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プロローグ 妹が欲しい

何回めかわからない鈍い振動音が僕の脳に直接響き、起こそうと必死に暴れる。


「ゔーゔ」


人間とは思えないうめき声を喉を震わせ出す。


意識はまだ覚醒しておらず、夢と現実の狭間にあった。


そのためバイブレーションが鳴り止むや否や夢の世界に引きずりこまれた。


しかしスマホも諦めずに振動を繰り返し現実の世界に引きずり込もうと抵抗していた。



「ゔぅーん」


またうめき声を漏らし、バイブレーションを止めるため無意識にスマホを探す。


しかし見つけることができず、しばらくバイブレーションが続く。


普通の人間ならこの辺で起きるが僕は朝が弱い。


耐性が0とも言っても過言ではない。


そのためバイブレーションが止んだ途端何度めか分からない眠りに僕は就いた。


そしてスマホの振動と僕の眠気の闘いは何時間も続いた。


僕は子どものように起こされるほど眠たくなる変な病気を疑うほど死闘を繰り広げた。


しかし死闘には必ず終わりが来る。


バイブレーションの原因のスマホを寝ぼけながらも掴むことに僕が成功したのだ。


僕は迷いなくその勝者の証であるスマホを放り投げた。


そのスマホがガラスとぶつかる嫌な音が寝ぼけている僕の耳に入る。



その微かな音は小さな僕の部屋にとって大きな音であり、僕を目覚めさせる音でもあった。





目覚めて僕が見たものは新たな傷が増えた全身鏡だった。


「またか……」


憂鬱になりながら鏡のヒビにガムテープを貼る。

これでは全身鏡どころか鏡の意味すらいつか持たなくなる。


それほど全身鏡にはガムテープが貼ってあった。


それを確認した僕はスマホの安否の確認に移る。


床に散らばる衣類を掻き分け、ぼくはお目当のスマホを見つけた。


スマホは1万もする保護ガラスとこれまた1万もする保護カバー(ゴム製)によって完璧に守られ、無事だった。



「30回もダメか」



アラーム設定を確認してポツリ呟く。


つぎは35回にしとくか


そんなことを考えながら衣類を掻き分け、今日の服を適当に選ぶ。


そして遅刻確定のため、のんびり支度して3限に向かった。



「あー、朝起こしてくれる、心優しい妹とかいないかなー」


そんなバカなことを考えながらのんびりと高校に向かった。


優真

朝がとても苦手な高校生。


年齢:17歳

身長:175センチ

体重:60キロ

痩せ型のフツメン


勉強は自称 中の下くらい

実際は下から5本の指に入る程


体育、ダンス、音楽は 評定お情けの3

授業はでてるが実力とかがあれのため



好きな食べ物はハンバーグで美味しいからと

子どもっぽい


趣味は読書で2日に1冊は読みきる

読んだ本は実家の専用の棚に送ってる



苦手なものは特になし




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