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第2話

続いて投稿です。




「では次に実際にダンジョンを造ってみましょうか」


「おおー!」


わくわくデス!!


「まずタワー型かブロック型どっちにするかきめましょう」


「あ、それなら大丈夫です!もうどんなダンジョンにするか大体は決めましたから!」


「さすがマスターです!では実際に造ってみましょう。核に向かってイメージしながらダンジョン作成スキルを使ってみてください。」


「はい!『ダンジョン作成』発動!」


フランに言われた通りやってみました。


『マスターの認証確認。ダンジョンの作成に移ります。』


すると宝石が赤い光を放ち、宙に浮かび上がった。


『ダンジョンの作成を開始します。タワー型、ブロック型どちらに致しますか?』


「タワー型で」


かっこいいですよね。バベルの塔みたいですし!


『了解しました。タワー型で作成します。消費MP20で第一階層を作成できます。作成しますか?』


「お願いします。構造は白い神殿で。フラン、来訪者達が生活できるような層が欲しいのですが出来ますか?」


「うーん。生活は無理かもしれないけどモンスターがいない層なら普通に造れますよ!モンスターを設置しなきゃいいんですから!」


「それでよいです。じゃあ1階層はモンスターがいない設定にしましょう!核さんお願いします。」


『了解しました。1階層作成開始します。』


ごごごごごご


私がそう言うと核は眩い光を放ち次の瞬間とても大きな音と地震のようなことが起きました。それと私の中から何か力のようなものが抜けていくのを感じました。


「これがMPというものでしょうか…ちょっとだるいですね…」


「MPは一晩寝れば全回復できますよ。もう休みますか〜??」


「いえまだたくさん残っているから頑張ります!」


話しているうちに1階層が完成したみたいです。


『1階層完成いたしました。これに伴いダンジョン内を映した映像が追加されます。』


すると砂漠を映していた映像に加えダンジョンの映像が出現しました。


ダンジョンはゲルニカ大陸の中央に突如現れました。それと同時に周囲のモンスターたちもなにかにおびえたようにダンジョンから離れて行きました。


神殿は白の大理石みたいなもので造られていて神々しいの一言でした。



「ほう…なんか神々しいですね…」


「おめでとうございます!こうやってダンジョンを造っていくごとにスキルを確認してみると色々変わっているのでちょくちょく確認してみるといいですよ。ちなみにダンジョンの内部は外に比べて快適な温度を保たれています。」


「わかりました!」


フランに言われた通り確認してみました。



スキル ダンジョン作成(レベル1)


機能状態


マスター室 内容:1部屋 家具なし


ダンジョン(タワー型)

1階層 白い神殿 (モンスターなし)


*ダンジョン内に以下の機能を作成出来ます。


・女神タールの石像(祈ると1秒ごとに1MP回復)消費MP10

・湧き水(無限)消費MP10





「あ、女神タールの石像がありますね!」


「この機能は女神タールの好感度が上がって発生したようですね。それはそうとどれか機能を設置してはどうですか?」


「えとじゃあ湧き水(無限)を設置しましょう!」



湧き水(無限)を設置すると神殿内に突如大きなへこんだ場所が出来、またたく間に水がわき出て出てきた水でいっぱいになりました。よく見てみるとそこから細い水路のようなものが神殿の外に続いているみたいです。もしかしたらダンジョン付近でオアシスができるかもしれません。



すると核から突然声が聞こえてきました。


『スキル ダンジョン作成のレベルが2に上がりました。これにより作成可能な機能が増えました。』


「おめでとうございます!これで造れるダンジョンの可能性が増えましたね!」


「うん!」



確認をしてみると



スキル ダンジョン作成(レベル2)


機能状態


マスター室 内容:1部屋 家具なし


*以下の機能を拡張可能です。

 2部屋目 消費MP30


*以下の家具が作成可能です。

・簡易式ベット(一人用) 消費MP5

・簡易式テーブル 消費MP5

・植木鉢 消費MP5

・簡易式キッチン 消費MP20


ダンジョン(タワー型)


1階層 白い神殿 (モンスターなし) 追加機能:湧き水(無限)


*2階層まで作成可能です。

2階層 消費MP30


*ダンジョン内に以下の機能を新しく作成可能です。

・キャベツ畑(初級)最低級キャベツが生えてくる。ごく稀に低級キャベツが生えてくる(採取して10分後にリポップする)消費MP10

・レタス畑(初級)最低級レタスが生えてくる。ごく稀に低級レタスが生えてくる(上に同じ)消費MP10



「この最低級〜とはどんな野菜になるんですか?」


「そういえばマスター達の前の世界とこの世界の価値観の違いを説明してなかったですね。

エルドランとの価値観は前の世界に比べるとかなり低くなっております。

例えば食べ物ですが、野菜類でも肉類でも果実類でも最低級、低級、中級、高級、最高級まで位が存在します。

最低級はエルドランドの一般の住民のには普通に親しまれて使われている位になります。貴族や王宮では低級、中級位です。

しかし外の世界とこの(食)のダンジョンでは同じ最低級でもかなり違ってきます。正直言うと外の世界の最低級はかなりまずくゲテモノ級です。一般の住民はそれを毎日食べているからそれが普通に思っているわけですね。

