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12月31日
年越しということで
今年はお世話になりました
来年もよろしくお願い致します
…とある神社
「人多い…」
リトはその人混みの中にいた
「仕方ない、みんな考えることは同じだからな」
Clownはそう返した
すると、突然後ろから声をかけられる
「あれ、お兄さん達!」
そこには、ミコトが1人立っていた
「何してるの?」
「見ての通り、お参りだ」
「偶然だね、俺も一緒に行っていいかい?」
ミコトは少し驚くと、Clownに問いかけた。
「リト」
「…うん」
「やったね、お兄さん、俺射的やりたい!」
「お参りしてからだ」
「お賽銭っていくらがいいんだっけ」
「基本5円だ、“ご縁がありますように”ってのと掛けてるらしい」
「なんか聞いたことあるね」
ミコトは5円玉を握り、賽銭箱に向かって投げ入れた
リトとClownもそれに続く
二礼、二拍手、一礼
「…よし、行くか」
「お兄さん、射的!」
「分かったよ」
「…人混み…」
リトはため息をつき、二人の後を追った
12月31日にお参りに行くのは家だけですかね
?
とりあえず、良いお年を