始まりの始まり
人は地球から見るとちっぽけな存在だろう。そこにおいて勝手な優越感を出している。小さな渦に埋もれているのだろうか。もし鳥からしてみたらくだらないことをしているのだろうか。何時まで続くかわからない。銀河を確認できるのだろうか。
俺は警視庁の中で邪魔もの扱いされる部署に配置されることになった。出世はできないことを実感した。捜査一課にいる奴は肩書をうらやむのを眺めているのが優越感に浸れていいのだろう。異動が決まってすぐに段ボールに荷物を詰めていると元相棒が駆け寄ってきた。
「立花、お前捜査一課付属のお荷物になるのか。お前も組織に無駄な正義感に偏っているからだよ。」
「俺は腐った組織の渦に染まるの嫌だったから上がったりだったよ。」
相棒であったことより地位に埋もれている楠を眺めた。嘘に埋もれるのだろうとしか思えなかった。彼はでかい音を立ててドアを出た。厄介者を著しく排除するのには警視庁も立場がないということでできた部署。未解決事件を主に扱うことを言い渡されているのは形だけである。そのため未解決事件捜査課と書かれている。捜査一課から場所は近かった。捜査一課にいたときの明かりは感じなかった。鉄の冷たいドアをたたいた。声がしてからドアを開けると放課後の高校生のようにだらけていた。
「君を待っていたよ。此処では君は期待の星だからな。・・・あっ、自己紹介忘れていたな。課長の浅間だ。」
中肉中背の男性の手を出してきた。だが、握手しようにもできる状況じゃないのにかかわらず誰も突っ込まない。冷め切っている。季節がぐるぐると回っているように思った。
「無理だったね。机は決まってないから適当に使って。」
狭い部屋に2人いた。1人はパソコンをいじっている。鑑識の排除だろうか。無駄なことをするなと言われているのだろう。
「彼は広瀬だ。鑑識から来たと思っただろうが、捜査二課からだよ。此処は鑑識と科捜研を使うのは隠れてしないといけない。俺は捜査一課から離れて何年になるかな。絶望してやめた人を何人も見たよ。」
「よろしくお願いします。捜査一課から来た立花です。」
堅苦しい空気が漂った。広瀬はパソコンから目を離したが、少し立花を見た後、あざ笑った。
「此処にどんだけ挨拶しても貴方がいたときほど活躍なんてできないですよ。此処は警視庁の落ちこぼれですよ。どれだけあがいたもがいても出れる檻じゃないこともわかってきてるならなれなれしくしないでほしいんですよ。」
俺にとってはいら立ちが漂った始まりだった。