重労働
順番が決まった彼らは階段の下で邪魔にならない形に列をなした。
私は先頭の一人目を店へ誘い入れた。その子は周囲の眼から消えた。
店の中で待機していた私はその子が椅子に座った後に話し始めた。
「名前と叶えたいこと、その理由を教えてください。名前は言わなくても大丈夫ですよ。」
一人目の子は言った。
「僕は、他人から自分への評価を知りたい。客観的な評価が知りたいんだ!」
その目からは覚悟が見えた。一方で、態度からは若干の根暗ということが伺えた。
悪用はできないだろうと私はその魔法を渡し、使い方を教えた。
1分も経たずに一人目が終わった。どう考えてもいい調子ではあるが、これを残り63人分…骨が折れる。
私は二人目を店へ入れた。そして一人目と同様の科白を吐き、返答を待つ。
「まず名前ですね、名前は林西清です。キラキラするような魔法が使いたいです。例えば氷の粉を舞わせるとか。理由…理由は小さい子に見せて楽しませたいからです!」
彼女はそう溌剌な返事をした。しかし理由に違和感を持った私は一応聞いた。
「ホントは?」
「なんか、良くない?雰囲気?」
彼女はそう返した。その返しに悪意はなく、ただ何も考えていないだけだったようだ。
そう感じて私はエフェクトを舞わせるだけの魔法を渡して、使い方を教えた。
これで二人目が終わり、その経過時間は合計で1分50秒だ。
そして残りの62人が終わったころには時刻は17:20だった。始めた時間は16:10だったので、下振れ気味だったなと私は反省した。
読んでいただきありがとうございます!!!!
たまに書いている途中にエラーが発生するのは一体何なのだろう…。
全消えするからすごくなえます。




