第33話 もっと食べたい――それって、変かな?
こんにちわんこっ
しばらくは毎日投稿していきますよん。
毎日17時と21時とあと0時の三話投稿予定でいきまっす!!
予定はあくまで予定なので。。。。。
倒したモンスターを見下ろす。
スライムとは違う。
小さな羽虫のようなモンスター。動きは素早く、捕らえるのに苦労したが、蓬の手には、たしかに今――勝利の証があった。
「……たぶん、食べられる」
疑いはなかった。
むしろ、倒した瞬間から、胃の奥が“ぐう”と鳴っていた。
空腹とは違う、もっと本能的な渇き。
(また……この感じ)
それは、あのときスライムを食べたあとに感じたものと似ていた。
ただお腹がすいているわけじゃない。もっとこう、“得たい”というか、“欲しい”というか。
「……まさか、癖になってる?」
つぶやいて、首を振った。
でももう、やめられなかった。
あのとき、明らかにステータスが上がった。
ただのレベルアップ以上の変化を、蓬は感じ取っていた。
「“食べれば強くなれる”――そういうこと、だよね」
モンスターの死骸は、一般人には有毒。
それは今もネットやギルドで散々注意喚起されている。
でも蓬は知っている。
自分は毒で苦しまない。苦しむどころか、“美味しい”とさえ感じてしまう。
(きっと、他の人とは違う。……私、どこかおかしいのかも)
そんな疑念を抱きつつも、目の前の獲物から視線を外せなかった。
喉が鳴る。手が伸びる。
「……いただきます」
一口目。
生臭さが鼻をついたけれど、数秒で慣れた。
舌が味を覚え、身体が求める。
(おかしい。おかしいけど――もっと食べたい)
モンスターを貪ることに、抵抗はもうなかった。
その夜、蓬は静かに笑っていた。
“人間の食事”から外れていく違和感と、
その裏側で膨らんでいく“本能”の悦び。
どちらが本当の自分か、もう分からなかった。
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あっちょっと素通り厳禁なんですよっ!!
こまっちゃうんだからー
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次の話も見ちゃってくだせいっ!




