番外編-ねこ-
注意
番外編です
本編とは関係ないです
Clownが家に戻って数分後
その足元にはダンボールに入った猫がいた
「えと、買い物行って、裏道通ったら…」
リトは目を逸らしながら弁解する
「ニャーって鳴いてたんだって」
ミコトはそれに付け足す
「それで?」
Clownは足元の猫を見ながら言った
「毛もボサボサで可哀想だったから…」
「拾ってきちゃったみたい」
リトとミコトは、Clownの顔色を伺っている
Clownはじっと猫を見つめていた
「…」
ニャァ、と猫が鳴いた
Clownは一つ溜息をつき、リトに問いかけた
「で、こいつをどうする気だ?」
リトの体がビクッと跳ねる
ミコトは本を読んでいるふりをしているが、チラチラとこちらを観ているのがわかる
「その…飼ったら、ダメ、かな…?」
Clownは嘆息した
そして、テーブルに5千円札を勢いよく叩きつける
「…ペット用のシャンプー、それから餌とトイレ」
リトとミコトは一瞬呆気に取られた
「早く買ってこい」
「…!うん!」
リトは五千円札を手に取ると、小走りで玄関へと向かっていった
「…名前を付けてやらないといけないな」
「お兄さん猫好きだからねぇ」
今日道端で猫にあって、その猫がめちゃくちゃ可愛かったからつい書いてしまった
ちなみに俺は猫派です
犬は怖いです、猫派です