私怨により髭撲滅15
ブラック企業勤めなので更新遅くすみません。
この世界にも、芝居や音楽のためのホールが王都にはあるわけ。
そこでは音楽付の演劇が披露されるんだけど、あまりおもしろいものではない。
いわゆる定番の催しのようなもんで、仕方なしに貴族や金持ちが義務的に観劇してるんだよね。
ストーリーが教訓まるだしの定番だし。
配役が子供役以外は髭熊だらけで、いったい誰が美男主役やなのか脇役なのかわからん。
服装で覚えてるわけだ。
髭愛好の人から見れば、同じ熊でも違うように見えるんだろうけど、マニアや権勢欲の強い人くない若いご婦人には評判は良くないのよね。
伝統芸能にあぐらをかいてるようではいかんよね。
ここから変えていかないと、子供達に人気が出てはじめて、続いていくわけなんだから。
王家やこの国への愛国心を植え付けたいと言っても、だらだらと古臭いのやってると興味さえもたれないつうの。
などと王家のみなさんにプレゼンしたら、姉上の応援をがんがんうけて、劇団を手中に収めました。
いやだって、私のような偉いはずの人の言うことを、あの髭熊劇団の奴らはまったく聞こうとしないんだからねえ。
慣例がーとか、いままでの伝統がーとか、日本の公務員が前世なのかしらと思う融通のなさ。
そこで私の言うことを聞いてくれそうな人々をシオンくんに集めてもらうことにしたわ。
いわゆる干されて、雑用で人生消えてくだろう人々を我が家で雇用なわけです。
給金はアンドレア様の発明品がバカ売れするので、うはうはだし、劇団の公演の時に宣伝活動すればさらにまた。売れるんじゃないかしらね。
あまりにもありがたくて、アンドレアに様つけして、嫌がられている私でした。
しかし、本当人手がたりないわあ、、アンドレア様ー青い猫ロボ作って欲しい。




