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決心、未練、神嫌

ペース配分をミスった気がしているので今回は少し長くなります。ご容赦くださいね

生徒たちがひそひそと話し合う声が聞こえる。ただ私の聴力では何を言っているのかは聞こえない。

その中、大きな声がはっきりと聞こえた。

「雷撃だ!くらいやがれ!」

ベルフェゴールに向かって雷が放たれる。雷は神の眉間まで届き、そして消えた。そこに当たったような感じはなく、ダメージも何もなさそうに見えた。

お構いなしに次々と魔法が神に放たれる。水、火、ミサイル、鉛筆。それでも一発も神には当たらない。

私は両手を上げて生徒の方を向いて言った。

「いいよ、私のことは放っておいて。前までのいつもどおりへ戻るだけだから。言われた通り私は死んでいる、もうどうにもできないの。彼女に従って動くほかにできることはないの。あまり抗っちゃだめ。せっかくあげた魔法を回収されちゃうかもしれないからね。ありがとう、みんな。こんな死人のために頑張ってくれて。」

私の身体は神によって宙を舞う。

十数秒経った。早くも15mほど昇ってきただろうか、子供や大人すらも小さく見える。

ポカンと下を眺めていると、異変が起こった。ぶらぶらと宙刷りになっている私の身体は突然なにかに足が着き高度が上がりも下がりもしなくなった。前を見れば、先ほどまでの光景とはがらりと変わり、花畑が広がる。そして喜んでもいい事なのか上空に神はおらず、後ろを見れば草原が広がっている。奇妙な状況に思考を巡らせていると、私は後方から話しかけられた。

「はぁ…間に合った。では、はやく着いて来てください。事情は後です!」

返事をする間もなく、私は彼に腕を引かれて、あっという間に中世風の紅茶を飲むような小さな神殿にたどりついた。

神殿の下の椅子には私が蘇生の魔法を与えた子が座って待機している。

「今はこっちの番ね。どうぞお座りください。」

私は彼女に言われるがまま着席する。席の前にはショートケーキが置かれていた。呆気にとられている私を見て彼女はすぐに言った。

「早速始めますね。」

彼女は私の手に触れた。私の身体からはすぐにキラキラとしたエフェクトが散った。私の身体に重力がかかり始め、急激に重くなった。

私は席から立って、くるくると自身の姿を見る。しかし見た目の変化は全くない。戸惑う私に今度は先に会った子が話した。

「俺の空間を新しく作る魔法です。これであなたを拉致して共謀で蘇生させました。発案は丹林です。彼曰く、生きている人に手を出す神なんざいたらやばいだろ?とのことでした。帰りましょう、あなたは今、注目の的なんです。大丈夫です、丹林も、校長も待っている。」

私は表情に気付かれないように俯き、静かな動作でうなずいた。

その瞬間、目の前が白く染まる、そしてすぐにそれが晴れた。目に映る光景は運動場の上。神もいれば生徒や校長もいる。神の顔を見れば驚いているのが簡単にわかる。神は戻ってきた私を見て言った。

「なんで生き返っているのよ?ダメでしょ!生き返りなんて、この世にあっちゃダメでしょ!理はどうしたの?死んだ者は死んだ者と決まっている!それに、もし私が生きている者の世界に手を出したら私は堕天なうえにこの世界にも他の紙にも干渉できなくなるじゃない!笑い者になること確定よ、悔しいけど、どうすることもできないじゃない!うざったい!」

生徒達はタイミング、動きに一切のズレなく、親指を下に向けてベルフェゴールを煽るように笑う。私も抑圧からの解放で気が緩み、笑った。予想外なんて言えないが、その態度が神の逆鱗に触れたのだろう。神は顔を真っ赤にしてさっきよりも荒い口調で言う。

「許さない!許さないよ!お前ら!!魔法なんて、実質全部私が与えたものだろう!その恩も忘れてこの恩恵にだけあずかって!魔法なら私のものだから、てめぇらの魔法は消せるんだよ!残念だったな、魔法のないストレス環境で生きるんだな!あ、安心してね、もし死んだら目一杯可愛がってあげるから!楽しみにしているんだな!!」

神は消えた、声もなくなった。確かめるために生徒の一人は魔法を試みる。魔法は発動しない。魔法を持った他の生徒、教師も同様に試す。同じく魔法は発動しない。私も私で魔法を渡せるかどうかを試した。

その結果はわかりきっていたが不可能だった。

読んでいただきありがとうございます!!!

次で終われます!!たぶん。完全にペースを間違っていました…

と猛反省

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