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200文字小説集 vol.2

1日遅れのバレンタインデー(200文字小説)

作者: 日下部良介

 朝起きると、テーブルの上にリボンが掛った小さな箱が。

「そうか」

 何年振りだろう…。妻がバレンタインのチョコをくれるなんて。

 箱を開けると、ハート形のチョコが入っていた。

 

 妻が起きてきた。

「ありがとう」

「なんのこと?」

「バレンタインのチョコだよ」

「知らないわよ」

 照れる妻が愛おしい。

 

 家を出ると、急に腹が痛くなった。

 腹痛なんてものじゃない。

 息が出来ない…。



「これで遊んで暮らせるわ」

 遺影を眺めながら妻が呟いた。




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― 新着の感想 ―
[良い点] まさかのブラックおち。こういうのもアリですね。 [一言] ウチは、3日遅れで、チョコを買いました。200円の安いの。結局、二人であっという食べてしまいましたが^^:多分、2,3日したら、チ…
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