プロローグ2-目つきの悪い学生-
注意
この作品は作者の妄想(以下略
前回に引き続きプロローグではないプロローグです
とある学校の屋上
そこには二人の制服を着た生徒がフェンスに腰かけていた
一人は黒髪短髪で背が低く、目つきがするどい男子生徒
一方もうひとりは黒髪長髪、長身の可憐な女子生徒だった
「なんか、最近増えたよねぇ」
「なにが?」
「虚無」
「そうかなぁ」
そういうと、女子生徒は立ち上がりも男子生徒を見下ろす
「だってもう今月2件目だよ?襲われたって報告」
見降ろされていた男子生徒も、ゆっくりと立ち上がる
「前からそんなもんじゃなかったっけ?」
「いいや、少し前までは2か月に1件あるかないかだった」
「そんなの覚えてないよ」
立ち上がった男子生徒は、大きく伸びをした
「そういえばさ、ミコト」
女子生徒は男子生徒に声をかける
「なに?」
そういうと男子生徒…「ミコト」は女子生徒と目を合わせる
「今日の放課後暇?暇だったら家で勉強教えてほしいんだけど…」
「今日?別に予定はないけど…」
そう言い終わった瞬間。ミコトのポケットが震える
「…間が悪いなぁ、"お兄さん"は…」
誰にも聞こえることのない小さな声でそうつぶやくと、ミコトはポケットからスマートフォンを取り出した
「?ミコト何か言った?」
「いや、なんでもないよ…ただ、今日はちょっと無理そう、かな」
そう言うと、ミコトはスマートフォンの画面を見る
そこには送り主が"JOKER"と書かれた内容のないメールが表示されていた
やっと登場人物が一人出てきたのでこの調子で全員分書いてしまいたいです
先は長いのでちまちま書いていきます