エピローグ
・・・・
だれか俺を呼んでる?
「健二!健二!!」
死んだ?
いや。
これは、生きてる…ぞ!
『ガバッ!』
「え?」
ここは家だった。家にいる。
「なんで・・・?」
「健二!起きなさい!!」
「母・・・さん?」
そういってリビングに降りる。
カレンダーを見た。っこう
10月の――――――――――。
「11っ!!?」
今日は、10月の11日だった。
あの、前日。
記憶は消えていない。
なのに・・・
(戻された!?)
しかし、考えすぎても仕方ない。
家を出て、学校に向かって歩きだす。
途中で、宗太に会った。
「おう、健二、おはよ!」
「お、はよーあのさ・・・。」
「だよな、記憶、どうしたんだろ。」
「な。覚えてんのに、今日、11日だぜ。」
「なんだろうな、コレ。」
夢でも見ていたのであろうか。
だとしたら・・・10日から、夢を・・・・
学校についても、当たり前のことだが、授業に集中できなかった。
そんな日の昼休みのことである。
クラスの男子たちが集まって、何かを話していた。
近寄ると・・・
「なぁなぁ、昨日PCでマンションに化け物が出る、って動画見てたんだけどよ。」
「バカ言え、そんなもんいねぇよ、CG、CG。」
そのとき、俺と宗太の目が合った。
ニッと笑うと、その男子たちのほうに寄っていった。
何があったのかわからない。
だが、時間は戻された。
また、あの恐怖を繰り返すか、と聞かれたら普通は行かない。と答えるであろう。
普通はいかないな。
だが。
宣言しただけじゃ、何の実績も得られない。
だからこそ。
繰り返そう。
解きなおそう。
そして―――――――――。
「なぁ、そこの皆さんよぉ。」
「なんだぁ?健二と宗太。」
また俺たちは、挑戦する。
死にに行く。
さぁ。
「いるぞ。化けモン。」
えーどうも。
このたびは、最終話まで見ていただきありがとうございます。
初めての作品だったので、多少っつーか結構間違いとか「はぁ!?」って思う矛盾点とかいろいろあったと思います。
そしてこの話は・・・
続く!?ので、お楽しみに!
ほかにもいろいろ出していこうかな、と思っております!
それでは、ありがとうございました!ひとまず完結でーす!




