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未来書  作者: あちょーん
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第7話「四散の骸」

第7話!ラッキーセブン!!ここまで読んでくれているあなたは超ラッキー!!

いや、ただただ普通に感謝です、ありがとうございます!

「…俺たちが次に見つけるのは竹林と樋田の……死体だ。その後湯川は生きた状態で見つかるが…俺たちの目の前で死ぬ。俺と…津島に関しては…死因は書いてなかったが…死ぬらしい………」


一緒に聞いていた先生の目が大きく開く。隠さず言ってくれたんだ。礼を言わなければ。


「…分かった。言ってくれてありがとう…」


「…頼む…俺の命なんざはどうでもいい…竹林…だけは……」


そんなに竹林のことが大事なのか…。そういえば命の恩人とか言ってたが、いつ、どういう経緯で…


「お前らにとって竹林は命の恩人なんだよな?昔何があったんだ?」


「あぁ……その話か…竹林以外の俺たち4人…実は高一の頃いじめられっ子でな…気絶するまで殴られたり…カッターで切られたり…死ぬ寸前まで痛めつけられてたんだ…」


「いじめがエスカレートして、いよいよ包丁で刺されるって時に助けに入ってきてくれたのが竹林だったんだよ…病院にも連れて行ってくれたし…こんなの命の恩人と呼ばずしてなんて呼べば…」


そりゃ紛れもなく命の恩人だ。絶対に助けてやりたいとも思う。頼む…竹林…生きていてくれ……!

と、憂夜が急に止まる。


「今一瞬湯川が見えた気がする」


「まじか!どこに!?」


「今俺たちが通り過ぎた交差点の左側」


すぐさま戻る。左に曲がって少し行くと、そこにあったのは空き地だった。


「………この空き地は…」


津島と吉岡が目を合わせて言う。何か知っているのなら聞いておきたい。


「この空き地、なにか見覚えでもあるのか?」


「あぁ…俺たち4人が…よくいじめられてた場所だ」


よりにもよってそんな場所に……。空き地の奥に目をやるとゴミ捨て場のような所があった。嫌な予感しかしなかった。


「私が…見に行きます」


先生が汗をかきながら言う。俺たちはただ無言で頷いた。

ゆっくりとゴミ捨て場に歩いていき、少しゴミの山を探る。


「………う゛ぅ゛っ゛……!!」


(うめ)き声があがる。やはり何かあったんだ。俺たちも恐る恐る見に行くと…………竹林と樋田の死体が転がっていた。しかもバラバラで…


〜続く〜

今回のサブタイトル、難しげに書いてるだけで、簡単に言えばバラバラ死体の事です。しさんのむくろって読みます!

次の話も明日あがります!!楽しみに待っていただけていたら嬉しいです!!

今日も読んでくれてありがとうございました!!

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