第31話 黒鋼片は、やっぱりただの破片じゃなかった
こんにちわんこっ
しばらくは毎日投稿していきますよん。
毎日17時と21時とあと0時の三話投稿予定でいきまっす!!
予定はあくまで予定なので。。。。。
ホールに入ってから、いくつかのスライムを倒してきた。
そのたびに、何かを得ているような気がする。
空腹感の消失。
感覚の鋭敏化。
そして今――
「やっぱり……強くなってる、気がする」
蓬は、黒鋼片を片手にダンジョンの壁を指でなぞった。
指先に伝わる振動が、やけに鮮明だった。
「五感強化って、こういうこと……?」
アプリで確認した“スキル”の名前を思い出す。
【スキル:五感強化(D)】
それだけ。説明もない。
でも、これだけは分かる。
少しずつ、確かに変化している――自分の“体”が。
数時間前なら聞き逃していたであろう、小さな音が聞こえた。
ざっ、ざっ……と床を引きずるような、何かの気配。
蓬は黒鋼片を構えた。
包丁とはまるで違う“武器”の感触が、手に馴染んでいる。
現れたのは、スライムより一回り大きい何かだった。
形は崩れていて、内部がどろどろと蠢いている。
「酸……なのか、これ」
アプリには登録されていない。未確認モンスター。
だが、匂いがする。胃が反応する。
「……食べられるかもしれない」
その瞬間、何かが“自分の中”でざわついた。
胃袋が、舌が、脳が、「食べろ」と騒いでいる。
「でも、いまはいい」
蓬は一歩、前に出た。
黒鋼片を握り直す。
視線は獲物に、意識は足に。
動きは遅い。けれど、慎重に。
少しでもミスをすれば、あの液体に触れるかもしれない。
「“効く”か、試してみようか」
一撃。
黒鋼片が奴の表面に触れた瞬間、わずかに“溶ける”感触が伝わった。
「通った」
蓬の表情が、わずかにほころぶ。
ふつうの包丁なら、たぶん刃が滑っていた。
でも、黒鋼片は――違った。
斬れる。
通る。
殺せる。
そして――
「きっと、食べられる」
黒鋼片を構え直し、蓬はもう一度踏み込んだ。
ホールの深部には、まだ“自分の知らない味”が眠っている。
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あっちょっと素通り厳禁なんですよっ!!
こまっちゃうんだからー
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