表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
象形的な言葉の列  作者: につき()
5/8

under the influence/

under the influence/


こころに色は無し

我らに色は無し

唯移ろい過ぎる色を時と呼び

季節をなぞり

感情たちがひしめき合う

静まれ静まれ

夜明けの東雲の彩雲のように

彩りは声もなく加速していくのだ

肉体の内の命が燃え上がっている

身の内の灼熱が背中を焼いている

熱い情動が鮮血こそ第一義と喚いている

声に従うな

わたしたちはそれを支配するもの

思念は細胞を従わせるもの

生理学の理論を妄信するな

姿ない我らの限りなき透明は脆弱ではない

それこそが肉体たちのメタとしてのコピーであり

いずれAIとして実現されるであろう知性の対極である

但しそうなれば

under the influence

などとは二度と言えなくなる寂しさはあるけれど

これはエッセイではない?しかし詩とはどうしても私的な会話だ。エッセンスとしてエッセイと親和してしまう。曰く分かち難く在る境界を、わたしたちは「あわい」と呼び、そこに日本的な曖昧さの表現がある。もしくはアジア的に結論を未来に委ねるという流体的な意味の捉え方か。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