしな話だ
これではまるでコピーというか並行世界だったと
ただカラーはこっちより天使の存在の方が大きいという違いもあったりする
「太郎君よくそこまで覚えてられるね、やっぱりすごいよ記憶力」
「自分が楽しいことや興味があることは全力なんだけどね・・・、なんせ歴史はストーリーだからね」
やはり、形や名前はにていても私達がいたマギクスとは違う世界で違う歴史をたどってきたセカイなんだなあと姫乃は思う
こういうのなんだっけパラレルワールドっていったような・・・
「そもそもこの世界のカラーのマギクスは陰の気は少なくて終止刻も存在しないんだよね」
そか・・・この世界の人たちは終末に怯えなくていいんだ・・・
とはいってもテラーの脅威は人々のそれと同じくらい怖いものだろうけど・・・
「選、ごめんちょっと寝そう」
「奇遇だな緑花俺もだ」
「わたしもねるー」
「こら琥珀!付き合ってくれてるみんなに失礼だぞ・・・自分はまだまだいけますよ、姫ちゃんに認められる男になるには勉強もできる男にならないと」
修君は頑張り屋さんだな、そういうとこ幼稚園の頃から変わってないな
そして翡翠ちゃんの姿が見えないと思ったら外で虫と遊んでた
「ぽよ~?」
「・・・・・似すぎです」
ふと隣を見ると華花が考え込んでた、やっぱり何か気づいたことがあるのだろうか
「いえ・・・なんでもないです姫乃さん続けてください」
狛犬さんに代わって今度はベルと大空さんと則子さんが前に立つ
「次は家庭科、おいしいお味噌汁の作り方だけど」
「ベルー、私本でも読んでる・・興味ない」
紫姫さんは背もたれに背を押し付けサボタージュしてしまった
「おいおい・・・おまえなあ」
「まずお玉の上で味噌を研いで―」
勉強会はかねがね順調で特に三年生の小木さんと三島さんのおかげで習ってない部分の予習までできちゃう
そして開始してしばらくして、姫ちゃんたちが一番苦手とする、魔法の科目に移っていった
「すごい勉強になりました、今度作ってみますコールさんって料理もできるんですね」
「尊敬しますよ、イケメンで料理もできてしかもすごく強い・・・まさしく俺の憧れる男ですよ!」
「あははっ紫姫の料理を作ってるうちにな・・・・て睨むなよそれにデレデレもしてない!」
「悪かったわねメシマズで・・・・ブツブツ」
「はいはい夫婦漫才はその辺にしておいて・・・で、次は一番苦手とするこの世界での魔法の原理とか仕組みついての科目ね」
夫婦じゃないわよ!っと突っ込む紫姫を尻目に今度は小木さんと三島さんが前に立つ
「この仕組みはけっこう複雑だから三年生の私が教えるわね」
「こことマクギスでは魔法の使い方が違うから、混同しちゃうわよね」
「一口に魔法といっても国や文化によって仕組みや名称が違うからそこが複雑デス」
キリスト教では神の奇跡だったり、熱帯圏では呪いの力呪術だったり、仏教では法術、日本の神道では妖術って具合に呼ばれてたりするらしい
「そういえばマギクスでは魔石を使ってたからね」
そうだ私たちの世界のマギクスでは魔力が凝縮された魔石というものを使ってどんな人も魔法を使っていた
「魔石を使うなんて面白いね、姫ちゃんたちの世界にも一回いってみたいね」
「うん、狛犬さんや大空さんなら大歓迎だよ」
いつになるかはわからないけど・・・
そうなったらとても楽しくていいとだろう、そうだルミナリアと彼も呼ぼう
「コホン!で、カラーの魔法の歴史は1000年以上前に生まれたものと言われてます」
姫乃は、三島さんの話をノートにきっちりまとめるのと共に、教科書の補足説明をなぞっていく
「魔法は、自然と精霊この二つに密接な関係があります」
「この世界の魔法はデティシア様が生まれるもっと前の、つまり「神という存在の唯一神」が現れる前」
「つまり自然信仰から誕生したものだといわれてます」
自然信仰、つまりは日本の八百万の土着神だったりエジプトの太陽神だったりそういうのが元になっていた
「海の水・山の木々、太陽の光が信仰の対象となっていた自然が、精霊を見ることのできた古代人と共生してきたことから精霊から一部の自然の力を操る術を教えてもらったことが始まりといわれます」
そして古代人は魔言というシンプルな言語を通じて精霊とコミュニケーションをとったとされる
