第一章 転生から幼少期
どうも、読んでくれている方が居るのかは微妙なこの駄文ですが更新しました。
ご意見ご感想宜しくお願いします。
〜朝食〜
「おい!起きろよアルル」
朝っぱらから煩いなと思いながらも目を開ける。
起こすときに名前を言ってくれたので自分の名前はわかった。
「起こしてくれてありがとう。」
僕は一応礼を言っておく、なにか不審なところは無いだろうか?
「何だよ、お前は何時も一番早く起きて俺らと口も聞かないくせに何で今日に限って口聞くんだ?」
このアルルと言う少年は随分と大変な性格をしていたようだ。
怪しまれないように行動するのは厳しくないだろうか?
「ああ」
取り敢えず短く返事を返して様子を伺う。
「まあ良い、取り敢えず早く飯を食べに行け」
気にしないことにしたみたいだ。
あと僕は5人兄弟の一番下のようだ。
「ああ」
名前も分からないので4男とでも言っておく。
なかなか言葉遣いは悪いが根は優しいやつの様だ。
4男の後に続いて食堂へと向う。
食堂迄の道はそこまで離れてなかった。
食堂には既に父親、母親、そして3人の兄が居た。
「おはようございます」
4男が挨拶していたので僕も続く
「おはようございます」
いきなり父親が面食らった様な顔をした。
「おお、おはよう」
何だかこのアルルは相当な人物だった様だ。
母親や兄たちは静観を決め込んでいるようだ。
「なぁ、アルル何でいきなり私達と話そうと思ったんだ?」
このアルルはほんと何だったんだろうか…
「いえ、何時までもこのままじゃ自分の為にならないと思いまして」
まぁアルルが問題ありの人物だったとしても今から変えていけばいい話だ。
これなら性格が変わっても不審がられないだろう。
「おお、そうか…それは立派な心掛けだな。
もし欲しいものがあれば父さん達に言いなさい。」
この一言で兄たちが騒ぎ始めた。
「父上。いくらアルルがちょっと改心したと言ってもこんなに何時も頑張っている私達には厳しく、アルルには甘すぎでは無いでしょうか?」
「まぁ、リンダ、そう言ってやるな…」
この一番デカイのはリンダと言うのか…
流石に兄弟の名前を知らないのはどうかと思うから知識を増やしていかないとな…
父上のその言葉で更に騒ぎ始めた。
「父上は僕たちの努力を全然和分かってないのでは無いでしょうか?」
リンダか代表して意見を述べる
流石は長男と言ったところだろうか?
落ち着いて言ってくる。
「まぁ、アルルもちょっとは変わったんだ、少しぐらいの贔屓は良いだろう?」
うわぁ…この父親ダメな人だ、いくらなんでも贔屓とか言うのはマズイだろう。
「それは無いんじゃないですかねお父様」
リンダが額に青筋を立てて静かに問う
「ああ、贔屓は流石に言い過ぎた、済まない。これからも変わらない扱いをしていこう。それで文句はないな?」
「えぇ、ありません。」
兄弟みんなが声を揃えて言う
しかし心做しか不満そうだ、小さい頃から頑張って今の待遇なのだからいきなりの奴に何も努力せずにこの待遇はどうなのか?って感じなのだろうか?
まぁ家は武家みたいだし実力主義と言ったところか
「じゃあ、さっさと飯を食えボケが、散々迷惑を掛けていたから今日からしっかりしろ」
「サーイエスマム」
条件反射的に答えてしまった…
初日から雲行きが怪しい…
これは大変そうだ…
これは後日談なのだが
母上は筆頭宮廷魔術師らしい
魔力数値は3万普通の宮廷魔術師は大体1万ぐらいらしい。
これで母上の恐ろしさがわかっただろうか?
ご観覧有難うございます。
おかしな表現、言い回し等がありましたらご指摘宜しくお願いします。