私怨により髭撲滅13なかなかすすまないですね
「あの、公爵様、、作戦会議はいいんですが、コロコロいい加減やめてくれません、気になるんですが」
「あ、ごめんねーつい目についたとこをやってしまう」
そうコロコロあの前世での世紀の大発明、おばちゃんの救世主であるコロコロをアンドレアが所有してたんです。
なんでも反テロアジトで毒とかポーションとか作って汚れたとこを掃除するのに片手間で作ったらしく、前世研究者といえど、几帳面な人なので、ゴミをかたずけるのに開発したのが、スライムゴーレムの自走人形と、このコロコロ形状のものなのです。
スライムは魔獣なんですが、さすが前世での才能!
それから主婦の必須アイテムであるクエン酸と重曹も大量に作ってもらえたし、本当にすばらしい!アンドレアは我が家の家宝です。
最終よその子になってしまうのが残念です。
「それと何気に着てるけど、それ割烹着ですよね、あたまも三角布かぶってるし、、すんごい違和感あるんですけど」
「二人だけなんだからいいじゃない、アンドレアだって何その白衣?自分の作ったの」
そう、私達は今錬金術研究用と称した離れ家にいるわけだけど、ここには使用人を入れないので、各自思い思いの服を着てるわけで、私は公爵と言う立場上、ウニクロ風の服を着るわけにはいかず。
前に前世知識で作ったラフな格好をしてたら、そんな恰好で使用人に示しがつきませんとしかられました。
だいたい貴族ってメンドクサイですよ。
どうして、いちいち着替えるのでしょうかね。
部屋着、部屋から出るのに着替え、夜の晩餐で着替え、家から出るのに着替え、、。
本当はもっと細かく着替えるのですけど、あまりの非効率に頭きたから、寝るときの部屋着と、部屋からでて活動着、家から出る着替えにしました。
それをする担当さんの仕事を奪うとか言われてもねえ、非生産的なので、他に仕事作ってそれをやってもらうことに、貴族ってこんな時間を無駄にして時間は金なりの元パートさんとしては怒り心頭ですね。
と言うことで日本の昔の人はえらかった。
着物文化であっても動きやすいように割烹着、脱いだらすぐに正装に早変わりなんだもん。
アンドレアの白衣もいいけど、前がかさばると動きにくいんですよね。
「薬品やゴミが付いてると危険なこともあるので、これ便利なんです」
「便利はいいけどアンドレアは、、あきらかに部屋着の上から着てるだけだよね、私だからいいようなものの、見つかればレファーソンさんに叱られるよ」
「その時はその時と言うことで」
「私はかばわないからね」
言ってやると若干アンドレアは顔色悪くなってます。
「じゃあ、作戦会議の続きを、、と言うか、ディアナ様補完計画を開始しますか」
話を変えるようにアンドレアが、なぜか机の上にひじをつき、口元で手を組み合わせてそんなことをいい始めました。
何なんかしら、保管計画って、ディアナを保護ってことでいいのよね。
あながち間違いでもないので、ぶっちゃけの作戦会議を再開しましようかね。