「この世界での魔法は精霊との契約をして発動します」
「精霊には火水土風光闇の六大要素の種類がいます」
「精霊とは自然の意思の集合体みたいなものらしいと一説ではいわれてます」
「それぞれが意思があり、それぞれに個性があるけどその魂や思考は共有され同一体の存在と言われてます」
「現在精霊は巫女以外は私達の目の見えない存在でいろんなところにいます」
まわりを見てもよくわからない?といった感じだ、もちろん私も目に見えないものを理解できるわけでわないけど
そういいうと三島さんは一つの観葉植物が置いてある植木鉢を指さす
「例えばこの植木鉢、こういう所にいると一説では言われてます」
「建物が沢山ある人里より自然の中にこそ精霊はいるということですね」
窓際三置かれた植木鉢には乾いてさらさらした土とじょうろから水分を得て生きる植物、それにさわやかな風と暖かい日の光とまさに自然そのものがあった
なるほど・・・つまり精霊とは自然・・・地球そのものということなんだ
きっと修君たちも・・・って!いや修君は起きているけども・・・
「あ・・・」
「華花ちゃんやるじゃないそういうこと、うん?」
気が付くと三人とも寝ていた、まあ無理もないだろうけど二人はテストにでる所を山はって対策するタイプだから
テストにでない範囲の話は頭に覚えきれないからと、トレーニングメニューとかを考えてたんだろうなぁ
以前なんて背筋を伸ばして座ったまま眠っていたりなんてこともあった、筋肉の使い方やサボリ方が上手というか
「zzzzzz」
「選も緑花も起きて、まだ途中だよ」
「うん・・・わりぃ、つい太陽の光が調度気持ちよくて」
「う~んお兄いなでなでしてぇ~」
「勉強を頑張って起きないとなでなではなしだよ」
そんなこんなで驚くことに翡翠ちゃんは虫と遊びながらきっちりノートに要点を書き込んでいた
翡翠ちゃんは一昔前のギャルっぽい口調をしていても意外と頭が良かったりするんだよね
「あはは!ちょーっと前置きが長すぎたね朝子、本題の魔法の仕組みについて早くやってあげたらどうだい」
「あらいけない、ついつい家庭教師のバイトと時みたいな熱がでっちゃた、ありがとう玲ちゃん」
「それで魔法の仕組みだけど、まず人が魔法を使うには精霊との契約が必要です」
「例外には、ハーピィや馬人種やゴーレムのロボ子さんみたいな亜人種は精霊との契約なしで一部の魔法を行使できます」
これは亜人種がすでに自然の一部を体に宿してるためと言われてます、スライム亜人種が水属性の体ででき水の魔法を行使できるように、と捕捉されていた
「話は戻ってどうやって精霊と契約するのかというと、基本的には魔導書を読むことで契約完了できます」
「それに対しテラーが魔法を使う場合、精霊を無理やり屈服させ魔法を発現させるるのよ」
「で魔導書には古代人が精霊の力を借りた時の魔言が翻訳され乗っているのが理由だそうです」
魔導書とは、魔言をディテシア聖教が編み出した効率的に魔法を使うための言葉を記した書物で
古代約錠語を用いていて、古代人の魔言を翻訳したデティシア大聖堂によって一般的に広く知れ渡っている
「次に高位の魔法を使う方法ですが、それを使うためには精霊に認められなくちゃいけないの」
「その認められ方が厄介でなー、精霊にも「好みがあってな・・応用や技術を重視すしたり単純に肉体や魔力量が強ければいいあるいはその人の心の強さを重視している精霊いる」
「まあ、要するに「精霊にはいたずらっ子がいて悪い奴にも良い奴にも平等」に力を与えるのさ」
いたずらっ子って・・・でもまあ、精霊は沢山の個別の存在だからいろんなのがいても不思議ではないということか
「で認められて、その時始めて白紙のページに魔言が浮かび晴れて使えるようになるのよ」
教科書には、魔導書の未収得分の魔言が描かれてるページには精霊が認めていないので白紙にされていると書かれていた
「つまり強い魔法を使うのにはテラーみたいに無理矢理服従させるか個人の努力によって精霊に認められるかってとこかな」
テラーには服従させるための陰の気を使って魔導書を汚染し、その汚染させた魔導書から強制的に魔言を抽出して使う・・・
大小はあれどこ、この世界でも陰の気はただ悪さをするための道具みたいになってるのって
少し、悲しいな
