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こんなところに梅がある⑦

◇川


 時は川の如く流れ続ける。足を止め、頭上を流れる川を見上げると、魚の群れがスーッと泳いでいった。鱗に反射する光を縫うように、落ち葉が浮かんでは沈むを繰り返して、みるみる遠ざかっていった。落ち葉の後を追って、過去にあった出来事が、良いも悪いも一緒くたになって流れていった。



◇窮地


 食べ物を失敬した鼠は絶体絶命の窮地に追い込まれた。

 どこか逃げ道は……。

 必死で周囲を見回すと、座布団の上で、家の猫が腹を全開にして寝ている姿があった。


 なんて呑気なんだ! 

 鼠は八つ当たりで猫の尻尾を噛む。猫にも追われる羽目になった窮鼠は、ドタバタを利用して、なんとか逃げ切った。




 


Twitter140文字小説⑦ 

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