ゆがめた声
黒崎と柴田は鑑識に行った後、藤田製薬会社のライバル会社に行くことにした。生きているの社員は語らないのはわかっているのならやめた人ならという暗示のようなものをかけていくのだ。会社というのは少しおかしな場所だ。上からの指示には逆らえないのなら考えなんていらないようなものだろう。電車の女性専用車両が差別だなんてぼやいている糞がいるがもともと差別を発端的にやっていたのは男性だ。一般職と総合職の始まりも差別だ。少しもわかりあうどころはた迷惑なことをして喜んでいるようにしか思えない。会社の利益を下げたのはきっとそいつの所為だとして訴えてもいいだろう。電車の運営会社こそ訴えて金を払わせないと理解できないバカやカスな大人の同情をしているいじめをして打ち消している学校のようなもの。偉そうにしているだけや邪魔して喜ぶなんて幼稚なことは嫌なのだ。それもネットに流すのは面白がっているだけでろくな団体じゃないなと思ってしまう。同じ性別であっても共感はしない。任意を無断で使って大げさに騒いでいるのだ。もやもやした気持ちのまま、藤田の元社員に会うことになった。社長も共感したのか会議室に行けることになった。
「柴田さん、何を考えていたんですか？」
「ネオンに輝かしてもらっている人間が変なプライドで可笑しくなるものだなって。テレビの世界とか何処かの世界って意外と近くにあったりするものなんだな。」
感心の声を真剣な顔で黒崎は聞いていた。入って来た新人がお茶をもってきていた。何処かの緊張しているのか手が震えていた。初めてなのだろう。誰でも踏むのだからそれがどのタイミングかなんて分かりっこない。扉があいた。初老の人達が入って来たがそのあとに若造と呼ばれる人も交じっていた。並んで一礼をして座っていた。
「藤田製薬会社を辞めたのに話すときがくるとは夢には思っていませんでしたが、元会社とは言え愛着があったんだと思っていたんですよ。」
歴の長い順に並んでくれているのがありがたいのだ。年功序列という制度はなくなりつつあるが何処かの固定観念が残っていればあるということだ。現に警察にもあるのだから。そんなことを考えているとしているのだ。きっと藤田製薬会社で培われた腕を認められたのだ。それなのにやめたのは何かあったのだろう。敗北を知ると人は優しくなのだと思っていたが何処にでもいる権力や圧力でゆがめるのが正義とする悪人が存在するのだ。
