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あの日の空  作者: 夏実
6/11

真実



私たちは急いで東弥がやった催眠療法をしにでかけた。以外とここから遠かった。片道2時間ぐらいかかってしまった。

やがて病院が見えた。



「あれ???東弥君じゃないか。久しぶりだね。また夢に悩まされているのかい??」


東弥はすべてを説明した。


「そうか。君が夏の生まれ変わりの夏美ちゃんだね。2人とも会えて良かったじゃないか。真実がわかるよ。さぁ、そこの2人用の椅子にすわって。」



椅子にすわり、東弥は言った。

「言うの遅くなってごめんな。夏美の運命を変えたくなかったんだ。」



「いいんだよ。こうなるのもきっと何かあったからなんだから。私は言ってくれて嬉しかった。」




「それじゃぁ始めるよ。ゆっくり目を閉じて…」






「冬也!!!いっしょに学校行こう。」


「早く来いよ。」



昭和〇〇年

冬也と夏は学生だった。今で言う高校生。第二次世界大戦の真っ只中で空襲など危ないめにあっているが2人とも幸せだった。ずっといっしょにいられたから。



「最近戦争もひどくなってきたな。」


「…うん。すごく空襲が多いね。」


「俺も…行かなきゃいけないのかな。」


「冬也は大丈夫だよ。そんなパッパラパーには頼らないってぇ。」


「ひどいなぁ。」



わかってるんだ。

日本は負けてるってコト。

物資が足りないってコト。

兵隊がいないってコト。






そろそろ冬也がいなくなるってコト。






私無理して笑ってる。本当は冬也に飛び付いて泣きたいんだ。けど、今は幸せな時を過ごしていたい。



夏が想っていることは冬也も想っていた。


2人でいっしょにいたいから。ずっといっしょにいたいから神様に無理なお願いをしている。


戦争なんか終わってしまえばいいのに。




時間が止まればいいのに。





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