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5 編集中(話は変わっておりません)

2日ほど更新できませんでした!すみません!

 一ヶ月というのはあっという間で、五月が来ればもうクラスでも連むメンバーという物がが決まりつつある。

 シナリオでの檸檬わたしは、琥珀様のお気に入りということもあって会長ファンクラブの子以外とはほぼ喋らず、近寄るなオーラを出す一匹狼状態だった。まあ、一匹狼と言えば聞こえはいいけれど、実際ただのボッチだっただけなのではないだろうか……(合掌)。

 だから、「悪役としてどうなんだ!」と言われれば問答無用で檸檬ビームをお見舞いするが、今も私は腐女子二人組と行動を共にさせてもらっている。

 しかし、美少女二人は相変わらず謎の言語で話をするので、薔薇にも百合にも詳しくない私は全くついていけない。そんな時は宇野君を呼ぶに限るのだが、最近は十数人の男子グループから抜けたようで、地味ーズ……じゃなくて真面目そうなメガネ男子五、六人と行動しているので近寄りがたい。メガネ男子の大量発生怖い。

 そんなこんなで居場所が無くなりつつある私だが、相変わらず会長ファンクラブの皆さんには気に入られていると自負している。世話好きな先輩も多くていつも私に良くしてくださるし、琥珀様が会長の恋を応援すると宣言してから、周りの視線が突き刺さらなくなってきた……気がする。

 近頃琥珀様は少し元気がないが、いつも「病み上がりだから」と微笑みながらかわしている。彼女の体調が良くなってからもうすぐ二週間経つなんてことは言うまでもない。

 明らかに落ち込んでいる琥珀様に、私から「新しい恋を探せ」だなんて無神経なことは言えないし、他の攻略キャラ達は彼女と話したことすらない人ばかりらしいし……。

 そうなった時に、会長以外で彼女と深く関わりがあるのは副会長であるひいらぎ青葉あおば様。実際この前も琥珀様をお姫様抱っこしていたし(羨)。

 私としても、憧れの二人にくっついて欲しい気持ちはあるから、是非とも副会長には頑張って欲しい!というか、いつもクールな副会長の目が琥珀様を映す時だけ優しげになることに最近気づいてしまったのだ。

 なんだか、私の周りでカップル成立フラグがバンバン立っている気がする。あ、悔しいとかはないよ?ないけど……。

 なんだか悲しさが込み上げてきて机に打っ伏していると、頭上で私の名前を呼ぶ声が聞こえた。あ……しまった。今授業中でした……しかも私の席一番前でした……てへっ(棒読)。

 教室が笑いに包まれる中、数学教師でこのクラスの担任であるオッサn……ぶふっ……後頭部がダンディーな先生に促されるまま席を立った。しかし、全く話を聞いていなかったので内容が分からない。

 「ほら、黒板に答えを書いてみろ」だなんて意地の悪い笑みを浮かべる先生がウザくて仕方がない。いやー、私が悪いんだけどね……。とりあえず振り返ってダンディーちゃんの後頭部に檸檬ビーム!

 しかし、どれだけ睨みつけても答えが出てくるはずがなく、羞恥に耐えて「分かりません」と言うのが得策かな、と思い振り返った。……が、突然一人の男子生徒――宇野君がこちらにやって来ると私の持つチョークを奪い取った。……え?何事?

 そして、呆れるほど素早く答えを書き終えた宇野君は、ちょっとドヤりながら先生に告げた。

「この問題はまだ教えていない単元だって先程仰ってましたよね、先生?」

 そう言って席に戻った宇野君は、今までよりうんと頼もしく見えた。ドヤ顔が玉に瑕だけども。

「ははは……やっぱり宇野には敵わないな。ジョセフをからかったから妬かれちゃったか!」

 先生は意味不明なことをほざくと、ぐしゃぐしゃっと私の頭を撫でた。……ジョセフって呼ぶなし。

 クラスが笑いに包まれる中、先程まで高慢な感じだった宇野君が耳まで赤くして俯いていた。

 ついでに私も指を指して宇野君を笑ってみたが、何かをぶつぶつ言いながら上目遣いで睨まれた。なんか可愛い。

 結局その日は、一日中皆にからかわれることになってしまった。それと同時に「ジョセフ」というあだ名が広まっていくことなど言うまでもない。

次回多分急展開です。

お読みいただきありがとうございました。

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