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TRUMP・GAME  作者: FORTE
25/28

第9話-現在-


少女は首を締め続けていた


「…っ!」


不意に、首を占めていた手を緩める。


「…殺したら、あなた達と同じことをしたことになっちゃう…」


泣きそうな声で少女は言った。


不意に、少年は言った


「なら、俺と来い」

「俺の死ぬ所を見届ける権利が、お前にはあると思う」







「こうして、俺とイアは一緒にいる」


Clownは目をつぶりながら語った


「え、じゃあ最初は嫌いだったんだ?」


ホタルが聞く


「嫌いというか憎かったけど… 一緒にいるうちに普通の人だってわかったから」


リトは答える


「つまり、その儀式をまたやろうとしてるってこと?それと竜巻がどう関係あるんだよ?」


カズヤは問うた


「…儀式に失敗すると、その人間はブランクになる」


Clownは苦虫を噛み潰したような顔で答える


「俺の姉は、この街全体に儀式をかける気だ」


その時、突然空が明るくなった


「お兄さん、話してる時間なさそうだよ」


ミコトはそういうと、いきなり『刻印』を解放した


「ミコト、何する気だ」

「お兄さん、正直に教えて欲しい」


Clownが尋ねると、ミコトは真面目な顔で言った


「お姉さんに、勝てる?」


Clownはそれを聞いて、顔色を変えず答えた


「もちろんだ」


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