もう一人はセバスチャン、趣味まるだしです。
すみません風邪ひきまくりです
マリーさんは大成功でしたね。
主に書類関係をやってもらって、何かあればコンタクトしてくるので、まじたすかります。
アンドレアがもう一体だけならやれると言うことで、今度は治安部隊の書類専門に男性型をお願いしました。
もちろんいぶし銀のような貫禄がありそれでいて品格のある執事のような人をチョイス。
執事といえばセバスチャンですよ、セバスチャン!
「セバスチャン?カトラリーで戦う機能つける?」などと言ってましたが、なんでしょうか、セバスチャンの武器ってカトラリーだったのかな?
あの名作子供向け作品で戦うシーンあったかしらと思いながらも、不足の事態にそなえてチョイス。
治安維持部隊の書類係だしねと思ってたんですが、何があるかわかりませんからね。
セバスチャンもマリーも、もともと掃除用ゴーレムとして開発していたそうなので、治安維持部隊の本部の掃除も書類と並行でやってくれる上に、便利に書類やらも区分し、見やすくしてくれて本当に部下の人から喜ばれました。
いや、私もがんばって綺麗にしようとは思ったけど、公爵が割烹着着て掃除はやめてくれと言われ、かと言って部下さんも忙しいからできずになっていて、本当、おかしくなりそうでしたけど、ああ、これが本部かしらと思うすばらしさ。
整理整頓は素晴らしい。ラベル貼りも完璧で分かりやすいです。
「この書類はここに、これはこちらに、もとに返却するようにおねがいします」
セバスチャンの眼鏡がきらりと光る、目力による部下さんへの教育。
そう、整理整頓の肝は決められたところに、必ず戻すと言うこと。
こう言うね、きっぱり指導できる人が欲しかったわけよ。
部下さんも老人とあなどることなくと言うか若干畏れている模様。
私がいなくてもいいですよね。
本当に二人のおかげで愛する娘たんとゆっくりできますよ。
ありがとう!アンドレア様。
「で、これが、その仕打ちですか?」
アンドレアが半眼で睨んできました。
ええと、そうなんですよね、時間が取れたので、攻略対象洗脳計画を実効しました。
つまり我が家に攻略対象を招いてと言う。
「おい、これはどうなっておるのだ」
「こっちにいってみるぜー、ディアナも来いよ」
「待ってください」
「やかましいわ!」
子供達の天使のような叫び声が聞こえます。
最後の敬語無しでの怒りのセリフはアンドレアですね。
ええ、王太子や宰相のお子さんと言う高位貴族といえど、子供は子供なんです。
いろんなものがあればはしゃぎますよね。
デイァナちゃんは同年齢の子供が来て楽しそうですけれど、アンドレアは怒ってます。
そんなに頻繁にならないのでと言うか、アンドレアは隔離すべきですね。




