奴が来た
突然私の頭に、また記憶が一つ戻ってきた。その記憶は私の目的についてだった。
これまで私は目的を魔法を配って幸せな人間を増やす。だと思っていたが、少しだけ抜け落ちていたようだ。正しくは、ストレスが溜まっている人に魔法を渡して全体のストレスを減らすことが目的だった。そしてこの目的は自分で立てていない、それが新たに理解できた。
そんなことを忘れて私は就寝した。
翌日の午後。
私は日常となった魔法希望者シートの閲覧をした。今日は67人か。やはり日に日に志願者は増えてきている。私にとって完全に嬉しい事だ。一応、問題点は後々疲れて対応が雑になるくらいだろうか。
一人目を店に呼んだ。その風貌はどこか見覚えがあり、声も聞いたことがある。
そして目の前に現れたのは、あの大暴れをしたおっさん教師だった。それは声を大にして言った。
「魔法屋!やっと見つけた。私の魔法が消された。どうにかしろ!せっかく高い金を払ったんだ、対応するのが当然だろ!」
クレーマーと化したか。優しさを見せてやるか。
「どの件か確認するため、お名前を伺ってもよろしいですか?」
「管中箕黒だ!」
「おぉ。見つかりましたよ。読心ですね、この機会ですので別のものに変えてみればいかがですか?」
私は持っているこの優しさで改心のチャンスを与えた。それには男もさぞにっこりだろう、そう思った。
男は口を開いて言った。
「そうかそうか!ならばお言葉に甘えてそうしようか。ではひそひそ話すら聞こえるようになるほどの聴力をくれ!」
「は、はぁ。」
私は困惑した。その理由は用途が完全に意味不明だったからだ。そのうえ聞いたとして到底理解できないだろう。
私は諦めてその魔法を与え、使い方を教えた。
次に並んでいるのは…大人…そして、今の残金は12万円。よし。
読んでいただきありがとうございます!!!!!!!
クズ回?は書いていて楽なので正直増やしたい感じはありますが、ただでさえ*****ないようなものがより*****なくなるので自重はします。




