家族会議
すみません文章がぬけておりました、、、話がつながらないですね。
ここアーマハラ王国の信仰は王家が神の末裔だと言う信仰です。
神が作ったこの世界を管理するために使わされた天子とその一族が発生と伝承されています。
だからこそおおよそ1万年もの間どこの国からも侵略されずに血統を維持してきたわけだけど。
一万年も続いたわりに文化が中世っぽいのは、魔法が使えたりするし、無理に発展する要素がなかったのです。
細かいことにこだわり究極を求めるマニア気質が災いして発展しないかもしれません。
それに三方が海に囲まれのこされた一方は魔獣の多い森と言うこともあって、外敵である他勢力が侵入しにくかったのもありますね。
基本のんびりとしてたと、信仰にも原因はありです。
信仰では世界を管理する神の一族に皆ひれ伏すのは当たり前的な。
まあ、祖先信仰と言うか国全体が家族のようなものだから王様(本家)の血統を重んじているわけね。
最近は他の国からの干渉があるのでのんびりするわけにもいかないけど。
それとアシュレイの仕事の中に何かわからない装置を動かしたりメンテするのもあるんだけど。
前治安局局長達が管理してます。そのうち教えてくれるそうです。
そういうちょっと中二病の入ったような王国ですが、この世界自体が前の世界と違うからなんともいえない。
その王国の最高会議、ぶっちゃけ家族しかいないので家族会議が開かれようとしてます。
国の中枢であるこの家族会議で大まかな方針を決め、緊急性のあるものは即実施。
時間をかけてもいいもの、時間をかけないと無理そうなものは親族会議をして、親族会議をへて他貴族への根回しで実施となります。
今回は先の反政府テロの首謀者が我が国に入り込み、いつの間にかとある貴族に成り代わっていたと言う驚愕の問題だったわけですが、あまりに地方の小さいとこなので監視を怠っていたので地方管理の担当の従妹のマリアナさんが今しかられ中。
「もうしわけありません、わたくしの油断でこんなことにいかような裁定も」
まあ、地方管理の一番のトップなので責任取ると言うことなんでしょうけどねえ。
「マリアナ様だけの責任ではないと思います。これは国内の監視体制を根本から考えないといけないのでは」
私はある案件につなげたいのがんばって発言しました。
「だから、私達神である管理者に刃向うものなど、さっさと潰してしまえばいい」
これ辺境軍司令官であり姉のアルティアさんです。
一応既婚辺境伯の妻ですがめちゃ脳筋です。なんかすごい兵器管理してるようです。
一応兄弟と言え各部署の管理者の力は王様だけしかしりません。
「昔みたいに簡単にいかないよティア、今は経済が循環してるからね。潰してしまえば周辺諸国が貧困に陥り紛争が始まる」
宰相である従弟のエドアルドさんがそう言ういいます。
「だいたい、あの髭がだめだと思うんですよね、髭面が多いから、変装可能でスパイが入りやすいと言うか」
我が国の将軍を務める次兄のアルフレッドさんが髭について言及しました。
今回テロ首謀者は他国のスパイである貴族に操られていたのですが、そのスパイは元の貴族一家を惨殺しなりかわっていたのです。
当主は似たような容姿に声と髭で覆われた顔、女主人は厚化粧で似せていた上に、使用人を解雇しまくり入れ替えたのと、田舎貴族なのであまり社交的でなく、親類も遠く離れていたせいで、入れ替わりが露見することがなかったのです。
こんなことが起きるとは夢にも思わないことがさらに発覚を遅くしてたわけですが、テロを主導したことで一気にばれたわけです。
私のサイコメトリーを知らないから影の影に隠れていればわからないと思ったようですけどね。
まあ、これであの忌々しい髭を葬れるチャンスです。
アシュレイをはじめ我が王族は目がおかしくなるほどの美形なのですが、何せ中性的な美しさなので、あの無骨な髭が致命的に似合いません。その上髭が生えにくいので疎らできたない。
長男の陛下や次男の将軍なんか付け髭ですよ、、かないしいかな付け髭。
みなさん知らぬふりをしてくれてますが、こんなことは良くない我が家的に!
あと私が嫌なんですよね。
髭の男性には申し訳ないけど、
ダンディな綺麗にそろえた口髭ならまだしも、髭熊顔は独断と偏見で嫌なんですわ。と言うことで。
「治安局としても今後髭や過度な化粧によるスパイの潜入を許すわけにはいけませんので、髭も化粧もある程度制限したいと思います」
「どうするつもりだアシュレイ」
陛下に問われ私は満面の笑みを浮かべました。




