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詩集 ―Migratory Bird―

Weather Days

気が付けばもう 休日の昼過ぎ

眠たい(まなこ)は 起きるのを嫌がる


時間なんて忘れて 未だ私は夢の中

ああ、もう、嫌になっちゃう


空は晴れ晴れ 時々曇りで

午後は次第に 雨模様だって


幻想に惑わされ 佇む私は消えていく

上下左右前後表裏 今のワタシは一体だあれ



外はザーザー雨が降り 空気は重く気持ち悪い

逃げ場のない閉鎖空間 出口のない迷宮(ラビリンス)


雷鳴が轟き 光は研がれた刃のよう  

ああ、もう、聞きたくないわ!


夢想は儚く 時計は現実(いま)を告げる

「まだここにいるの?」 自分の影と自問自答


幻想に囚われた 私のワタシは溶けていく

過去現在(いま)未来全部 一つの生きる意味(ホログラム)



雨がやんで陽が射すと 聞こえるのは子供の唄

七色の架け橋は 私の手をそっとなぞる


割と単純だった 希望論理

窮屈な公式は もう要らないんだ


幻想を切り開き 私の影とのお別れを 

虹は囁く 「歩き出してごらん」


希望は薄く儚く 遠く輝いている

それでも私は 七色の橋を歩こう



晴れも曇りも 嵐の夜だって

未来はその上に 蒼空に輝いている


気が付けばもう 今日という日は終わる

退屈な部屋を出て 晴天の夢幻はまた明日(あした)

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 明日へと踏み出していく思いが、言葉の端々から感じられました! 「晴天の夢幻はまた明日」の表現が一番、私のお気に入りです! [気になる点] 個人的には「幻想を掌握し 私の影との惜別を」の節が…
[一言] 夕暮れのにおいがするものは基本的にすきです。 ありがとうございました。
2017/05/01 18:30 退会済み
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