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番外編 眞貴のバレンタインデー

「うぐっ」


「いつまで寝てんだよっ」


眞貴が思いっきり寝ている僕に蹴りを食らわす。


僕は痛みで飛び起きた。


「さっさとおきてくんない?」


ギロリと睨まれて恐怖する。


その恐怖を感じたまま


僕はすぐに食卓に向かった。


「早く食って」


いつもと変わらない冷たい言葉。


バレンタインデーのチョコを期待するのなんか馬鹿らしくなる。


しかし家を出ようとした瞬間何かを投げつけられた。


手に取るとそれはチョコだった。


意外に一面に顔が緩んでしまった。


「きもっ」

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