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MoonLight is Vanpire 02 (インインド)

大統領を救ったマーク・・・

インドに到着です!

大統領狙撃事件から二週間・・・




マークはインドの高級ホテルのVIPルームで素っ裸で寝ていた。


両サイドには金髪美女がやっぱり素っ裸で寝息を立てていた・・・。


VIPルーム滞在も今日で3日目になる・・・。


ちょうど世界のあちこちでヴァンパイア騒ぎが起きてから1週間・・・


マークはむくっと起き上がった。


フロントに電話をかける。




「おはよぉ・・・今日の新聞と目覚めのココアを持ってきてくれないか?」




がちゃん・・・




マークは洗面所に行き用を足してから、洗顔、歯磨き、髭剃りをした。


タオルで顔を拭きながら洗面所を出るとちょうど新聞とココアが来ていた。




「ありがとう・・・」




マークはそう言ってボーイにチップを渡した。


タバコに火を付けてココアをすすりながら新聞を広げた。




夕刊・・・?!




窓の外はすっかり暗くなっていた。




「ヴァンパイア騒動今日で一週間!いまだ手がかりつかめず!!・・・か・・・」




世界中のあちこちで美女ばかりが襲われているらしい・・・


首筋には吸血鬼に噛まれたような傷があり血液がほとんどなくなっているそうだ・・・


マークはベットの上で寝ている金髪美女二人を眺めた。




夕べは・・・あれ?どこから連れて来たんだっけぇ?




ここのホテルに滞在中アルコールの抜けない日はなかった・・・


酒の勢いでまた連れて来てしまったらしい・・・


マークがロダンの考える人と化してると金髪美女のひとりが目を覚ました。


マークの顔を見てにっこり微笑む。そして・・・




「アナタ・・・誰???」




マークと同じように記憶が飛んでいるらしい・・・


もう一人の金髪美女?も目を覚ます・・・




「あー・・・夕べは飲んだなぁ!!」




ど太い声・・・!?ニューハーフの方だった・・・


マークと先に起きた金髪美女はお互い目を見つめてうなずいた。




こいつに聞いてみよう・・・!!




マークは素っ裸のまま口を開いた。




「夕べは楽しんでくれたかい?」




「んっただわけ、ねーべぇ!!二人とも飲みすぎて脱ぎ始めるしー・・・ついでにこっちも二人に脱がされちまってさー・・・覚えてねーのかい?」




マークと金髪美女はお互いに顔を見合わせた。




そんな事したのか・・・




お互いに赤面してしまう・・・




「じゃ、オラ帰るべな! 後は二人で仲良くやっておくれよぉ」




ニューハーフは、さっさと服を着て出ていってしまった。


二人はしばらくの間ニューハーフの出て行ったドアを見つめていた。


しばらくして息を合わせたようにお互いを見つめ合う・・・




素っ裸・・・!!




二人はあわてて服を着た。




「あー君・・・これからどーすんの?」




「別に予定はないんだけど・・・・」




「と・・・とりあえず朝飯・・・じゃなくて晩飯でもどぉ?」




「あー・・・いただくわ・・・」




なんとなくギクシャクしている二人であった。


フロントに再び電話するマーク


夕食二人分・・・


金髪美女は洗面所に化粧をしにいった。




二人分の夕食が運ばれてくる。


初老の執事みたいなおっさんが深々とマークに頭を下げた。


そんなことに慣れていないマークもぎこちなく頭を下げた。




「マーク様・・・この後、屋上にて仮装パーティーを開きますが・・・参加されてはいかがです?楽しいですよ」




「仮装パーティー?」




「衣装などは当方で用意いたしますので・・・何なりとお申し付けください・・・」




ぱたん・・・




執事は出ていった。


化粧した金髪美女が戻ってきた。


先ほどまでとは別人である!




女って化粧で化けるんだなぁ・・・




「あ!おいしそー♪早く食べましょ♪」




金髪美女はさっさとフォークとナイフを手に取った。




「あ・・・オレ、マーク・・・君は?」




これから一緒に食事をするのにお互い名前も知らないってーのは納得がいかない。




「あーあたし?ルーシーよ!よろしく!マーク」




ルーシーは、黙々と夕食を食べている。


マークも食べ始めた。


二人分にしてはちょっと多いかな?




「ルーシ-?この後屋上で仮装パーティーがあるんだけど・・・どーする?」




マークは食後の一服をしながらルーシーに聞いた。




「仮装って・・・そんなの持ってないわよ?」




「フロントで用意してくれるってさ!」




「ふーん・・・アタシはパッスー!そーゆーの嫌いじゃないけど・・・」




「出ないの?」




「同じ人とは2度寝ない主義なの・・・」




「ふーん・・・」




ルーシーは、さっと立ち上がりドアに向かった。


ドアノブに手をかける。




「夕べのマーク・・・激しかったわ・・・♪一人でもちゃんと育てるから・・・」




ばたん・・・




ルーシーは出て行った。




はっ?!




マークはあわててドアの外に出た。


エレベーターのほうに歩いていくルーシーが見えた。


マークは、ルーシーの後姿に向かって叫んだ。




「うそだろーッ?!」




すると、ルーシーも、マークのほうに向き直って大声で叫んだ。




「うっそぴょーん♪」




ドアの前で、へたりこんでしまうマークであった。


ルーシーの高笑いが聞こえた。


マークはタバコに火をつけた。




「女ってやつは・・・」




タバコの煙を吐き出しながら、どこか遠くのほうを見ているマークであった・・・




さてと・・・どんな仮装にしようかなぁ?










                       次回 仮装パーティ を お楽しみに!!







読み飛ばしてください・・・

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