☆シナリオ☆ ◯X国
◯X国
所見:地面には赤や茶のレンガが敷き詰められ、洋風な街並みが広がっています。街には活気があり、何か美味しそうな匂いが漂っています。
補足:X国内でNPCへの暴行など悪事を働いた場合、警察が現れプレイヤーを拘束します。『言いくるめ』『説得』→一度だけ拘束を解くことができます。2度目は牢屋に入れられbad end。
人口はおよそ1万人です。施設間の移動に時間はかからないものとしていいです。
空腹の概念があります。12時間以上食事をとらないと1時間おきに1D3(変更しても良い)のダメージを受けます。
また、1日6時間の睡眠は確実に取る様にしてください。取らなかった場合、技能値にマイナス補正をかけるなどの処置をお願いします。
・飲食店
所見:オレンジ色の明るいライトが照らす店内には、肉の焼ける香ばしい匂いと甘い油の匂いが充満しています。店内には客が他にもいて、世間話に花を咲かせています。どうやら、ここは住民たちの憩いの場となっているようです。
補足:飲食をすることで、プレイヤーの耐久力マジックポイントが最大値まで回復します。(朝7時から夜11時まで使用可能。一回の飲食に1時間消費)
飲食代は一品1000円程度を目安にお願いします。
『聞き耳』→他の客から噂話が聞こえてきます。どうやら、X国では少し困ったことが起きているようです。
その後、客や店員、他の施設にいる人々にこのことを尋ねた際、X国は隣国のY国と統合し、より大きな国にしたいと考えているが、Y国との交渉が難航しているという情報を与えて下さい。
・宿
所見:濃い茶色で塗られた木製のどこか落ち着いた雰囲気を感じる内装が魅力的な宿です。
補足:受付はいますが、キーパーソンではないので適当な受け答えをしてもらえると助かります。
宿に泊まることで安全が保障されるとともに、プレイヤーの耐久力マジックポイントが最大値まで回復します。(夜限定。一泊に6時間消費)
一泊5000円程度を目安にお願いします。
・図書館
所見:街の活気から隔離されるように、ゆっくりとした時間が流れています。コツンコツンと床を歩く音が聞こえてくるほど静かな空間です。首を痛めてしまいそうなほど高くまで収納された本たちを前に貴方は少し興奮してしまうかもしれませんが、館内ではお静かにお願いします。
補足:本を探し、読むのにかかる時間は一冊2時間です。ただし、『図書館』に成功すれば30分でそれらを終えることができます。(図書館司書さんに聞く事で『図書館』に成功しなくても目当ての本をすぐ見つけられます。その後『図書館』に20の上方補正をかけて成功すれば30分で本を読み終われますが、その情報は伏せておいていいでしょう)
調べられるジャンル(このジャンルについてはアイデアロール成功で開示しても良いですし、無条件で教えてしまっても良いと思います)
「この地域について」……一冊の本を手に取ると、そこにはかつてX国とY国の間にある森に現れたという伝説のモンスター、アラクネの記述がありました。アラクネは透明で姿が見えず、足音もしない。もし遭遇するようなことがあればすぐに逃げた方がいいそうです。
「冒険者について」→冒険者とはフリーの傭兵です。特定の土地にとどまる事はなく、旅をしながら様々な国の手助けをして生計を立てています。その豊富な経験と技量から、冒険者を快く受け入れる国は多いそうです。
「魔法について」→魔法はマジックポイントを使うことで発動する奇跡の業です。魔法には様々な種類があります。火を放つ攻撃の魔法や、土の壁を作り出す防御の魔法、はたまた筋力を増強する補助の魔法。魔法はマジックポイントをより多く使うことでその効果は増していきますが、中には幻覚や変化など絶妙なマジックポイントの消費の上で成り立つ繊細な魔法も存在しているそうです。
「温泉について」→温泉には魔力が溶け込んでいます。聖水のようなものであり、浸かったり飲んだりするとマジックポイントが回復します。
・役所
所見:役所の中は白いタイルが敷き詰められた緊張感のある空間が広がっています。役員はあちらへ行ったりこちらへ行ったり、何やら忙しそうです。「用がある人は受付窓口までお願いします」と書かれた張り紙が目に飛び込んできました。
補足:受付の人に『心理学』などを使っても情報が聞きだせる事はありません。受付に言えばマップがもらえます。
受付に冒険者であることを伝えると、フクダと名乗るX国王が登場し、別室に案内されます。
冒険者を前にするとフクダは
「X国は今隣のY国と統合を計画している。現在建築中だが、彼らのために私たちは新たな住居まで与えようと考えている。しかし、彼らは断固として統合を受け入れてくれない。 Y国にはもう老人しかいない。このままでは次にモンスターが襲来した際にY国の住民は皆死んでしまうだろう。そこで、君たちにはY国王を説得してもらいたい。もちろん報酬ははずむ」
と言います。
既に国の重要な情報を聞いてしまっているので断ることは出来ません。
住民の証言との食い違いについて言及すると
「実はY国王と私の父は友人関係でね。父は既に死んでしまったが、遺言でY国王をよろしくと頼まれてしまったのだ。このような理由では住民を納得させることができないため、国を大きくするというそれらしい理由をつけているんだ」
と言い、フラグ【X国王の真意】を回収します。
フクダに言えば、Y国に行くために馬(1日8時間限定。移動時間半減。ただし山は走れない)を借りれます。
2度目の再会で、山を抜けてY国まで行ったプレイヤーがいた際、
「君たちは裏の山を超えてY国まで行ったのかい? それはすごいな。あの山には強いモンスターがいたにも関わらず、それを切り抜けられるとは。君たちとならばあの山を開拓することができるかもしれない。山を開拓できれば、住民を移住させることなく統合させることができるだろう。是非、力を貸してくれないか」
と言われる。彼の言葉に対し、プレイヤーはすぐ了承したならば、次の日の朝から山開拓が始まる。了承しなかったとしても、後から山開拓をしたい旨をフクダに伝えることで、次の日に山開拓が始まる。
【Y国王の真意】を回収し、Y国の真意をフクダに伝えると
「なるほど。私は自分の目的を優先するあまり、相手の気持ちを考えられていなかったのだな。それでは今から言うことをY国に伝えてくれ。『今Y国のために住居を作っているわけだが、あまりに人手が足りない。申し訳ないが統合を受け入れる際、Y国の住居は貴方達自身で作ってはくれないか?力が足らずの私たちに先人のお力を貸していただきたい』」
と言われ、そのことをY国に伝えると、快く統合を受け入れエンディングです(END4)。
フクダ
きちんと整えられた短い白髪、白髭が特徴の50歳前後の男性です。清潔感のあるスーツに身を包んだ彼からはなにか凄みのようなものを感じます。
彼との戦闘は出来ません。どうしてもしたいということであれば、戦闘意識を見せた途端に、目に見えぬ刀による一撃を受け、プレイヤー全ての耐久力が1になり、宿からスタートです。
・商店街
所見:大きな道路沿いに多くのお店が立ち並んでいます。常に賑やかで、人の足が途絶えることがありません。
補足:ここではアイテムを買うことができます。
一品2000円程度でお願いします。交渉次第で値下げしてもいいです。
買えるアイテム
『食料』……手軽に食べれて美味しい何か。どこでも食事が取れます。使用後は何も残りません。エコです。12時間以上食事を取らないと1時間おきに1D3のダメージを受けます。
『回復薬』……塗るタイプの傷薬。使用後、缶が残ります。使用する事で1D3耐久力を回復します。
『聖水』……魔力が込められた水。使用後、瓶が残ります。使用することで1D3のマジックポイントを回復します。