第28話 ホールの奥で、何かが動いた気がした
こんにちわんこっ
しばらくは毎日投稿していきますよん。
毎日17時と21時とあと0時の三話投稿予定でいきまっす!!
予定はあくまで予定なので。。。。。
蓬は再び歩き始めた。
足元の足跡は、少女の存在が幻ではなかった証。
ただ、その“何か”が、モンスターだったのか、人間だったのか、それ以外なのか――答えはまだ出ない。
ダンジョンの空気は、さっきよりもさらに重く、澱んでいた。
「……気のせい、じゃないよね」
風がないのに、髪が揺れる。
壁に這う水の音が、まるで“誰かの息”みたいに感じられる。
少しでも油断すれば、心を蝕まれていく。
そんな場所だった。
ぽつり、と音がした。
蓬は即座に壁に背を預け、包丁を構えた。
息を殺す――が、五感が敏感になっているせいで、息を殺しても“気配”は消えない。
「……何か、いる」
音がまた、する。
ずる、ずる。
這っているような音。
スライムではない。
足音でもない。
「這ってる……?」
それは、音のする方向から、ぬるりと姿を現した。
灰色の身体、無数の脚、ざらついた表面――
それは、ナメクジのような形をした異様なモンスターだった。
口が、ない。
代わりに、全身の粘膜がうごめいている。
そして――蓬のほうを向いた。
「……こっち来るの?」
ずるっ。
嫌な音とともに、モンスターが近づく。
音はゆっくりでも、確実に“敵意”があった。
「毒、ありそう……」
蓬は思った。
あの粘液、たぶん触れたらただではすまない。
包丁ではリーチが短すぎる。
接近戦は不利。
「どうする……?」
引くか、戦うか。
でも背後には、少女が消えた通路がある。
つまり――戻れない。
蓬は一歩、前に出た。
逃げられないなら、やるしかない。
「……やるか」
ただし今回は、捕食しない。
すでに腹は満たされていたし、見た目も生理的に無理だった。
そして何より――「食べない」という選択も、蓬には必要だった。
食べることと、戦うこと。
その境界を、自分の中に持っていたかったから。
包丁を構え、蓬は真正面から構えた。
粘液モンスターとの初の対峙が、始まる。
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あっちょっと素通り厳禁なんですよっ!!
こまっちゃうんだからー
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