「つまり、この世界で魔法を使うのには魔導書をみて精霊と契約しなくちゃならないってことですね」
「お、やるじゃん柊君しっかり要点を掴んでる」
小木さんは勤勉な修君に感心したあと、バックから一冊の本を取り出し紫姫に渡した
「それじゃあ、今から実際にちょっと精霊との契約を実演してみるね、はい紫姫」
「え?なんで私がやるのよ?」
「ここ数年で新しい魔法が出来たんだよ紫姫、可愛い後輩を助けると思って頼むよ」
つまり覚えてない魔法を習得するついでということだ、それにしては唐突ね・・・
「ま別にいいけど・・・・・よく見てなさいとりあえず周りに魔法陣という魔言の円形文字を書くわよ」
紫姫はそういうとしぶしぶ地面に厚紙を敷きその上にマジックペンで魔言の書かれた魔法陣を書いていく
その上に立った紫姫は魔導書の魔言を読み上げいていく
「我自然と共生していき清らかな水を求める、汝契約のもと紫姫が命じる・・・故に契りを結ばんとす・・・開錠」
紫姫は心を澄まし目を閉じて、両手をひろげる
魔言を唱えた紫姫の周りには、魔法陣からまるで蛍のような水色の魔力の光が多々現れては紫姫の中に入ってははじけていく
やがて出現したすべての魔力光が紫姫の中に入っていって、契約の儀は終了した
私もみんなもその幻想的な雰囲気に魅了されていた、そういえば自分たちでやっていたがちゃんと見る側になったのは初めてだ
「わあ、・・・きれい」
「っと・・・こんな感じで契約をするのよ・・・さっそくつかってみましょうかね」
ちなみに今契約したのは水属性の魔法だ・・・魔法名から察するに多分科学側の薬とかで中和するような特別な「果実」ではなくなんのことのない普通の魔法だろうけど
とういうか果実って禁忌の魔力とか薬の免疫があるから子供しか覚えられないのよね、地味に衝撃に事実
紫姫の手に水属性を現す、青色の魔力光が手に宿り・・・発動する
「ミニ・スティル・フォール!」
ゴイン!
カランカランカラン
「は?」
タライだ
紫姫さんの頭の上にタライが落ちて・・・そして当たって大きなタンコブを作っていた
とうの紫姫さん本人は生気のない白目をむき気味で目を点にさせ小木さんたちの方をみる
その場にいた全員が目をまるくして驚いた、一部の小木さんと三島さんとベルを除いて
「ぶっ!・・・あはっははっははっはああ!どっきり大成功!かっこよくッミニ・スティル・フォールだってあははっは笑い死ぬ」
小木さんは大爆笑して、ベルさんは説教を始めた
「せっかくみんなで集まってるのに積極的に参加しようとしない紫姫がわるいんだぞ・・・って」
えとお・・・・状況から察するにつまりはこういうことだ
さっきから勉強会に参加せず興味なさそうに本を読んでいた紫姫さんをなんとか引っ張り出すため
三人が一芝居撃って精霊の契約のお手本のついでに「使ってるような人が恥ずかしくなるまるで使えない面白ギャグ魔法」を覚えさせられてしまったのだ
・・・・・・・・・・・・ちなみに一度覚えてしまった魔法はキャンセルはできない、とそう教科書に小さい文字で書かれてた
惨めなさらし者にされた紫姫はみるみる顔を赤くして鬼のような形相で怒りをあらわにし涙ぐむ
「よ・・・・よよくもだましてくれたわねえええええ!」
「なにもここまですることないじゃない!しね!、ひゃぺんしねひねぇ・・・・・絶対に許しゃないわよまてー!」
「まてまて、紫姫室内でそれは危ない!・・・それと・・・キャラ崩壊してるぞ!」
後ろで小木さんとベルダットさんと紫姫さんが追いかけっこしてるんだけどほっといていの・・・かな
(えーと、とりあえず契約の仕方をノートにまとめよっと・・・)
「姫乃さんお疲れになって・・・」
「あ選!姫乃や華花までギャグキャラになってるわよ!」
「くっ、ああ突っ込みが追いつかないぜ!こんなときにあの三人がいてくれたらっ・・・・!」
半面、狛犬さんたちや大空さんは翡翠ちゃんや琥珀ちちゃんは楽しそうにしてた
「話は戻るけど一応は誰でも使えて強力な銃器と共存できてるのは力の上昇力発展性の高低とや火力の伸びしろ有効範囲の違いが理由ね」
「それに日本は先のテロ事件や見回りのときしか銃器の使用は許可されないから、汎用性もあるんだよな!」
三島さんは黒板消しで書いたことを消していき、メインの科目のタイトルを書く
