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幻想奇譚

哀愁の線路と日曜日

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。

夕暮れ時には早いお時間です。でも家路に帰るお時間です。本日もとても楽しい一日でした。水族館に映し出される青も、初めて訪れた喫茶店も、町中華で戴いた食事も、全部全部、素敵な思い出です。

しかし少々本日は食べ過ぎでしまいました。という訳でお散歩です。

歩くのは一駅分、閑静な線路沿いの住宅街をただ薄ぼんやりと歩きます。人通りは決して多くはなく、 時折デート中の恋人達が次の目的地に向かって歩くのを、さり気なく心中で勧めるだけの歩き方。

そう、そこの場所は今オススメですよ。時間帯も時間帯ですし、また違った色合いを魅せると思います。実際植えられた植物は咲き始めですし。あぁ、でもきっとご存知ですね。

そんな事を考えながら、線路沿いの街をただ黙って眺めます。足音だけに耳を済ませながら、私はぴたりと歩みを辞めました。

夕暮れというには明るすぎる光。でも昼間と言うには翳りが差した光。そして人の足音、電車が遠ざかる音。当たり前にある日常の光景です。

でも……何故……でしょうか……? こんなにも哀愁を感じてしまうのは。とあるレトロで味のある民間放送。その世界に放り出された様に、こんなにも泣きたくなってしまうのは。

私は奥歯を噛み締めて、隣を走る列車に目を向けました。発車メロディと共に、迷うことなく進みます。ただ真っ直ぐ伸びた線路上をひたすらに通過して行きます。それにすれ違って隣駅の電車が立ち止まりました。

若い女性のアナウンス。機械的で感情を映さない話し方なのに、本日、この時間だけは、今を憐れむような響きが含まれています。

……私は寂しいのかも知れません。今日という日が去ってしまうのが、どうしようも無く。この時間が止まって欲しいと切に願う程に。

でも残酷にも時は待ってはくれません。だからこの思い出だけを胸に抱えて、私は家路に着くと致します。

有難う御座います。本日(ほんじつ)、とても楽しかった。何でもない日に落涙してしまう程、今の私には過ぎたお時間でした。

そんな私の意思をささやかに肯定するように、またも発車メロディが。優しい民謡。誰もが一度はお聞きになった事がある有名な歌。さようなら、楽しい日曜日。

イメージ的にはあのお酒のCM。

(きっと嫌いな方々なぞ居ないと確信してます)

レトロで哀愁漂う素敵な物に、今回の出来事を重ねて書きました。

最近見ないのは気の所為でしょうか?


以下、なんでも許せる方向け。

ただ単に気持ちの悪い作者の暴露です。

作者本人が楽しむ為にやってます。


読者様

渡のモデルは作者?


作者

微妙なところですね。

渡がやりそうな事を代行して執筆してる感じがあります。

でも作者はこんな綺麗な口調で話しません。(物凄く重要)

口調の参考元は○○喫茶で働く方々を参考にしてます。

(勉強になります。何時も有難う御座います)

私の綺麗な成分だけを増殖、培養し、遠心分離にかけた、『物凄く綺麗な上澄みの成分。つまり1%にも満たないお嬢様成分』の塊です。


渡が勧めた場所、実在します。

『此処、綺麗なんかなぁ』という彼氏さんの彼女さんに向けた問いかけに、

『物凄く良いところだから、カップルで行きませい。でも人が多いから離れた東屋で見ることをお勧めしますぜ。彼処(あそこ)人通り少ないんで』という事を声を大にして言いたくなりました。


恋人の身長差、頭一個分が物凄く可愛いと気がついた今日この頃。全部の創作カップルこうしたい。


※ただ単に自分に対して、気持ちが悪い。声を掛けなくて本当に良かったです。

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