讀書
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開書得名句
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驚鋭爲清冽
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何能解深情
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其由知一瞥
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氣風異昔日
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人心相近切
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我思曾在世
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難輕往古説
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默考編中言
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唯歡學賢哲
【詩形】
五言古詩
【押韻】
入声9屑(冽、瞥、切、説、哲)
【訓読】
書を開きて名句を得るに
鋭に驚きて清冽と為す
何ぞ能く深情を解せん
其の由一瞥に知る
気風は昔日に異なれど
人心相近きこと切なり
我思ひ曽て世に在り
軽んじがたし往古の説
編中の言を黙考するに
唯だ賢哲を学ぶを歓ぶ
【訳】
本を開いて名句を見つけると、
その鋭さに驚いてさわやかだと感じる。
なぜ深い意味を知ることができるのか、
それはパッと見で分かる。
気風は昔とは違うが、
心のありようはそう遠くない。
僕の考えていたことはかつて存在したものだ。
昔の言葉だからといって馬鹿にはできない。
その中の言葉に思いをめぐらす時、
楽しいのは賢者への学び。




