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あの日の空  作者: 夏実
2/11

出会い

あぁ━━━だるぅ


これ、私の口癖になってきた。

なんだろ??この脱力感。なんにもやる気しない。



岡 夏美は高校2年生。将来のコトはなにも決まっていない。見た目はそう悪くない。派手だが結構思いやりがある。が、しかし今は何もやる気が起きないのだ。




「いっそのことこっから飛び降りちゃぉぅかなぁ。」

屋上で空を見上げながら言った。



朝のHR。


皆にあいさつをされながら夏美は思う。

「今日もくだらない1日が始まる。憂欝。」

    

仕方なく席に着き、ため息をつく。いつもの日課。


先生が教室に入って来た。ただでさえ暑い7月の教室なのにこんなにむさ苦しい先生が入って来ちゃ教室の厚さは倍増するに違いない。


この先生が存在するから地球温暖化が進むのね。


心の中で笑ってみる。



「皆おはよう!!!!今日も暑いな。」

先生が無駄にデカイ声で叫ぶ。


この厚さはお前が原因だっつーの。



「今日は皆に報告がぁる!!このクラスに転校生がくることになった!!!」


教室がザワつく。無理もない。転校生が来るとなると誰かがどこからともなく噂を嗅ぎつけ広がるはずだ。が、今回はそれがなかった。さすがの私も動揺した。


「ぉい!!!入ってこい!!!」


さっきにも増してデカイ声で叫んだ。



「失礼します。」



教室は静まりかえった。


何この男…


その男は夏美同様派手だがかっこいい男だった。

しかしどこか不思議な雰囲気を持っていたのだった。

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