ていうか紫姫さんまだ拗ねてるし・・・
「そしてそしてメインの魔法と魔言の使い方だけど・・・一見難しいよに見えて実は難しいわよ!」
「ヽ(・ω・)/ズコー」
未利だったら「結局難しいんか!」って言ってたに違いない
「それはおいといて実は使い方は姫ちゃんの世界とと一緒なんだよね」
「うん、頭の中のイメージを形にして放つって言う、火の鳥なら火の鳥がでてくるアレ」
「問題はこの世界と姫ちゃんの世界の魔法のイメージ、つまり魔言は同じでも形が違うんだよね」
そうだ、この世界と私たちの世界では魔言は同じでも、魔法の「形」つまりは魔法の「容姿」が違い
それをイメージできないのは、この世界の魔法がどのような「容姿」をしているかあまりしらないからだ
それに実はこの世界に来て日が浅くて知らないのはたいした問題じゃない
「実技テストの時魔石を持ったあっちの世界の魔法のイメージの感覚でやっちゃうんだよね・・・」
そう一応この世界の魔法の「容姿」を一通り動画や本でみてはいる・・・が
本当の問題は、元の世界の魔言を言うこと慣れ親しんできた元の世界の魔法を咄嗟にイメージしてやってしまうからだ
そのことで鳳凰鳳君が質問する
「魔言を使わずっていうのはダメなのですか?」
「ん~良い質問ね鳳君、魔言を使わないとイメージが固まらないから初心者にはお勧めできないかな」
魔言を使わずに魔法を発動させようとすると、イメージしたものとは違う効果となってしまう例が少なくない。
謎が多く解明されていない部分がほとんどであるが使用され続けてきたその理由は、言葉を使い規則に縛らないと、魔法のイメージがまとまらず魔力の制御が効かなくなってしまうからだ。
ただ、そのように扱いの難しい魔法も、何百年か前の大魔道時代に存在した、特別に魔力の強い大魔道士にかかれば、魔言無しで扱えることが出来たであろう。
「そういえば姫ちゃん、この世界に初めて来たとき契約なしで魔法を発動できてたよね、それってつまり・・・」
「そういえば、そんあこともあったね・・・そっかあその精霊さんって人のおかげだったのかなあ?」
人?なのかどうかはよくわからないけど
「ふふ、姫乃さんってときどき天然ですよね、普段はしっかりしていても」
「あ・・・・あははそうかな?啓区やなあちゃんとしばらく会ってないからかも・・・」
「アドバイスととしては自然ととか動物と仲良くなる気持ちでいくといいらしいよ良くわかなんけど」
自然と動物・・・言われてみればこの世界の魔法って・・・
「うーん、だめださっぱりわからん」
「私知恵熱出るわ」
選と緑花は完全にノックダウンしてた
狛犬隊長さんは私の肩に優しく手を乗せて微笑んでいた、親指でその人を差しながら
「安心しなよ、この年になってもよくわかってない人がいるから」
「え?御主人様、魔法って気合で出すもんじゃなかった!?」
「あのね、棘ちゃん・・・少年漫画じゃないんだからそんな単純なわけないでしょ」
鳳凰君が朱雀さんに突っ込みを入れ
「あはは、私さっぱりだ―☆」
「よーこ・・・・・・・お前はちょっとは勉強したらどうだ・・・・・・・・」
黒衣さんはそういうと鉛筆をモザイクをかけたりかけなかったりして遊んでた
それは慰めになってないような、まあそれはともかくこの勉強会は自分自身の今の状況を整理できたし
分からないとこの補完をするこのできたいい勉強になったと思う
こうしてけっこう長く続いた姫ちゃんたちのための勉強会は順調に終わり
「今日はありがとうございました」
「ありがとう姫ちゃん、こっちもよーちゃんと棘ちゃんのいい勉強になったよ」
「またやりたかったら好きにすればいいわ・・・・・嫌じゃないし」
「はは、じゃあ明日ね」
「うん」
ほっ、良かった紫姫さん機嫌直してくれたみたい
なんか前々から思ってたけど紫姫さんって未利みたいなとこが似ているなと思った
普段はクールでよく憤怒するとことか、でも二人が出会ったら絶対そりが合わないと思うけど
・・・・・・・・それにしてもこんなに大勢で喋ったのここにきていつ以来だろ
みんなにも私にとっても部活のよう感覚だった
ふふ・・・また、こんなような勉強会がみんなで出来たらいいいな
それぞれが数日後の遊園地でのレジャーに向け帰路についた