それに比べこのダンジョンの最低級はまぁ普通に美味しいレベルですね。しかし一般の人にとってはかなり美味しく感じると思います。

外の世界ではこの最低級は普通に取れるのですが、低級、中級は中々取れません。その上の級は存在すらしません。

調理に関しては基本の切る、焼く、煮る等の動作は存在していますが、それだけでまったく進んでいません。

それに、調味料も外の世界での自然では発生できなくなっておりますので、ごく稀にモンスターからドロップするだけです。そう言うものは全部貴族や王宮の元にいくので一般の住民は自然の味だけです。」


「うわ…思っていたよりもひどいですね…これだと私のダンジョンはまさに宝の塔ですね;;」


「そうですね。他にはポーションなどの回復役は存在せず、薬草等を煎じて使っていること。武器は普通の冒険者でLV.10で装備できる鋼の剣を使っている。外の世界で+補正のある装備は見つかっていない。こんな感じですね。」


「ひどすぎます;;」




それから私は色々作成しました。


マスター室を2部屋にし1部屋目は管理室&寝室、2部屋目はキッチンとダイニングにしました。家具も一式設置済みでス。


ダンジョンの方は1階層に女神タールの像を設置し、2階層を作成しました。


2階層は1階層の神殿とは打って変わり、一面の草原と林で木の合間のいたるところにレタス&キャベツの畑(初級)を設置しました。


そしてついに待ちに待ったモンスター作成です!



「次はモンスター作成ですね。基本モンスター作成はダンジョン作成のスキルの一つと考えられています。まず作成できるモンスターを確認して目の前に召喚してみましょう。」


「わかりました。!」



今の2レベルで作成可能なモンスターはこんな感じでした。



作成可能モンスター


・ソルトスライム(LV1〜3) 消費MP10

スライムの亜種。見た目は黄色いスライム。同じレベルのスライムよりも強い。

ドロップ品 塩(最低級)←スティック1本分位 


・シュガースライム(LV1〜3) 消費MP10

スライムの亜種。見た目はピンクのスライム。同じレベルのスライムよりも強い

ドロップ品 砂糖(最低級)←スティック1本分位



モンスターのレベルは可能範囲内で自由に決めていいそうです。


とりあえずソルトスライムを私の目の前に召喚しました。



「ぷに〜?」


黄色い大きなグミにつぶらな小さな瞳…


「かっかわいいww」


「ぷにゅっ!?」


思わず抱きしめてしまいました。ぷにぷにしてて結構いい感触ですw


「ではまずそのモンスターを倒してください」


「うう…私の反応を見てもそんな要求をするんですね…超クールすぎます…」


「ただの可愛いスライムと思って油断しないでください。本来スライムは捕食するものを自分の体内に取り込み徐々に溶かして…「やめてください怖すぎます〜!!」そうですか」


「うう・・やりますよ」


じー


「ぷに?」


じー


「ぷにに〜♪」


スライムと見つめあって数分


「ああやっぱり攻撃できませんっ!!可愛すぎです!」


がばっ 「ぷにっ!?」


思わず抱きしめてしまいました〜


「はぁ…まぁモンスターが倒せなくても別の方法があるからいいですけどね。」


「そ…そうですよ!いっぱい料理してたくさんレベルを上げればいいのです!」もう開き直りました!


「なんだか不安になってきました…」


フランに若干呆れられているけど気にしないったら気にしないのです!




結局あのスライムは2階層に移動させました。寂しくなんてないですよ〜


召喚したモンスターは自然に繁殖を繰り返して増えるらしく初めに何体か召喚していれば問題ないそうです。


とりあえずMPの続く限りスライムを召喚し続けました。おかげでレベルが上がりました。スキルはこんな感じです。






スキル ダンジョン作成(レベル3)


機能状態


マスター室 内容:2部屋 家具:簡易式ベット(一人用)、簡易式テーブル、簡易式キッチン、植木鉢×2、冷蔵庫(無限)


*以下の機能を拡張可能です。

 3部屋目 消費MP40


*以下の家具が新しく作成可能です。

・水洗トイレ 消費MP20

・お風呂(小) 消費MP30




ダンジョン(タワー型)


1階層 白い神殿 (モンスターなし) 追加機能:湧き水(無限)、女神タールの石像

2階層 若葉の草原 追加機能:キャベツ畑×20、レタス畑×20 モンスター:ソルトスライム(LV1)、シュガースライム(LV1)


*3階層まで作成可能です。

3階層 消費MP40


*ダンジョン内に以下の機能を新しく作成可能です。

・キュウリ畑(初級) 最低級キュウリが生えてくる。ごく稀に低級キュウリが生えてくる(採取して10分後にリポップする)消費MP10

・トマト畑(初級) 最低級トマトが生えてくる。ごく稀に低級トマトが生えてくる(上に同じ)消費MP10


*ダンジョン内に以下のレベルのモンスターを作成可能です。(LV1〜5)


新しいモンスター


・スモールワーム(食) 消費MP20

スモールワームの亜種。見た目は同じだが同じレベルのスモールワームよりも強い

ドロップ品 虫肉(最低級)

・スモールピック(食) 消費MP20

スモールピックの亜種。見た目は同じだが同じレベルのスモールピックよりも強い

ドロップ品 豚肉(最低級)


「そっか…トイレとか全然考えていませんでした。早速作成しませんと…ってあれれ??」


なんかくらくらしてきました…


「言い忘れていましたがMP5を下回ると生命に異常をきたして倒れますよ」


もうMP4だよう。それを早く言ってください!?


「きゅう〜〜」


もう限界


私はベットに倒れかかり意識を手放しました。
















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