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私は彼女を店の外へ帰し、切り替える。

「さて、やばい方を見ようか。」

そいつは一人目が戻ってきたことを見て、次は自分の番だとそわそわしているのがわかる。その様子は5人ほどの生徒が見ていたが、本人は全く気にするそぶりを見せなかった。

私は少し興味がわき、20秒もの間観察した。

10秒経ったあたりで浮ついた様子がなくなり、周りをきょろきょろと見まわした。そして15秒経過で不安になったのか、彼が小さくなったように見えた。20秒が経って私の良心が痛み、とうとう声を掛けた。

「どうぞ、お入りください。店はこちらです。」

手招きをしながら私は店の中へと入った。彼はほっとした表情を見せた後にすぐ、私についてきた。

私は外での出来事がなかったかのように奥から宙を舞った二つのケーキと供に歩いていく。一つは自分用のフルーツケーキ、そしてもう一つは抹茶ケーキに栗のペーストが乗った和風のケーキだ。

そして私は椅子に座り、一方で立って待っているその男を座らせた。

「とりあえず自己紹介をしましょう。私の名前は掛須です。対価はお話で、魔法売りをしています。ケーキは好きな時にお食べください。」

そう言って私は目配せをする。それを読み取れたようで彼は話した。

「俺の名前は日置(ひき)丹林(にりん)です。年齢は17歳。それでは早速、望んだとおり私はあなたのアシスタントはできますか?」

私は考えていたことを吐いた。

「なんで?」

待ってましたと言わんばかりの食い気味で丹林は言った。

「逆境から復活した魔法の名誉を復活させたあなたのからくりを見てみたいんです。そのためにも話題になっていて忙しそうなあなたをこのジャストタイミングで手伝いたいんです!」

その答えはあまりにも私利私欲にまみれていて、悪い意味で高校生らしかった。そんな彼を雇う意味は全く分からない。そう思いながらも一つ気付いた。

「待って。苗字が日置?」

彼が疑問に思いながらもうなずいた。

「ということは校長と同じ苗字だよね?」

彼はもう一度うなずいた、そのうえで一言話した。

「ああ。それは俺の父さんだからな。」

私はポカンとした。ピーチクと鳥が鳴いている。

読んでいただきありがとうございます!!

転換点を書きたい!!そんな一心で書きました。

しかし、できているのかは不明ですね…。

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