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番外編2

だいぶ間が空いてしまい、すいませんでした。

気が向いたときに投稿しているので気にしないでくれたら幸いです><


掲示板にコメントして数分が立った頃、ようやく大五郎さんから返事がありました。ちなみに内緒でです。

内緒というのは、当人同士しか見れないと言う秘密話にはもってこいな機能のことなのです。




48 お友達募集スレその32

3  内緒モード

コメントありがとうございます(>∀<*)僕の名前は熊塚大五郎っていいます。よろしくおねがいしますね!



さて、私も返事を返しますか。




4 内緒モード

こちらこそよろしくお願いします^^私の名前は二宮花音といいます。種族は天使です!




と、こんな感じですかね。

次の段階としてはどちらかからコンタクトがくれば一気に進展でス!

暫くして、相手側から反応がありました。


『熊塚大五郎様からコンタクトを受信しております。なお、反応がない場合1分後に通信は切れます。』


「反応がありましたね。これはどうすればいいのでしょう?」

「相手から通信があったら通信許可というボタンを押せば繋がりますよ。」

「わかりました!やってみますね〜」


ポチっ


通信許可のボタンを押すと、目の前に巨大なディスプレイが新たに現れました。

しかしディスプレイに映っていた人は想像していた筋肉隆々な男の人ではなく、可愛い女の子でした。はて??



『あ、あのっ……コメントありがとぅございますっ!よよろしくお願いしましゅ!!><』


あ、今噛みましたね…

ガチガチに震えて緊張しながら涙目でぺこっとお辞儀をする大五郎さん。とっても可愛いです!っとちょっと確認しなければ…


「えっと…こちらこそよろしくね!…つかぬことお聞きしますが…女の子ですか??」

『い、いえっ…お、おとこですっ!!』

「まじですか……」


大五郎さんはまさかの男の娘でした…。

説明し忘れていましたが、大五郎さんの容姿は…

肌は雪のように白くて、全体的にとても華奢な体型。身長もとても低いですしね。そして下半身は人魚特有のピンクの尾びれです。無い胸なのにちゃんと付けてあるピンクの貝殻がとても可愛らしいです。

顔つきはとにかく女の子のように可愛くて、ふわふわでセミロングな薄桃色の髪の毛。同じく薄桃色のぱっちりとした瞳。っていうかまつ毛長いですね…羨ましいです!

うん…どう見ても女の子ですね!


『な、何故か望んだ姿になれなかったのですっ!そしたらこんな紙がっ…』


ま、まさかのリアル男の娘でしたか…

大五郎さんが見せてくれた紙には、「せっかく可愛らしい容姿なのですからそのままにしておきますねwwBYピエロ」の文字が…

グショップ!ピエロさん!!


『せ、せっかくあこがれの男らしい容姿になれると思っていたのに…がっかりですしくしく…』

「…男らしい容姿といいますと??」

『はいっ…ぜ、全体的に筋肉質にして、顔も男らしくなりたかったですっ…』

「は……」


私の脳裏にはまた、筋肉マッチョな人魚が浮かび上がってきました。


「それは…またまた…」


ならなくて良かったです…ホント。再度グショップですピエロさん!!




それから大五郎さんと色々お話しました。

まず、大五郎さんの事は大ちゃん、私は花音さんと呼び名が決まりました。私はそのままですね。

大ちゃんのダンジョンは容姿に似合わず中々鬼畜なダンジョンでした。

ブロック型のダンジョンで、(海)という海に関するダンジョン構成とモンスターが作成できるそうです。

ダンジョンの入口は陸地から大分離れた深海の目立たない所にあるので、まず存在に気付かないですし、気づいても海には強力なモンスターがうじゃうじゃいますのでダンジョンにたどりつくまでが大変です。

たとえダンジョンに入れたとしても、第一区は直径1キロにも満たない砂浜があるだけで後は周りの海のみです。

そう、このダンジョンは陸地は第一区の最初の部分だけで、後はひたすら海のみなのです。しかも同じく海には強力なモンスターがうじゃうじゃといるので、攻略は困難を極めるでしょう。


「でもなんでこんなところにダンジョンを作ったのですか?まぁ私が言うのもなんなんですけど…確かに現地人に見つかる可能性はかなり低いですけど、こっちからも接触するのは難しいですよ?」

『そ…それには理由があって…じ…実は僕はかなりの人見知りなんですぅ!』

「あ〜…確かにそんな感じですね。」

『なんかよくわからないけどっ、よく人に全身をじろじろ見られるのですっ!!それに目線もなんだか気持ち悪くてっ!人とまともに目も合わせられないし、いつもおどおどしているし!もうどうしたらいいかわかりませんっ!!』


それはあなたの外見がとてもかわいらしいからです!そういう目で見られることもかなりあったでしょうね〜


『しかも何度か男の人に襲われかけたことがあって…いつもお兄ちゃんが助けてくれたので未遂で終わったけどっ…すっかり人が怖くなってしまって…今はすっかり引きこもりですぅっ!』

「なんと!男の人からですかっ!……まぁわからなくもないですけど。でも無理やりは犯罪ですっ!許せませんね!」

『幸いこの種族は食べるものは必要ないので…とりあえずしばらくはこのダンジョンに引きこもるって決めたんですっ!』

『なにが引きこもるですかっこんなところにダンジョン作っちゃって!貴方はもうすこし外の世界を見るべきなんですっ!』

『痛っ…ぅ〜ハルちゃんいきなり入ってこないでください〜っ』


堂々と引きこもり宣言をした大ちゃんに突進してきたのはピンクのイルカさんでした。


「このイルカは僕と同じナビゲーターですね。」

「ああ、なるほどです!」

『先ほどはマスターが失礼いたしました。私はマスター大五郎のナビゲーターのハルと申します。』


ハルさんはピンクの体をお辞儀をするように曲げあいさつをしました。器用ですね!


「花音です。よろしくお願いします!」

「僕はマスター花音のナビゲーターのフランです。よろしく。」

『あぁ…そんなご丁寧に。しかもきびきびとしていて、いつもびくびくしているマスターとは大違いです。』

『ハルちゃんひどいですぅっ…』


なんでもハルさんは、引きこもりでいつもびくびくしている大ちゃんを厚生中なんですけど、一向に成果が出ないのだとか。


「それにしても…引きこもりですか…まぁこんな世界ですし、本人が良いなら良いんじゃないでしょうか?」

『っ理解してくれてありがとうございますっぅ><』


「ところでマスター、提案なのですが、大五郎くんがもしダンジョンの外に出る時にはコンタクトの機能を使うと良いですよ。」

「機能…ですか?」

「はい。コンタクトにはお互いが了承すると互いのダンジョンへとワープが可能なのです。」

「わぁ!それとても便利ですねぇ!」

「大五郎くんのダンジョンの周りはとても強力なモンスターがうじゃうじゃいますから、この機能を使えば、楽に地上につけます。」

「良いですね!採用ですっ!」

『ぇ…いやですようぅ…外は行きたくないですぅ…』

『何言ってるんですかっ!折角花音様達がありがたい提案を下さったのですよ!ありがたく受け取るのですっ!』

『痛っわかりましたっ…もしお外に出るときはお願いしますっ><』

「あはは…」


これは当分外に出る気はありませんね。まぁ友達になっただけ良いでしょう。



『改めてっ…これからよろしくお願いしますっ><』

「はい、よろしくお願いします!」


そんな感じで、異世界に来て初めてのとってもかわいい友達が一人できました!

ところで、人魚は地上では生きていけるのでしょうか?まぁその辺は大ちゃんが引きこもり克服できてからの話ですね!













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