眞貴
眞貴
1月3日 誕生日
17歳 高2
とにかくツンツンデレ
僕のことを嫌ってはいないと思うががきつく当たってくる。
スタイルがめちゃくちゃ良い
スカウトを受けた経験も1度や2度ではない。
好きなことは音楽を聴くこと
「うぐっ」
腹部に蹴りをくらい起こされる。
「さっさと起きろよ」
寝ようとしたら何発も容赦なく蹴りと暴言を浴びる。
制服のスカートから布切れが見えていたがそんなのはどうでもよかった。
妹のパンツなのて興味がない。
何も思わない。
「いつまでねてんだよっ !」
「さっさとおきろよっ!」
荒々しい言葉を次々と蹴りとともに吐く。
「お…起きるから。うぐっ」
祈るように細々しい声で僕は言う。
「だったらおきろよっ」
蹴りをやめ、鋭い目で睨んでくる。容赦なく蹴っていたため黒くて真っ直ぐな髪が乱れていた。
どんだけ容赦ないんだよ
そう思ったが言葉にはせず、起き上がる。
それを見て、僕を置いてさっさと部屋から出ていく。
「早く食ってくんない?」
着替えてリビングに行くとやはり容赦ない言葉。
無言で食べ進める。リビングには眞貴がつけたニュースの音と朝食を食べる音がしていた。
「ごっさま」
先に食べていた眞貴が食べ終え、食器を流しに置く。
「ねえ、早く食ってくれない? 遅刻すんだけど」
眞貴に急かされ、パンを流し込む。
「ごめん、行こっか」
ぼくも食器を流しに置く。
「カバン」
眞貴に自分のカバンを早く持って来いと言われ、持って行くとリビングの電気が消えていて眞貴は玄関で靴を履いているところだった。
「おそいっ!」
そう言い、玄関の扉を開けて家を出る。
ぼくもそれについて行く。
今日も眞貴は口調は荒いが、朝は起こしてくれるし、朝食も作ってくれる良い妹だ。たぶん。




