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堕天勇者  作者: おすし
1/1

終わらない地獄始まりの地獄 1

そう言えばこういう勇者って居ないんじゃね?闇堕ちとか中二病っぽいの皆好きなんじゃね?試しに書いてみたら一発当たんじゃね?って軽い気持ちで書いてるんでこいつの小説いつか当たるんじゃね?って気持ちで読んでくれたら嬉しいです笑



何年が経つだろう。


この世界に来てからもう10年は経っているだろうが自分の感覚ではそれ以上に感じる、人生を何周もしている感覚だ。


もう自分が前の世界での事なんかもうほとんど記憶から抜け落ちてしまっている


前の世界で死んでから異世界に転生なんてまるで漫画やアニメのような事が自分に起きたんだ。


俺は勇者になれると思った、アニメで見た異世界に転生した勇者は最初からチート級の能力を持っていた。


そして可愛いヒロイン達と出会いちょっとした努力でどんな敵もあっさり倒してしまう。


そんな能力を持った連中に自分がなれるんだと思った


そう信じて何百何千何万回の戦いを繰り返した。


だけども自分のステータスはレベル1から変動する事は無く魔法も一切使えず倒せるモンスターはスライムなどの低級モンスターだけ。


何度も死のうと思った。


こんなクソみたいな世界死んで無くなってしまおうと思った。


高レベルのモンスターに挑んでさっさと楽になろう


やっと死ねるのか


この数十年無駄でしかない努力をして来た異世界人生に終止符を打てる


次の人生は普通の人生でいいからこんな思いはもうしたくないな。


目の前に光が刺した

ゆっくりと目を開けた時、そこには美しい花園が一面に広がっていた。

どこかで見覚えのある光景


何故

何故死ねない


何故異世界に転生してきた時に目が覚めた場所に自分は寝ているのか


それから何度も何度も死んだ

何度やっても同じ風景に戻ってくるだけ


気が狂いそうだ、この地獄から死んでも抜け出せないなんて

周りの人間達に転生者でもなんでもない人達に抜かされ何十年経っても一向に追いつけず周りから馬鹿にされ続け笑い者にされる生活なんてもう嫌だ


誰か助けて欲しい


絶望し美しい花園で1人ただ泣き叫んでいた


その時近くの小さな村の花園に遊びに来た子供達が僕に寄ってきて


「弱虫ヒビトだ!」「まだ勇者なんか憧れてんのかよ!」「お前なんか無理だって!」


自分でも何をしたのか全然分からない

けど自分が何をしてしまったのかは目の前の光景で分かってしまった


いくら自分が辛くて追い詰められて精神状態が不安定でもこんな小さな子を殺してしまうなんて


白い花は赤く染まり子供達はただの赤い海の中にある暖かいだけの肉の塊になってしまっている


もう自分が解らない


世界にも絶望し、それ以上に絶望し軽蔑した


「素晴らしい」


どこからか聞こえて来る声


「お前には人間を辞める覚悟があるか」


何を言ってるんだ?

でも人間を辞めてこんな思い消すことができるなら、人間を辞めてもいいかもな


「私に従う気は無いか」


従う?お前は一体何者なんだ?


「私は邪帝ガイスト俗に言う魔王軍のトップだな」


何を言っている俺は勇者になりたいんだ何十年も勇者を目指して努力してきた、魔王軍なんかに従える訳ないだろ


「子供達を斬り殺し何を今更勇者になりたいなど言える?それにお前が望み努力では手に入れられなかった力をお前に与えてやろう」


「力を与える」

この言葉で俺の中の正義や勇者とは真逆の心のピースが揃ってしまった




仰せのままに



どれくらい続くか全然決めてないけど

この小説初投稿だから結構自分の好みを押し付けた作品にしようかなって思ってます

さぁ、この主人公君はこれからどうなるのかな???

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