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『生きてるだけでお腹が減るから、いただきます』 ──異常と孤独と、生存の話。  作者: koni


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第21話 静かすぎるダンジョンは、逆に怖い

こんにちわんこっ

しばらくは毎日投稿していきますよん。

毎日17時と21時とあと0時の三話投稿予定でいきまっす!!

予定はあくまで予定なので。。。。。

廃工場の裏手にある“ホール”は、昨日と変わらずそこにあった。


 金属がねじ曲がってできたような、黒く縁取られた円形の穴。

 その中からは、かすかに湿った空気が漏れてくる。


 「……また、来ちゃった」


 蓬は軽く息を吐いて、足を踏み入れた。


 光の届かない内部は、薄暗くて静かだ。


 昨日の記憶を頼りに、慎重に歩みを進める。

 五感強化のスキルのおかげか、物音の反響や足元の感触がはっきりと伝わってくる。


 「ほんとに、聞こえるな……」


 自分の靴音が、やけに耳に残る。


 それ以外、何も聞こえないのが逆に不気味だった。


 「昨日は、スライムがすぐ出てきたのに……今日は?」


 蓬はゆっくりと前へ進む。


 通路は岩と粘土が混じったような素材で構成されていて、少しずつ下に向かって傾いている。


 途中、苔のようなものが光っている場所もあるが、モンスターの気配はない。


 ――いない。


 それが不自然なくらいに、いない。


 「まさか、全部食べちゃった……とか?」


 自嘲気味に呟いてみたが、心の奥では本気でそう思ってしまいそうになっている。


 ダンジョンとは、こんなに静かなものなのか。


 それとも――何かが起きているのか。


 そう思った瞬間、耳の奥に「ごっ……」という小さな音が届いた。


 ――水音?


 反射的に身を低くし、音の方向に注意を向ける。


 そこには、岩陰にうずくまるようにして動かない、茶色い“何か”があった。


 「……また、スライム?」


 でも、昨日のとは少し色が違う。濁っていて、表面がぶよぶよしている。


 五感が鋭くなったことで、微妙な違いにもすぐ気づけるようになった。


 「毒っぽさ、あるな……でも、食べられそう」


 そんな風に思ってしまう自分に、ちょっとだけゾッとする。


 けれど、蓬は後ろに下がることなく、包丁を構えた。


 この場所で生きていくために。

 何かを掴むために。


 今日もまた――いただきます。

みなさまさまの応援が励みになるはず(たぶん)ですのでぜひともおひまなそこのあなたは評価してやってください!

あっちょっと素通り厳禁なんですよっ!!

こまっちゃうんだからー

ん?ちゃんと評価しようとしてくれてたよね?(圧)

広告の下↓にある【☆☆☆☆☆】をタップして、

【★★★★★】にするんだヨ☆

仕方ないから【★★★★☆】まで可((笑))


次の話も見ちゃってくだせいっ!

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