真香
真香
9月5日 誕生日
A型
11歳
しっかり者の小学5年生
ダメなお兄ちゃんのようにはならないように日々勉強に励んでる
好きな科目は算数
好きなことは家事
虫が苦手
「起きてよ、お兄ちゃん、ねえってばー」
起こそうと必死に僕の体を揺らす。その度に頭についた2つの髪が揺れる。
「もぅー、何で起きてくれないの」
少し潤んだ声になる。
「先に学校行っちゃうよ」
そう言いながら、体を揺らす。
「おにぃちゃん」
「ゔうーん」
寝ぼけながら妹の真香に体を揺すられ、起きようとする。
しかし体がそれを許さない。
猛烈な、もっと寝たいという欲が駆け巡る。
「もう一回、寝たら起こさないからね」
しかし真香の一言でその欲を踏みとどまる。
ねてしまう前に僕はさっさと起きて食卓につく。
「頂きます!」
真香は僕のことを待っていてくれたのか真香も同じタイミングで食べ始める。
テレビから今日のニュースが流れていた。
それをぼんやり見ながら食べ進める。
「ところで、お兄ちゃん、昨日も夜遅くまで起きてたでしょ」
「ま、まぁな」
昨日、本が面白く気づいたら1時を回ってしまっていた。
「もう、ちゃんと、寝てね、いつも朝起こすの大変なんだから」
「ごめんなさい」
申し訳なく思い、素直に真香に謝る。
「ちょっ、そんな謝らないでよ、私が悪いみたいじゃん!」
真香がツインテールの髪を大きく揺らす。
そして真香は朝食を早くかきこんだ。
「ごちそうさま」
少し強めな口調で言い立ち上がる。
「お兄ちゃんも早く食べ終えちゃって、学校遅刻するよ」
立ち上がった真香はそのまま、自分の部屋に支度をしに行った。
僕もすぐに朝食を食べて支度をする。そして10分後玄関に出てきて真香の小学校の登校集合場所に向かった。




