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私怨により髭撲滅10ゴーレムマスターの視点から

毎日1行づつ下書きしてます、そして推敲してこれなんですみません見逃してください。

「さて今回の記念企画の一環としまして、お手元の用紙をごらんください」

 円形の演劇ホールのような会議場の、真ん中に黒板を背に初老の女性が今回の建国記念祭の説明をしている。

 温和そうではあるが、威厳を感じさせる上品さを併せ持つ婦人は、今回の建国記念祭の中心人物である公爵にいきなり抜擢されたのにもかかわらず、その才能をいかんなく発揮していた。

 

とか言うのが公爵の流している噂で、、マリー・ミィシェーレ婦人は息子一家が流行病で病死したあと親戚にまかせ隠棲していたけれど、領地の跡継ぎ抗争がひどくなったので、養子を取って復帰したと言う設定。


その正体は僕のあやつるスーパードールゴーレムである。


養子はもちろん僕でこうやっておばあちゃん子を装って近くにいて操ってるわけだ。


人間に酷似した姿と表情と振る舞い。我ながらすごいと思う。


見破る奴もいるだろうと言うことで公爵が隠ぺいのために幻影と探知されないように、弱い魅了の効果を付与している。


いくら道具には魔法付与できるからと言って、精神系を錬金スキルないのに付与する公爵もチートだ。



 だが問題はある、こう言う会議にいちいち僕が出ないとならないのが苦痛なのだ。


 こんなことなら、僕のドール達を見せるべきではなかった。


 本当なら、すごいとか言わせて、これを研究したまえとか国家レベルの補助が貰えるかも?


 もし悪い方向にいくとしても僕のドール達の力で逃げ切ることは可能だとは思ってたけれど。


 この展開の想定はなかった。


 しかし、これが公爵の影響力を強め、対邪神やヒロイン対策に付与できるとなれば仕方ない。


 それに僕はゲーム自体はいまいちではあったけれど、神とあがめる絵師様の描いた世界に生きることができて、その絵師様の最高傑作であるとされる公爵に頼まれてしまうと否と言えないのだ。


 前世は同じ日本のおばちゃんだったようだが、今の見た目はばっちり絵師様のリアル版。


 プラチナブロンドはありえないくらいにさらさらきらきらしてるし、澄んだ青い瞳は発光してるんですかと思うようなきらめきだし、身体全体のバランスもすばらしいから動きも優雅この上ない。


 おまけに顔は神絵師様の絵そのもののバランスがとれた美しすぎる造詣で、自分の顔造詣も大概レベル高いなと思うが、王族(面接させられました)はさらにすごかった。


 その中でも際立つ美しさって、暴力のようなもんでしょ。


 本当に存在自体が発光してるんだよな。


 こちらの世界に来てからも、絵師様にあこがれて三体ほど公爵をまねたドールを作ったけど、本物には及びもつかん。


 いやいつかはそれを越える予定だけどな。


 絵師様もこのいまいちな作品のど屑な設定の男に、なぜこの美貌を授けたと前世では思ってたけど、それを今世で堪能できるのだから、良かったかもしれない。


 いや僕が苦労させられるのなら良くなかったかもしれないな。









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