第1話 いただきますは、生きてるってこと
こんにちわんこっ
しばらくは毎日投稿していきますよん。
毎日17時と21時予定でいきまっす!!
予定はあくまで予定なので。。。。。
――腹が鳴った。
ぐうう、という間抜けな音が、六畳一間の部屋に響いた。
それはまるで、「まだ生きている」と身体が勝手に主張しているみたいで、蓬は少しだけ不快になった。
目は開いている。
でも、起きる気はなかった。
天井の染みを眺めながら、どれくらい時間が経ったのかも分からない。昼なのか夜なのかも曖昧だ。カーテンは閉め切ったまま、空気は埃っぽくて、布団は薄く、やけに冷たい。
起きる理由が、ない。
そう思っていたはずなのに、腹だけは正直だった。
「……うるさいな」
独り言は掠れていた。喉が渇いている。二日、何も口にしていない証拠だ。
冷蔵庫を開ける。
中は空。正確には、空気だけが入っている。
財布の中を確認する。
百円玉が一枚。十円玉が三枚。
「……パンも買えないか」
笑う気にもならなかった。
蓬は十八歳。高校には行っていない。家族はいない。誰かに連絡するという発想も、もう何年も前に消えていた。
世界がどうなっているのかも、正直よく知らない。
ダンジョンが出現して、モンスターが現れて、ギルドがどうとか、政府がどうとか。ニュースやSNSで流れてくる情報は、全部「遠い世界の出来事」だった。
生きている実感があるのは、今みたいに腹が減ったときだけ。
立ち上がろうとして、少しだけふらついた。
視界が一瞬、滲む。
「……やばいな」
このまま寝ていたら、たぶん死ぬ。
それは感覚的に分かった。
じゃあ、どうするか。
蓬の脳裏に浮かんだのは、最近噂になっている場所だった。
廃工場の裏手に、突然現れた“ホール”。
政府の管理も行き届いていない、いわゆる放置ホール。
中に入れば死ぬ。
そう言われている。
でも同時に――
「食料が落ちていることもある」
そんな噂も、確かに聞いた。
デマかもしれない。
嘘かもしれない。
それでも、腹が減っていれば、どんな話でも希望になる。
蓬はぼさぼさの髪を適当に結び、脱ぎ散らかしていたジャージを引っ張り出した。鏡を見る気はしなかった。どうせ、ひどい顔をしている。
玄関を出る前、靴を履きながら、ふと思った。
――生きるって、何だろう。
難しいことは分からない。
でも一つだけ、昔から決めていることがある。
食べるときは、必ず言う。
それがどんなものでも。
どんな状況でも。
蓬は、小さく息を吸った。
「……いただきます」
ただ食べ物を探しに行くだけ。
そのはずだった。
この一歩が、
世界にとって“異常”になることも、
自分が「人間の食事」から外れていくことも――
まだ、誰も知らない。
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あっちょっと素通り厳禁なんですよっ!!
こまっちゃうんだからー
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