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ある黒い小さな生き物のはなし

よいしょ、よいしょ。


今日は大量だ。女王様のために、私は働く。


よいしょ、よいしょ。重いなぁ。けれど、寒い冬はもうすぐだ。


よいしょ、よいしょ。もうすぐ、女王様の待っている、私達の巣だ。


どしんどしんという大きな音ともに、ふっと、大きな黒い影がよぎった。


その瞬間。辺りの土が飛んで、私達の巣が地面に埋まった。そして見る間に私達の巣があった所は大きなこんもりとした地面の山になった。


許せない。許せない。けれど、私たちの巣を早く直さなければ。私は地面を強く押していく。


……?分からない。どうして私の体は動かない。なぜ手足が宙を掻いている。なぜ私の背負っていた食料は地面に落ちている。なぜ……なぜ……?


激しい痛みが急に襲ってきた。早く……巣を直さなければならないのに。

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