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泣いた烏  作者: 実嵐
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明かりの翳り

羽田の言葉は何処までもへばりついていた。ラポールを出た後、予定していた警視庁に行こうかと考えていたが、やめることにした。薄い言葉に安い行動を縛りつけても誰も評価はしないのだ。堂々としていればいいとか勘違いと誤解で生まれた行動で沢山の疑惑を作り上げているのだ。うわべの言葉は何処を削ってもうわべだ。街中では騒がしい。持論の押し付け合いによって傷つけあうのだ。同情の余地はわからない。コンビニで雑誌を立ち読みをした。週刊誌はただ面白可笑しくデマも真実を仰いでいる。勝手に世間が騒いでいるといっていたが、導火線に火をつけているのは間違いなく週刊誌だ。ネットニュースも嘘を混ざっている。鵜呑みするほど愚かなのかと考えてしまう。立ち読みも体力がいるので疲れてしまった。キャンペーンをしているようだが、くじを引くというものだろう。レジの前に立ってから揚げを空腹のおなかに押し込むことにした。いくらか金額が足らなかったのか後ろにある箱を取り出さなかった。おつりが出ないようにしていたのでレシートだけを受け取って袋詰めされるから揚げを見つめた。丁寧に声を出していた。

「警察は謝罪をろくにしないか。そうだよな。冤罪を生んでも誰かが声を上げたとしてもなかったことにするんだもんな。身内を守っても本当に守らないといけない人を守っていない。」

本末転倒だろうと思いながらから揚げをコンビニの前で食べた。学生がコンビニへと入ってく。部活があったりするのか重そうなものを背負っている。それは世間に出たときのための重さにして試しているのだろうか。何処から生まれた考えを踏み消してごみを再び店内に入って捨てた。時間は早まることも遅くなることはない。信号は決まったシグナルで動いている。赤、黄、青へと変わってく。止まった気分だった。捜査二課は藤田製薬会社を取り締まったということで捜査一課と対等にみられるようになったが、あくまでも立花の見極めの成果を嬉しそうな態度をとっていた捜査二課の刑事たちが嫌になった。彼らは藤田製薬に入るなりあてずっぽうにほっつき歩いただけだった。裏切者が浮き出てからも立花を警戒をしていたのだ。場違いと勘違いを受け入れられなかったのだろう。情だけが取り柄のロボット以下の動きをしなかったのかもしれない。課長も当てもなく歩いてどことなく調べていた。事前に見た会社の中の地図は何だったのだろう。部署を確認するためではなかったのだろうか。手柄を上げることが全てで傷つけてもいいのだろうか。行いが今に帰ってくるのを教えていないのだろう。それは全ての行動が正しいのが前提で謝罪の仕方も教えないのだろう。それが標準なのだろう。

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