第18話 みんな、ちゃんと知ってたんだ
こんにちわんこっ
しばらくは毎日投稿していきますよん。
毎日17時と21時とあと0時の三話投稿予定でいきまっす!!
予定はあくまで予定なので。。。。。
「……なんか、ちょっと動きやすい?」
ホールから戻った蓬は、体の軽さに違和感を覚えていた。
これまでは、ほんの少し歩いただけでも息が切れていたのに。
今日は階段も苦にならなかった。腕も、脚も、少しだけ力が入るような気がする。
「まさか、レベル……とか?」
思いつきでスマホを開く。
以前ダウンロードして放置していた「ステータス管理アプリ」。
使い方も分からず、インストールしたことすら忘れていた。
適当に立ち上げてみると、意外にもすんなりと画面が表示された。
【名前:橘 蓬】
【職種:未登録】
【レベル:3】
「は? 3?」
昨日まで、レベルという概念すら実感がなかったのに。
気づかないうちに、戦って、食べて、レベルが上がっていたらしい。
ステータス欄も表示されていた。
【ステータス(初期)】
・筋力:4
・敏捷:5
・知力:6
・体力:3
・感応:2
・運勢:4
【スキル:五感強化(D)、表示不可スキルあり】
「……は?」
思わず声が漏れた。
五感強化。
見覚えのないスキル名。だが、なんとなく思い当たる節はあった。
――あのとき、食べたスライム。
そのあと、やたらと周囲の音がクリアに聞こえた。
匂いにも敏感になった気がするし、視界も少しだけ明るくなったような。
「え、食べて、スキルって……そういうこと?」
驚きと、少しの興奮。
でも、それ以上に、混乱が勝っていた。
「表示不可って、なに……」
ステータスの最後に並んでいた不可解な一文。
“表示不可スキルあり”。
ネットで検索してみる。
すぐにいくつかの解説記事が出てきた。
《一般配布のステータスアプリでは、スキルの表示はD〜Bランクまでに限られている》
《A以上のスキル、特にSやEXランクは“未分類”や“表示不可”として扱われる》
《表示不可のスキルを持つ者は、ギルドにて精密診断を受けることを推奨》
「……ってことは、わたし、もう一個、なんかあるってこと?」
指先が震えた。
五感強化(D)――これでも充分すごいと感じていたのに。
それ以上の、“表示されないスキル”があるという。
思い返せば、あのスライムの前。
モンスターの死体を平然と食べていた自分。
あれを見たら、他の人はどう思うだろうか。
普通じゃない。
異常だ。
気持ち悪い。
「……知りたくないな」
蓬はスマホをそっと伏せた。
レベルが上がって、スキルが増えて。
なんとなく強くなった“気がする”。
でも、それがなんなのかは、まだ分からない。
そして、分からないままのほうが、今は少しだけ安心だった。
「……スキル、使えるようになったら、なにができるんだろ」
その言葉に、ほんの少しだけ、期待が混じっていた。
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あっちょっと素通り厳禁なんですよっ!!
こまっちゃうんだからー
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次の話も見ちゃってくだせいっ!




