第22話 ぬるっとした恐怖と、喉の奥の渇き
こんにちわんこっ
しばらくは毎日投稿していきますよん。
毎日17時と21時とあと0時の三話投稿予定でいきまっす!!
予定はあくまで予定なので。。。。。
茶色く濁ったスライムは、じっと動かなかった。
それでも、蓬はすぐには近づかない。
「昨日より、ちょっと強そうに見えるんだけど……」
見た目の話ではなく、感覚だった。
五感が研ぎ澄まされているおかげで、目には見えない圧や空気の違いが肌に伝わってくる。
まるで、“このスライムは危険だ”と誰かに警告されているような感覚。
「……行くしか、ないけど」
腹は減っている。
それが、彼女にとっての“行動理由”のすべてだった。
包丁を握り直し、息を整える。
ゆっくりと距離を詰め――そのとき。
“ズリッ”
突然、スライムが大きく跳ねた。
動きは遅いのに、弾力のある跳躍で、一気に距離を詰めてくる。
「――っ!」
ギリギリで身をよじってかわす。
その直後、跳ね返ったスライムの粘液が地面に落ちると、じゅうっ……という音がした。
「なにこれ、酸……!?」
腐食性のある体液。
スライム全体が、まるで“毒と酸”の塊のような存在だった。
「昨日のより、やばい……」
けれど、逃げるつもりはなかった。
慎重に距離を取りながら、蓬は周囲を観察する。
ホールの壁の一部に、崩れかけた天井の破片がぶら下がっている。
そこへスライムを誘導できれば――とっさに思いついた。
「おいで、おいで……!」
自分が動くことでスライムの跳躍を誘い、狭い通路の奥へと誘導する。
そして、自分がギリギリで横に飛びのいた瞬間――
スライムが跳ねた。
「……お願い!」
――ガシャァン!!
天井の破片が、スライムの真上に落ちた。
ぐちゅり、という嫌な音とともに、その動きが止まる。
数秒、動かなかった。
「……勝った、の?」
震える手で包丁を構え直し、慎重に近づく。
まだ熱を持っていた体液の臭いが鼻を突いた。
それでも、蓬は手を合わせて小さく呟く。
「……いただきます」
そして――口に運ぶ。
苦味と、ぬめりと、金属のような後味。
けれど、体がそれを“栄養”と認識しているのが分かる。
胃の奥が、熱を持つようにじんわりと温かくなる。
「……また、来そうだな。あの感じ」
レベルアップなのか、スキルなのか。
その違いは分からないけれど。
今、蓬の中には、確かに“何か”が加わろうとしていた。
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あっちょっと素通り厳禁なんですよっ!!
こまっちゃうんだからー
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次の話も見ちゃってくだせいっ!




